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農作業の心地よい疲れ

 昨日は、人から誘われ、新タマネギの収穫体験に行ってきました。

 この人は、最初の職場が一緒で、それ以来、長きにわたりお付き合いをしている方です。今は完全にリタイアして、地元である千葉県の外房地域で、農業を営んでいます。

 タマネギというのは真上に引っ張れば簡単に引き抜くことができます。あとは、ひげ根と葉の部分を枝切り鋏で切り取り、畑に放置して天日で乾かしておく。

 その後、乾いたタマネギの泥を落とし、ネットに詰めて持ち帰りました。目いっぱい詰めたので、12キロ以上ありました。

 新タマネギは、この時期の風物詩で、苦みが少ないので生のままでも食べられますし、ラップに包んでレンジでチンしてポン酢をかけてたべると、甘みを感じられてとてもおいしいです。

 農作業をやってみて、陽ざしの強い中での作業でもあり、終わった後は少し疲れましたが、適度な運動で、健康的な疲れという気がしますね。

 タマネギは、見た目は簡単そうですが、病気には弱いとのことで、病気とかになるとしばらくその土地での栽培ができなくなるので、収穫までの間、薬を使いながら守っていく、その過程は辛抱強さが求められますし、天候にも左右されるので、手をかけても確実に収穫できるかはわからない。

 また、現実に収入となると、趣味の延長線上で小遣い稼ぎ程度にはなりますが、生業の柱に据えるのは、厳しいものがあります。

 とはいえ、スーパーで買い物をして料理を作るのと同じで、農作物を育てることは、自分の生活の基本である食を理解することにもつながり、個人の食糧安全保障の面でも、最後の砦になりえるので、自分で田畑を持たないにせよ、こうした農業にかかわる人たちとつながりを持ち、関心は持ち続けていきたいものです。

 連休の後半は、3日に怠惰の沼に落ちかけたものの、その後、教科書発掘や、気鬱気味になっている母のフォロー、大学近くで同学の知り合いとの飲み会、タマネギ収穫体験と、そこそこ活動し、疲れがたまっているので、今日は最終日でもあり、本を何冊かもちこんで、コワーキングスペースで学びに耽りたいと思います。


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