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バーミリオン星域会戦的な1週間

 今週は何とか対岸まで泳ぎ着いた感じです。
 週初に想定していない事態が次々と舞い込んできたため、作戦で考えていた配置の変更を余儀なくされ、最後の方は戦列が崩れつつ、何とか守り切った感じです。
 週初は、戦力を分散して各方面の対応に当たらせ、本陣では全体を俯瞰して予備兵力を投入、といった感じで余裕をもって臨んでいたつもりが、想定外の事案が本陣に突撃してきて、総大将が直属の兵力だけで対応せざるを得なくなり、各方面も想定外の激戦を強いられて身動きが取れず、本陣はギリギリのところまで追い詰められましたが、何とか猛攻をかわした(とはいえ、次週に先送りするところが精一杯)ところです。
 「ああこれって、バーミリオン星域会戦だな」と嵐のさなかで考えていたのは、銀英伝が自分の生き方に深く根付いている証左でしょうか。
 
 現状の心身のコンディションがイマイチで、常に6割充電で乗り切っていることを考えると、よくやっているなと思う反面、このままここで生き残ることができるのだろうかと考えてもしまいます。
 とはいえ、組織の厚い壁に守られていることで、多少調子を崩しても、不十分ながらも戦力の補充がなされますし、後方支援という、見えない事務手間を任せることができています。これが外に出てしまうと、自由を一瞬は手に入れられますが、そこからは自分で丸抱え、すべての責任と対応がのしかかってきます。
 組織を外れるのではなく、シームレスに新天地に乗り込んだとしても、瞬間風速ではステップアップできたとしても、そこで成果を出し続けられる保証はありません。
 今のところでは、何度か調子を崩したり、崩しかけても、長年打席に立ち続けてきて、コンスタントな打率を残しているから、組織もそのへんは目を瞑り、変わらず評価してくれている面はあります。
 こうした思考をおそらく「社畜」というのであり、これからの変化の時代においては、どこかの流通業のように、別会社に売り渡され、そこで雇用は守るけど、これまで未経験の職種に配置転換するからあとはそこで頑張ってくれ、ということや、そもそも組織がぶっ飛んで、いきなり裸一貫で無人の荒野に放り出されてしまう可能性もあります。結局、金融政策が身動きが取れないことに象徴されるように、この国全体がかなり無理をしているわけですから、ハードランディングの事態は十分考えられます。
 現実の磁力が強いゆえに、志向は現状最適の方向に常にバイアスがかかりがちですが、そうした外の世界で生きる自分も想起する必要はあり、そのためにも、自分の文脈から離れた人とのつながりは、大切にしたいと思います。

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