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淡々と投資し、意欲的に仕事に向き合い、バランスの良い人生を歩む

 このところ、引っ越しをしたことに加え、それにあわせて収納関係や子供たちのプライベート空間確保のための家具類を買いそろえたことで、かなりの出費となりました。

 ただ、従来より海外商品主体の投信積立を2つのネット証券で積極的に行ってきたことで、このところの国内株価の下落局面においても、運用額としては増えている状態にあり、値上がり率の高いいくつかの商品は売却して現金化しておくことで、銀行の現金残高とあわせ、いわゆる手元流動性を確保しています。

 その他、自分があまり意識しないところで、運用益は出ないけれども、確実に天引きできる、銀行の積立預金とか、職場の財形積立、それに加えて、手元流動性には乏しいものの、将来の備えとしてのIDECoでの投信積立も別途行っており、また子供二人の口座にお金を入れて、投信積立で運用を行い、二人分の学資保険も毎月支払っています。

 正直、一馬力の家計の毎月の収支は余裕がないんですが、余裕資金は基本遊ばせずに、いろいろ天引きをしていることもあり、その果実が運用益のプラスとか、株の配当や優待といったかたちで還元されることで、これまで、家計的には無理に切り詰めることなく、何とかやってきています。

 資金運用は、短気で成果を求めず、長期戦を前提に、自分が細かく運用益を気にしてメンテをすることなく、淡々と運用を続けることで、運用が実り、熟した果実をもぎ取ることで、足元での資金繰りを助けている、そうしたサイクルが比較的うまく回っているようです。

 運用は、がっつりかぶりついて日々の動きを捉え、短気での売り買いをすることで資産を増やしていく方法と、ある程度の金融知識をもとに、最適な分散投資と最安の手数料のもとで、ほぼ自動運転にして、時々メンテをするぐらいのズボラ運用の、どちらか両極端を選ぶことが、資産運用の成功率は高いように思います。

 中途半端に相場を見て売り買いしても、買い時と売り時の見極めは非常に難しく、そこにエネルギーを費やしても、結局は市場の想定外の動きに持っていかれます。自分も投資家のごくごく初期に、FXに少し手を出しましたが、時間と認知を奪われ、両張りにした結果、身動きが取れなくなり、そのうちリーマンの為替急変の谷に落ちて、損切り、強制終了させられました。

 投資は大事なんですけど、それを生業にしていない限り、時間と認知を相応に奪われ、お金に対する執着心を燃え上がらせることで、マイナスの感情を活性化させてしまうので、そこにプライムタイムを投入し続けるのは、人生の使い方としては、勿体ない気がします。

 ある程度、運用に成功して資産を築いたなら、そこで自動運転にしないと、人生の終盤まで、資産形成に追われてしまうことになります。自分は金持ちになったことがないのでわかりませんが、どうもお金は稼いでもこれでいいやとはならないもので、安全安心をお金に求めると、どこまでも際限なく欲しくなるようです。

 僕自身ももう少し稼ぎたい、という思いも正直ありますが、今のところ、生活が追い詰められて困窮することなく、意欲を持てる環境ではたらき、安定的に収入を得ることができ、投資もまあまあ家計の助けになるぐらいの果実は実らせてくれているわけで、あまり欲張らず、どちらも少しずつ、稼ぐ力をつけていく中で、長く健康的な生活を送りながら、最後まで何らかの社会的な役割を果たし、バランスの良い人生を送っていければと考えています。
 


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