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映画と本「嘘を愛する女」〜一生様得

本を読んだあと、映画も見ました。

本は、映画を小説化したそうです。



そういえば、
最近同じような物語を見聞きするんです。

『市子』『ある男』とか。

愛した人には秘密があった、、という。

なぜだろう?

・・・・・
高橋一生とそのファン得な作品ですね。

特に映画は、

主人公のゆかり(長澤まさみ)が
めちゃ嫌な女で

小説の方が可愛げのある、
あたたかい女性です。

・・・・・

小出(高橋一生)には
過去、妻子がいた。

妻は幼子を殺した。

小説では、
夫である小出は
法廷に出廷したり
子どもの供養を
じじばばたちとやらなきゃいけない。

なのに全てを放棄して
何年も放浪した。


ゆかりにはまるっと嘘をついていた。

ひでー野郎じゃないですか?
弱すぎないですか?


妻はひとりで育児の辛さを抱えていた。

同じ家にいて
妻のこと何もわかっていなかった。

小出の罪悪感、絶望はわかるけど
逃げ出すか?

・・・・・

映画版では
微妙に設定が変わっていて


なんとなく

″一生様、しょうがないよね″

と思わせるところがある。

ゆかりがわがままなんだよ

一生様がいるのに
浮気するようなやばい女だよ″


と思わせようとする。

そして

最近人気の吉田鋼太郎を
怒らせる嫌な女。

映画では
あえて一生様ファンの川栄李奈を
登場させて

やっぱ一生様って、
芥川味あるよねーと思わせる。

・・・・・

なんすかね

最近の映画の衰退感。

誰かを落として
誰かを上げる?

推し活推奨映画?

・・・・

最後は
結局まるくおさまるわけだ。

嘘を愛したのは男だし。

読後感も、見終わった後も
なんだかなー、、

納得いかないため息。



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