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ワンコにしあわせ?なんてきけない、

家のワンコが
なぜ僕とわかりあえるのか
ちっちゃい子供なのにお母さんから
離されて、訳の分からない大きな生き物の
世界へひとりぼっちで連れてこられたのに

自分が望んだ訳ではないのに、ワンコの世界から人間の世界で生きなくてはならなくなったから、生きるために、食べるために、
眠るために、ここで生きていけるように
慣れていかなければならなかった。

ワンコ同士なら許される行動も
訳の分からない大きな動物たちとの暮らしでは出来ない事も命がけで学んだはず。

訳の分からない大きな生き物が大きな声出して近づいてきたら、それが笑い声でも、怖いはず、
お母さんより大きな生き物知らないし、
お母さんより大きな声も知らないのだから。
だから、僕たちを知ろうとしたんだ。

たぶん、
僕が、ワンコのサイズで、
ひとりで知らない世界に放り込まれたら
恐くて仕方ないだろうな。
できるだけ、安全そうなところに
身を隠して、自分と違う姿をした
生き物がどういう動きをして
何を食べて、何を飲んで、いつ動かなくなるか?何に興味持っているか?
そして、僕にとって危険かどうか
観察する。

危険だと思ったら
自分と違う生き物たちが、動かないときに、食べモノ探さないといけないし、どこが安全かもっと調べないと、それと寝る場所も見つけないと。

とりあえず危険ではない様子だったら、いつも危険はないのか、他に危険な相手はいないのか?よーく観察して、その上で僕のことに気づいているかいないのか?確かめようとするかな。

気づいてないなら、相手が動いてるときに、僕も一緒に動いてみて、、「あれ、何かいるぞ」と感ずかせてみる、それで警戒するのか、仲間を探すように振る舞うのか、暴れないか、予想外のことが起きないか観察する。

僕に感ずいて、そこで怖い事が起きなかったら、僕を見ても危ない事が起きないか、怖いけど試してみる。
僕は何も敵意は無いし、何も困ったことは起きないとわかってもらうように、身体は丸く見せた方が良さそうだから屈んで笑う。
勿論、すぐに逃げらるようにつま先には力を入れて、逃げられる方向に向けながら。

僕に興味もってそうだったら、僕も興味あることをわかってもらいたいから、近ずいてみる、ゆっくりゆっくり。
僕も、相手を見たいけど、今まで観察を続けてたわけだから
相手が僕を観察する番だとおもうので、
よーく見てもらう。
そして、ちよっとづつ近ずく、
笑って笑って、ちよっとづつ。

ワンコの気持ちを推理しようと思ってみたけど、なんか悲しくなってきた。

自分を、ワンコのサイズにして
この世界を考えると、
世界は恐怖の連続のはず、

そばに、せめて仲間がいればいいけど
仲間もいない。

そんな、世界にいるワンコに
言葉があったとしても、何をどう説明したら
いいのだろう。
なんで、お母さんから引き離したの?
ワンコたちの世界を壊すの?
群れで暮らさせてくれないの?
答えられない。

僕は、ワンコを幸せにしてあげたと
思っているけど、
そもそも、誘拐犯なんじゃないか僕は。
そんな僕が、ワンコに「しあわせ?」なんて言えない。

僕は、人の、勿論自分の罪も自覚して
ワンコに仲間と暮らすことをさせないのだから、寂しいことをできるだけ感じさせないようにしよう、そして繰り返し繰り返し何度でも、優しい声で、だい好き。とつたえよう。
望む事をさがして、叶えるように頑張ろう。
僕の顔て良かったら、いつまででも、舐めてもらおう。おいしいごはんを作って、食べる楽しみを満たしてもらおう、太らないように気を付けて。

大事な、アンジーくん。
家に来てくれてありがとう。
毎日が嬉しいよ、ありがとう。









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