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がんセンター濃い2日間

昨日3日は、朝8時に築地がんセンターへ向かうタクシーで何故か寒気が止まりませんでした。8時半から内視鏡センターで受付、9時から腸内洗浄。寒気がずっとおさまらない事を看護師さんに伝えると、血圧を測って見ましょう、下剤の反射かもしれないので、洗浄はゆっくり行きましょう、と爽やかな笑顔で励まされました。

血圧は普段、上120下90くらい。
その日は、上98下62。お目にかかった事のない数値でした。通常の3倍かけて洗浄液をチビチビ。ダウンコートを着込んで、ニット帽子を被って、タオルケットを借りて膝にかけても、ガタガタ震えが来るほど寒気が止まらず、洗浄液をストップ。その後何度も血圧を測り、ベッドに空きがでたから横になって、血圧戻ったら再開しましょうと、寝かせてもらうことに。。

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しばらくして、血圧が上107下86になったので、鎮静剤回復所のストレッチャーに寝かせてもらいながら、時間かけて洗浄液をチビチビ。洗浄が完了したのは、16時すぎ。1番最初に受付したのに、1番最後に内視鏡検査。点滴管を入れて、鎮静剤で朦朧とする中、夢か幻覚か、内視鏡の先っぽに乗って、自分の腸内を見たような気がしました。(完全に夢ですね)フワフワしながら検査終わり。

回復所のストレッチャーで安静時間を過ごしていたら、次の検査であるCTセンターから内視鏡センターに着信。『17時で締めるから、検査ある人早く連れてきてってさぁ』と看護師Aさん。『今、回復待ちだから、もうちょっと待って下さいって言ってるのにー』と苦笑い。看護師Bさん『ああー今日何何だって言ってたねー』みたいなやりとりが何となく聴こえてきました。すいません、、私の事ですね、、とシュン。申し訳ない気持ちになりました。その後2度3度催促があるっぽく、看護師Bさんに、あのぅ、大丈夫なのでCT行きますよと声をかけたら、Aさんが車椅子持って飛んできて『ありがとうね、ごめんね』と苦笑い。

車椅子に乗せられ、寒い寒い言ってた私をタオルケット2枚で包んでくれて、世間話しながらエレベーターに乗り、CTセンターへ。『終わったら迎えにくるからね!頑張って!』と看護師Aさんが、なんだか身内のお姉ちゃんに見えました。

『内視鏡センターで入れた点滴の管は細すぎて造影剤入れられないので、もう一本太めの管を入れますね』と、無表情の美人看護師さんが、右腕にぷすり。痛い。CT台へ。鎮静剤冷めやらぬ私は、上手く体が動かせず、看護師さんと技師さんに抱えられて、裏返されたり横向けられたり、仰向けにされたり、なすがまま。造影剤投入。体が熱くなる過程は初体験。血管ってこうやって広がっているんだなぁと、呑気に思っていたら、苦しくなって、火傷のような熱さにプチパニック。

内視鏡でも使った腸内の動きを止めるブスコパンを、CTセンターでも再び連投。ブスコパン由来の動悸、まだ残る鎮静剤の朦朧、そこへ造影剤の激しい熱さ、脳内は何が何だか分からず、どんちゃん騒ぎ。加えて掌蹠膿疱症関節炎の痛みでバンザイの姿勢がとれず、CTセンターの方々を手こずらせ、痛い痛いとうめきながら、鎮静剤冷めやらぬどんちゃん騒ぎの私は周りからの問いかけにも、うまく応えられず、うめくだけ。ずっと涙が止まりませんでした。

検査が終わって燃え尽きた私を、お迎えに来た看護師さんはお姉ちゃん的Aさんではなく、見知らぬ人でした。失恋のような軽い痛みを感じながら、再び車椅子で内視鏡センターへ戻り、再び回復所ストレッチャー。内視鏡センターの方々がお疲れ様でしたーと帰り始めていて、Aさんも帰ってしまったのだな、と納得。夜勤の看護師さんに、『足踏みしてみて』と言われ、やってみたらうまくできず、『フラつかず歩けるようになったら着替えて帰りましょう』と言われましたが、患者さんの全くいなくなったフロアにひとり取り残された寂しさ、夜勤業務に関係ないお世話をさせるのが申し訳なかったし、ごはんが一刻も早く食べたかったので、少しフラつきながらも着替えて帰りました。

朝8時から夜18時。またまた長い一日でした。

絶食明けのごはんは、美味しかったです。
ごはんが食べられるって、本当に幸せなんだなぁと、一日の終わりを噛みしめました。


内視鏡での組織採取のため、出血が激しく、洗浄液の残りもあり、何度も何度もトイレに行き下血しましたが、キツい検査を終えた安堵感がありました。そして、明けて今朝、掌蹠膿疱症の膿疱が未だかつてないほど手足に出来てましたが、この原因不明の病気の原因が、癌由来の炎症なのだとすれば、検査後の炎症で膿疱が増えたとしても無理もない事だし、癌をとってしまえば完治するかもしれないと、また希望が湧いてきて、嬉しくなりました。

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そして、今日4日は13時から診察を受けました。相変わらず血圧低め。入院は、2月下旬から3月初旬にスケジュールを考えている事、CTで見た患部付近のリンパが腫れている事、そのリンパがただの腫れなのか、転移なのかは手術して、切った組織を検査してみないと分からない事、テキパキ診断してもらい、来週の麻酔科との面談を予約してもらいました。面談の後、入院日が決まるそうです。

掌蹠膿疱症関節炎については、痛み止めは出しますが、専門外なので、皮膚科外来で正しい対処療法を相談して、入院に備えてください、うちの皮膚科は皮膚癌専門なので、地元などで探してみてください、そして、痛みや痒み、また、癌への不安で眠れないと、手術に必要な体力が奪われるので、心療内科で睡眠について相談して帰ってください、冴え渡るテキパキ診断。

入院コンシェルジュのフロアにある心療内科で軽い入眠剤を処方してもらい、会計をして、院外薬局で痛み止めと入眠剤を買って、帰宅したら、19時。

長く濃い2日間でした。

入院の準備をしながら、明日あたり地元の皮膚科をテキパキ探して行ってみようと思います。治療ではなく、入院中の悪化防止の対処療法の相談として。

ごはんを食べて、痛み止め飲んだら、関節炎がちょっと緩和されたように思います。今夜は、入眠剤でしっかり寝てみます。

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