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子育ての呪い1「よい子、わるい子」

唐突ですが「子育ての呪い」シリーズを書いてみます。
そこまでたくさんネタはないですが。

子育ての呪いとは

子どもと接するなかで、子どもを無意識に「呪い」にかけていないですか?という問いかけです。残念ながらエビデンスのある話ではなく、すべて筆者の思考と経験による内容ですので、ご了承ください。

「よい子」「わるい子」の呪い

子どもをほめるとき、叱るときに、

「○○できるって、よい子だね」
「○○するのは、わるい子だよ」

という感じで「よい子」「わるい子」という表現を使っていませんか?
これ、かなり重めの呪いの言葉だと思っています。

「○○できて、えらいね」
「○○したら、ダメだよ」

似ている言葉ですが、これらは子どもの言動に対しての言葉です。

ただし、これに「よい子」「わるい子」をつけてしまうと、言動ではなく子ども自身を「よい子」と「わるい子」とラベル付けして表現していることになります。

言葉尻の問題だろう、と言われればそれまでですが、このような言葉を使われることで、子どもは
この言動は良い/悪いことだ
ではなく
この言動をする人=良い人/悪い人だ
という認識になっていきます。これを私は「呪い」と表現しています。

この呪いにかかると

子どもがこの呪いにかかると「よい子」であろうとするようになります。大人が子供にいう「よい子」は、基本的に「大人にとって都合のよい子」であることが大半です。

つまり、大人の都合のよいように立ち振る舞う子どもになってしまいます。それが社会でうまく生きていくことであり、それを伝えるという教育方針だというなら異論はありませんが、私は、そんな子供に育ってほしくない、と思っています。

また、大人に「よい子」「わるい子」とラベル付けされ続けると、子ども自身も、周りに対して「よい子」「わるい子」とラベル付けするようになることは明白です。

この世の中のほとんどのひとは「完全無欠なよい人」でもなければ「根っからのわるい人」でもありません。でも、この呪いによって子どもが他人をラベル付けするような性格に育ってしまったら、非常に悲しいなと思います。

まとめ

いままでお世話になった、保育士さん、ベビーシッターさんで「よい子」「わるい子」と表現している方は1人もいません。
ただ、身近にこういう表現をされている方がいて、はじめて聞いたときに、非常に衝撃をうけました。自分も使ったことがない言葉だったので。でも、この言葉を使う人って、ごく自然に使っているのですよね。

なかなかリアル知り合いに、直接「そういう言い方やめたほうがよいんじゃない」と言える機会もないので、記事にしてみました。

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