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仕事は効率よく! 小学校の先生へ            メモと順番と隙間時間

小学校の担任の先生は多忙です。提出物の確認、連絡帳への返信、子どもの健康状態の確認、プリントやノートのチェック、校務分掌の仕事、文書作成、アンケートの回答(これが結構多い)、各部への提出物、給食指導、清掃指導、子ども同士のトラブルへの対応、時には、保護者からのクレームへの対応、そして一番大切にしたい授業、授業の準備・・・・・etc.

少しでも効率よくして、自分の時間を確保したいものです。

見える化する

何をしなければいけないのかをメモすることをオススメします。
私は、毎朝、付箋紙にその日する仕事や締め切りのある仕事を書き出していました。それを教卓に貼っていました。
退職した今も、毎朝、手帳に書き出しています。
見える化しておくことで仕事の見通しが立ちます。
要領よく仕事ができます。

反対にメモがないと何があったっけ?と思い出すロスタイムが生まれ、し忘れる仕事が出てきます。

メモの内容

1.その日すべきこと
 〜生活カードサイン、宿題プリントチェック
  連絡帳記入、明日の授業準備等。
2.締め切りがあるもの
 〜締切日も書いておく。
  できるまで毎日メモに書く。
3.できればしたいこと
 〜1・2週間ぐらい先の授業準備
  通信の一部
  1ヶ月先くらいの提出物等の文書作成の一部
*仕上げようと思うのではなく、少しずつしておくことがコツ!
*なるべく細かく書き、終わったら線で消します。
 細かく書いておいた方が仕事をした!という達成感が味わえます。

順番

やるべきことを順番を考えてします。
メモの段階で順番を考えて書いておくとさらに効率よく仕事ができます。

1.その日子どもたちに返すもの
 〜お便りの返事や宿題チェック、テストの丸つけ等
2.遅れると人に迷惑がかかるもの
 〜提出物やアンケートの回答等
3.自分だけで済むもの
 〜授業の準備や提案文書作成
  子どもたちの評価等

隙間時間のフル活用

<始業前>
 子どもたちが登校してくる前は静かで集中できて仕事がはかどります。
 我が子が大きくなってからですが・・・。
<休み時間>
 数分でも10人分くらいのノートチェックはできます。
 トラブルはないかと、教室全体の様子は確かめながら・・・。
<テスト中や板書を写している時など>
 理想はずっと机間指導すべきなのでしょうが、そんな理想ばかり追ってい
 ると、学級事務は溜まる一方ですので。
 でも、この時も、子どもたちの様子を時々確認しながら・・・。
<給食の時間>
 給食の配膳が済み、食べるときは子どもたちも静かです。
 特に、コロナ禍以降の黙食ではなおさらです。私は、5分で食べて残りの
 10分くらいは採点などをしていました。
 でも、この時も子どもたちの様子を時々確認することは重要です。
 特に、アレルギー対応の子は大丈夫か、一気飲みをしている子はいないか
 など、食は命に関わることなので気をつけなければなりません。

常に、子どもたちの様子をちょこちょこ確認しながらの隙間時間です!

時間割の工夫も

テストの採点時間が多く必要なときには時間割を工夫します。
テストはなるべく1校時か2校時にします。
また、可能であれば、テストの後の時間に丸つけができる時間が取れそうな学習内容を入れておくと最高です!

漢字のテストなど丸付けに時間がかかるものは
1校時:漢字テスト
2校時:算数テスト
のように組み合わせると2校時に丸つけができます!

学年当初からの学級経営が重要

隙間時間に学級事務ができるには、子どもたちの人間関係づくり、
授業に取り組む姿勢、テストの受け方(終わった後に何をするのかなど)、自主的に活動できるなどの学級経営が大切です。

学年当初にしっかりと鍛えておくと後が楽です!