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初渡米!WrestleMania34観戦記!

みなさんはプロレスが好きでしょうかもちろん好きですね知ってます。

そしてプロレスに興味あるなら必ず知っていますよねあのイベント、そうWrestleMania!

知らない人は、知った方がその後の人生が楽しくなるであろうこと請け合いのアメリカのアメリカによるアメリカのいや全人類のためのエンタメの権化たるイベント、それが!そう!WrestleMania!

そう!

ぅれっすぅうめぇいにあ!

一応軽く説明すると世界最大のプロレス団体WWEは普段は1〜2万人規模のバスケットボールスタジアムとかで試合をしてテレビで放送しているわけですが、年に十数回あるPPV(有料で視聴する特番)の中でも更に特別な4大大会の中でも更に更に特別な年に一度の世界最大のプロレスの祭典レッスルマニアは最大10万とか入るアメフトのスタジアムでやるんですね。

本来1チーム11人でフィールドのあっちからこっちまで使ってボールを奪い合うアメフトをやる馬鹿でかいスタジアムのど真ん中にリング置いてやるプロレスはそれはもう特別なわけです。一番上の席からなんて点にしか見えないですからね…。

プロレス見ない人でも国立競技場や東京ドームでコンサートとかを上の方の席で見た人ならなんとなく分かるでしょう。でもコンサートとかは言っても歌がメインじゃない?ステージの後ろで大画面で推しの顔を大写しにしてくれたりしますやん。

プロレスもモニターあるけど、そこまででかくないんで…。歌じゃなくて筋肉と筋肉のぶつかり合いがメインですし…。

ちなみに日本だとアントニオ猪木選手の引退試合の東京ドームで7万人入ったそうですが、正直ちょっと盛ったでしょwっていう。コンサートでも満員は5.5万らしいのですが…。消防法的に大丈夫なんか…。

そう新日本プロレスの東京ドームですら上の方の席って正直「雰囲気」味わうためのものみたいなとこがあるんですわwそれは体感として知ってました。

で、テレビ画面越しにレッスルマニア見てるとたまに会場の一番上から観客越しの画が映ったりするんですが、もはや点と点がぶつかってんの見て周りに合わせて雰囲気でウワーってなってるだけでしょって思うレベル。

なのに一番上の席の観客まで椅子から立ち上がって拳を突き上げて歓声あげてんすよね。

そう

それが!

それがんんんレッスゥメイニアア!

雰囲気にもほどがあるスケールのミスマッチ感が隠せてないのに観客は上から下までウッヒャーってなってるわけですよ。

そんなにすごいの?wって思うわけですよ。

というわけでWWEを好きになったら一度は行ってみたいと思うものです。

でも、やっぱ島国根性丸出しの日本人には中々敷居が高いもので、なんかあと一つ、後押ししてくれるものがねぇかなぁ〜なんて人任せに思っちゃって怠惰にここまで生きてきたわけです。まー別に俺のWWE人生そんなに長くないけども。

ただ、どんなに好きでもさすがにプロレスのために海外行って、しかもあんなバカでかい生粋のプロレスオタクが世界中から集う選ばれし戦士たちのヴァルハラ的な場所に行くのは躊躇いがあります。いや本来そんな躊躇い要らないんだけども…。

が、時は2018年1月。

ここへ来て日本人たる我らに最高の後押しチャンスが来たわけです。

それはある日本人プロレスラーがくれたのです。

◾️イヤァオ旋風WWEを席巻

2016年1月。突如、新日本プロレス退団を発表し世界最大のプロレス団体WWEへと移籍した中邑真輔。

新日本プロレスはWWEに企業として比べたら、まあ売上での比較になるのでまったく話にならないレベルでしょう。WWEって映画作ったりおもちゃ売ったり手広くやってるし世界中ツアーしたりしますからね。

でもプロレスの内容としてはストーリー重視のショー的要素の強いWWEに比べて格闘技寄りの新日本プロレスはアメリカでもこっちがびっくりするくらい評価が高いんですよね。ネットのなかった頃はわざわざVHSを輸入して見てたとか。

だから両方好きな人間からすると、どっちがいいとかは特にないくらいそれぞれの良さがあるんです。ただ、やっぱりスケール感だけはどうしようもないなーっていうくらいで。

なので、こっちがWWEの日本公演を喜ぶように、新日本の選手が海外で試合すると向こうでも大喜びで、特に中邑真輔の人気は後輩のオカダが凹むくらい歓声をかっさらうことがあったとか。

かつてはその打撃中心のスタイルと殺伐とした殺気まみれのファイトスタイルで人気を博し、新日本の頂点に君臨していた中邑真輔はある時からイヤァオ!という掛け声に象徴される”独特”なキング・オブ・ストロング・スタイルを完成させ、自ら白に塗り替えたインターコンチネンタル王座ベルトに最高王座と並ぶ価値を持たせるくらい、新しい唯一無二の自分を作ったんですね。

その結果、観客だけでなく世界中のプロレスラーまで魅了して、中邑と戦ってその白いベルトを奪いたいと思わせるようになり、中邑のインターコンチ戦線は非常にバラエティ豊かで数々の名勝負を残してます。

その中邑王朝は中邑真輔が36歳というベテランの域にあっても燦然と輝いていたんですが、それを放棄したんですわ。いやびっくり。

引き抜きの噂は確かにあったんだけども、WWEって生き馬の目を抜くというか、とにかく競争が激しい我の強さが必要で何より新日本と違ってプロレスだけじゃなくて”喋り”が重要だったりするんですね。そして日本のプロレスが外国人を引き立て役にすることが多いようにWWEでの日本人は引き立て役にされることが多いんですわ。そう、別に中邑は日本人初とかでもないんです。

ちょっと前の2014年にWWEに入団したKENTAはヒデオ・イタミの名前でやってたんだけど、怪我もあって不遇のまま2019年に契約解除されてます。

だから、わざわざ居心地のいい日本での地位を捨てるかなっていう。

まあ、どんな世界でも頂点にいる人の気持ちって余人には分からないものです。フロリダでサーフィンがしたかったからなのかも知れないけど、とにかく中邑真輔はWWEに行ってしまいました。

とはいえ破格の待遇。

WWEは数々の選手が文句を言って退団していくのでも有名ですがw、時には本人の意思にないキャラ付けをして名前も変えて(商標権的な都合もあるけど)試合自体も台本通りにきっちりやらせる部分があるらしいんですね(実際のとこどうなのかは知らんけど)。まあ、それでも中邑真輔を引き抜いたトリプルHさんは、日本でやってた時のままでいい、と名前もそのままシンスケ・ナカムラで入場曲だけは変わったものの試合の内容とかはほぼ日本でやっていたのをそのままWWEにフィットさせた感じでした。

WWEはRAWとSmackDownという番組があって、それぞれが一つの団体みたいに(ある時はそれぞれの所属選手がクロスオーバーしつつ)毎週、番組を放送しているんですが、その下にNXTという育成組織(2019年からはちょっと変わってますが)があって、そっちは放送形態もちょっと違ってて内容も試合重視。新人や他団体から引き抜かれたプロレスラーたちは基本的にNXTでキャリアを積んでやがてRAW、SDのロースター(まあ育成から登録選手になった的な?)として華々しく大舞台に立つわけです。

中邑真輔もNXTからWWEでのキャリアをスタートさせました。とはいえ、いきなりNXTトップの人気スーパースターたちとの抗争を開始。

NXTで順調に活躍し王座を2度獲得。

2017年4月にWWEロースターに昇格しSDでデビュー。WWEユニバース(観客)たちの地鳴りのような大合唱に迎えられたのは人気のほどを理解していても衝撃でしたわ。

◾️日本人初のWWE最高王座獲得のチャンス到来

そして2018年の1月。数あるWWEのPPV(有料で視聴する特番)の中でも毎年1月末に開催されるのが、4大PPVと言われる大会の中のひとつRoyal Rumble。

30人ものスーパースターが1分ごとに1名ずつ入場してきて最後の一人になるまで戦うバトルロイヤル。

そして勝者にはその年4月に行われるWWE最大の祭典WrestleManiaでのメインイベントで王者に挑戦する権利が与えられるっていう。

つまり!出れるだけでもすごい祭典のメインで王座を獲るチャンスがもぎ取れちゃうんですよ。

ちなみにWWEスーパースターになった日本人は何人かいますし、TAJIRIやKENSOはベルトも獲ってます。祭典に出た日本人もいます。ただ、メインイベントに出て最高王座獲るなんてのはさすがに夢見すぎだろってレベルの話なわけで。

2018年1月のロイヤルランブル開戦!

中邑は14番目に登場し、かつて新日本プロレスに所属していたフィン・ベイラーと対峙したりすると観客は「NewJapan! NewJapan!」の大合唱。人気と期待感を感じさせる!

そして終盤、最後にリングに残っていたのは名実ともに団体トップとして活躍していたロマン・レインズ、その最後の相手として対峙する日本人スーパースター中邑真輔。

いやSHINSUKE NAKAMURA。

かすかな期待があったとはいえ、現実的にはレインズがWMのメイン張るよなぁと思いつつ、拳を握りしめ、画面を睨んでいた。

ホーリィシッ!

中邑が、いやさシンスケナカムラが、レインズを落とした。勝った。


てことは


WrestleManiaの!WWE年間最大の祭典の!世界最大のプロレスイベントの!

メインイベントに!

日本人が!

俺たちの中邑真輔が!

ていうか!

もう相手は!

あの人しかいないでしょ!

後日の番組内でWWE王座とユニバーサル王座のどちらに挑戦するか聞かれる姿は、2014年、新日本プロレスのニュージャパンカップに優勝してIWGPヘビーとICのどちらに挑戦するか選んだ時と似ている。そして、答えがみんなの期待しているものだったのも似ている。

A! J! スタイルズ!

その瞬間、2016年新日本プロレス退団直前のレッスルキングダムで年間ベストバウトと言ってもいい試合を行った二人の"リマッチ"がWWE最高の舞台で行われることが決定した。

日本人初の最高王座獲得のチャンス。中邑の年齢的にもこれが最後かもしれないし、これ以上の舞台がありますか?ねえ、ビンス(←WWEのいっちゃん偉くて怖い人)?

・・・。

行くしか?

え?行くしか?

USA? USA?

答えはもちろん?

YeaOh!!

前置きが長くなりましたが、そんなわけで初のアメリカ上陸を決定したんです。

WWEユニバースなら、アメプロオタクなら、プロレス好きなら、人として地上に生まれたのなら、人生で一度は、いや行けるだけ行ってみたいレッスルマニア!

ちなみに、この時まだ俺はレッスルマニアのメインイベントというもののスゴさを完全に理解していなかった…。

◾️ニューオーリンズへ行きたいかー!

2018年4月5日。

気持ちはまさに「いっちょ"世界"獲ってきますかァ…!」

ちなみにこれまでの海外旅行経験は韓国1、イギリス3、フランス1といった感じで英仏は全てメタルのフェスに行ったんですが、とはいえ英語力はポンコツ。あと、飛行機に乗るのもようやく慣れてきたってレベル。

最初の英国行きは(空港職員にとって)地獄のような間抜けさで搭乗口(よりによって一番端)にダッシュするという経験を懲りもせずに重ねて若干トラウマになったりもしました…。いいわけすると他の同行者がのんびり買い物してて全員不慣れでのんびり集団だったというw

今回は海外慣れしている心強い同行者が1名いたのでおんぶにだっこで難なく到着。

5日夕方に出発して12時間のフライトで再び5日夕方に到着という不条理の中、アメリカ初上陸。

入国審査も「レッスルマニア」で1発クリアですわ。

日本と違ってプロレスの一般認知度が高いってのもあるんだけど、レッスルマニアっていうのはちょっと規格外のイベントなのでアメリカ人なら知らないわけがないんですね。多分。知らんけど。

ダラス空港をエンジョイする間も無くそこからニューオーリンズへ。

ニューオーリンズなのかニューオリンズなのか迷うところですがニューオーリンズ で。

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ノアイアとは…。ちなみにニューオーリンズの英語はそこそこ訛ってるそうな。

ところで成田からすでに赤色のジャケットを着ていて一体どこで声をかけられるか試してたんですが(第一声かけ人が成田空港駅だったのはノーカンとしまして)

注:読み返して気づいたけど、この記事だけ見た人は何のことか分かんないことに気づいたことに気づいてしまった!中邑真輔のレッスルマニア出場が俺にとって特別なのにはもうひとつ理由がありまして、私なぜか恐れ多くもそこそこちょっとだけ似ていることで知る人ぞ知る中邑真輔のソックリさんとしてコスプレまでしてプロレス会場に現れる人だったりします。

アメリカ人なら知らない人はいないと先述してしまったレッスルマニアのメインイベントに出るくらい人気の中邑真輔のそっくりさんならアメリカ行ったらめっちゃ声かけられるんじゃね?って思ってたりしたわけです…。下手したらイチローより有名な日本人とか言われてたりしたし…。

ダラス空港ではそういうのもなく、なんか飛行機の通路歩いてると目があってウンウンみたいなおっさんたちもいましたが、

あー、まあ、実際そんなもんかーって


が、


ニューオーリンズ空港着いた辺りからガンガンに声かけられましたね。

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子供とかWTF!?ウソだろマジかよ、みたいな。

仮面ライダーとかウルトラマン見るときの目で見てくるんですよ。

えー本物じゃないのー?って露骨に残念がるなよw

この当時のシンスケナカムラはベビーフェイス(いいもん)だったわけですが、どうやらアメリカ人にとってのWWEスーパースターはアメコミヒーローと同列(とまではいかなくてもほぼ近)扱いらしくて、サムライの国から来たKING OF STRONG STYLEは日本人である自分たちが思っている以上に"ヒーロー"そのものなんですね。

(これはヤベェ。ちゃんとしないと)って背筋をピンとして振る舞いに気をつけてないとって思いましたねw

もう本人に間違われるのは想像通りというかウソだろってくらいありましたね。

いや、気づこうよそこはw

 脚が短いだろ〜って何度も言うの悲しくなるわw

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空港はレッスルマニア一色。すごいw

そんな中俺は(マジモンのプロレスラーいないかな〜)なんて思ってたりもして明らかにゴッツイ体した人を眺めてたりしたんですがね、そしたらマジでごっつい体の雰囲気あるヒゲのおじさんが寄ってきて声かけて来たんですよ。なんか奥様も興奮気味で。

マジで不勉強で失礼こいちまったんですが、FMWと大仁田厚の名前を出されてようやく理解したくらいで

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レザーフェイスことマイク・カーシュナーさんだったんですねwはっはっはwこえーwでもかっこよかったーw 

どうやらWrestleConのために来ていたようでして。

マジで中邑真輔本人と思ってたらしくて「俺だよ、わかんない?」ってちょっとショック受けてた感じが本当に申し訳なかった…。

レッスルコンてのはレッスル・コンベンションの略ですね。コミコンのプロレス版。往年の名選手が世界各地から招聘されてサイン会撮影会、グッズの販売がされてます。

そう、こういう付帯的なイベントがあるのがレッスルマニアが規格外という所以なのですよ。

WrestleManiaWeekというのはいつから知らんけどもWWEだけのお祭りではなくなっていて、それこそ全世界の団体、選手がWMに乗っかる形で盛り上がるんです。同じ都市でその1週間いろんなプロレスイベントがあるんですね。もうその都市に爆弾落ちたらプロレス界が崩壊すんじゃねぇかってくらい。

ですんで、レッスルマニア行ってみたいなぁって思ってる人は祭典だけではなく1週間その他の団体も楽しむ、少なくともレッスルコンには足を伸ばして楽しむ余裕をもったスケジュールと予算を用意してw

◾️音楽と食の街ニューオーリンズ 、夜は毎日パーリナイ!

さて空港のワチャワチャがひと段落してホテルへ移動。

チェックイン手続きしてる間、ロビーにいた人たちが俺のこと見てザワザワ…してて、見たらバレクラグッズとか身につけてる兄ちゃんたちだったんだけど、その内の一人は「ナイトーは俺のヒーローなんだ!」とか言いよるくらい。

当時内藤はインターコンチ王者だったんで「ちょっと待ってろ」とその場でスーツケース開けてICベルトのレプリカ出したら、めっちゃ(うわぁアメリカだぁ)っていうリアクションしてくれたw

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夢はドームで新日本を観ることらしいw 俺たちがレッスルマニア観る感覚ですねw 待ってるぜって言っておいた。

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さて、着いて一息ついたんですが、せっかくのアメリカです。音楽と食の街と呼ばれるニューオーリンズの夜を楽しまない手はないでしょう!

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ニューオーリンズ にはバーボンストリートという有名なスポットがございますんですね。

フレンチクォーターと呼ばれる古いヨーロッパ風の街並みの中にバーやライブハウスがずらっと並ぶ通りでして、音楽と酒が好きなら夜通し楽しめること請け合いでして。

行くしか?

滾るしか?

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でまあ、こんな感じのきらびやかで人でごった返してる渋谷ハロウィンか?って感じの通りなんですが、レッスルマニアウィークだけあって木曜の時点でプロレスTシャツ着てる人しかいないレベルのレッスルマニア前々々夜祭状態。

そんなプオタパーリナイな空間に本物と間違われる偽物が行くとどうなるか実験してみました!

結果はこちら!

大合唱。

ありがとうございます。

マジで物凄い人気でこっちが若干引くくらいのレベル。

すれ違う人が俺を見て中邑の「かも〜ん」をやってくるんだけど全力でやり返すと大爆笑。

鉄板ネタ。

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本当に絶えず声をかけられ何百枚セルフィーに応えたのかwそしてそこここでお酒奢って貰えたりw

中には新日本のTシャツの人もいてプロレスに国境はないんだなって強く感じたり。

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サミ・ゼインのそっくりさんもいましたw

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めちゃくちゃ楽しそうに見えるじゃないですか。

違うんです。

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めっっちゃくっっっっっちゃ楽しいんです。

いや本当言葉を交わすまでもなく1発でお互い楽しさMAXになるのすごい。

ところで今回、中邑真輔vsAJスタイルズはドリームマッチと銘打って、中邑が言った「Knee to Face(顔面に膝をぶち込んでやる)」が激烈に流行していました。

これの「AJ Styles!」「Knee to Face」の応援合戦も巻き起こしてしまったりして、ドリームマッチへの期待感と二人の人気と我ながら高クオリティの偽物っぷりでお祭り騒ぎがさらに大騒ぎになりましたね。はぁ思い出しても楽しい。

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バーボンストリートのお店は二階にテラスみたいのがあってそこにずらっと客が並んでるんですけど、なんかポイポイ投げてるなーと思ったら上の写真で俺が首に下げてるようなネックレスだったんすよ。

地元の有名なマルディグラってお祭りの時にパレードの参加者が見物客に投げたり、逆に見物客が「おっぱい出してくれた女の人」に投げるなんてのもある「スロー」と呼ばれるビーズネックレス。

シンスケー!ってバンバン投げられた。

おっぱいは出してないけど。

あと、バーで酒来るの待ってたらテンガロンハット被ったおっさんが入ってきてザワつく店内。

ジム・ロスだw

なんか他の人が速攻話しかけて長話してたせいで写真頼めなかった…。

まあそんなこんなで早速ニューオーリンズの夜を堪能して帰宿。

◾️WWE以外も満喫!日本人レスラーとの交流チャンスも!

4月8日金曜日。この日は前述のレッスルコンに行き、その後AXXESS、夜はWWN観戦となかなか忙しいスケジュール。

朝、ホテルのビュッフェで朝食を取ろうとしたら、うっかり撮影会に発展。ちっちゃい子が俺に夢中だったw

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アメリカ人がパンケーキ大好きなのは疑う余地もないんだけどボタン1つで自動的に(かなりゆっくり)パンケーキが錬成されるマッシーンが!

なんというか、あっちのパンケーキは日本のより粘性が高い。"もっちり"は日本独特の食感とか何かで読んだけど、めっちゃもっりちパンケーキだった。

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路面電車の中から手を振られる。

ニューオーリンズは都市といってもこじんまりしているというか、コンパクトにまとまってるイメージで結構歩いて移動できるのが良かったんだけど、ユルイ街の雰囲気に乗じて終始コスプレ状態でして、まあすれ違う人から車からシンスケー!って声がかかるw

なんなら急に車が横付けしてきて写真求められたり。

本物じゃないんですよー。安全運転してー。

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音楽の街なのでジャズのライブとかも見てみたかった。

さてレッスルコンの会場に着きまして入場の列でも「シンスケが並んでるw」というひと笑いを取りつつ入場。

めちゃくちゃ混んでる…。

人混みをぬってウロウロしてるとそこかしこにレジェンド級のスターたちがサインしたり写真に応じたり。

初めてでシステムが分かってなかったんですが、それぞれのテーブルに行ってその場で現金払ってサインなら何ドル。写真なら何ドル。セットで何ドル。って感じで人によって値段も違ってて、事前にサイトでチェックしておくのが良いかと。誰が何時に出るかとかも(まあそのサイトが若干わかりにくいんだけどw)

あとはフィギュア系のおもちゃとかビーチボールのパイプ椅子版とかもあったりw

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同伴者お二人のお目当はG⭐︎Lだったんですが物凄い行列に並んで無事目的達成。今思えばこれがラストチャンスだったり?

俺はどうしよっかなーってウロウロしながら(キングコールだ!サイモンゴッチだ!ブギーマンだ!)とか興奮してたんだけど、そこかしこで向こうが微笑んでサムズアップしてくれたりして承認欲求テンアゲ。

そしてあのリック・フレアーが一生懸命サインしてる時にふと顔をあげて俺を見て「Oh! Shinsuke!」って

Woooooooooooooooooooooooooooooooo!

一生忘れないわ。周りもざわついたけど、俺の中の全俺がフゥー!ってなってたわ。

そんなこんなで心臓バクバクしてたら見慣れた名前を発見。

Hiroshi Tanahashi

しかもタイミングよく本人出てきたとこで、誰も並んでなくてソッコーかました。

かましたった。

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嘘です。かまされました。

さすが100年に一人の逸材。

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んでまあ、これ、諸事情で多分日本だと貰えないと思うんですが、ICレプリカにサイン入りました。

家宝誕生。

で、レッスルマニア行くらしくて「一緒に応援しましょう!」だって!

誰を?

決まってんだろ!

最高かよ!

ちなみにこの後鈴木みのるさんのとこ行ったんですけどね、ベルトにサインねだったら「俺専用の持ってこい」って瞬殺でした。

で、ですよね…



こわかったああああw

◾️WrestleMania Axxess!本人登場!

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レッスルコンを満喫し、お昼ご飯。

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腹ペコなんだが!中々来ないんだが!って思ったらすごいの来たw

名物のポーボーイ。フランスパンに揚げた魚介類とかをサンドするやつで、ワニのフライを挟んでみました。ほぼフライドチキンです。

ニューオーリンズの食文化は地理的にも歴史的にも面白くて独特なんですってよ。

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こっちも名物のガンボ。お店によって味は違うらしいんだけど、この店のは満場一致で「魚介つけ麺の締めにライスぶちこんだやつ」でした。

思わぬとこで郷土の味w

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腹を満たしたところで今度はWrestleMania Axxessへ。

アクセスっていうのはレッスルコンのWWE版。まあレッスルコンにはWWEのレジェンド達もいるわけですが、アクセスの方は今現在のスターたちと写真撮ったりサイン貰ったりできるわけです。もちろんそれだけじゃなくて、WWEテーマパークですよ。

会場はちょっと離れているのでバスで移動。

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コンベンションセンターを丸ごと使っているのでまず規模がでかい!

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レッスルコンはホテルのホールを使っているので、それと比べると規模の違いが段違いですね。

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会場入って早々にデーモン・キング、フィン・ベイラーさんのコスプレに遭遇。ここに来るとさすがに他のコスプレのユニバースもちらほらいらっしゃいます。

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会場には色々な展示もあるんですが、こんな感じでスチールケージがあって中でスターと写真撮れたり。

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アンダーテイカーさんのコスチュームの展示と棺桶に入って撮れたりw

余談ですが、同行者の一人のジャパニーズ・ショックマスターがECWのブースでカーテンから登場してコケるってネタをやったらスタッフさんが腹よじれるほどバカ受けしててショックマスターの破壊力を思い知りました。

で、これ。

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今、「Wrestle mania axxess 2018」で検索しても画像検索トップに出てきてワロタんですが、公式に取り上げられました。

AXXESSの撮影とサインには何種類かありまして、これが初心者にはややこしくて混乱。

一般入場だとスパスタが3組ごとに撮影ブースやサインブースにいて、そこに並んで時間内なら貰えるっていうのができます。で、それとは別にVIPっていうチケット買うと、優先入場して必ずそのチケット指定のスターと撮影してサイン貰えるっていうのがあるんです。

今回、中邑とAJはメインイベンターなのでVIPに入ってて、高かったけど一生に一度!と思って二人のVIPチケットを買ってたんです。同行の二人も。

で、3人で並んでたらコスプレ3人組の日本人なんで目立つんですね。カラフルな頭の二人と王冠被った人ですからw

したらオフィシャルの撮影班がちょうど来てて

「おい、お前ら、こっちこい」と

列から剥がされて、ここにいろってステージの横に隔離されまして

え?なにこれ?じんしゅさべ…目立つから邪魔的な?

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VIPのサイン撮影ブースはステージなんですね。本物がぁああ目の前にいいいい!

んで、我々はステージ下から「かっけぇえ」とか言いながら他の人たちが撮影してサイン貰ってファンサ受けて、みたいのを指を咥えてないけど見てたわけですよ。

そんで撮影班に「インタビューいいか?」って言われて、まあ一人だけ英語ペッラペラだったのでほぼお任せしてなんとかこなして

遂に

本人と

WWEスーパースターとなった

世界最大のプロレスの祭典レッスルマニアのメインイベンターとなった

Shinsuke Nakamuraとご対面

なんか湧き起こる笑いと歓声w

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いやー。俺スタイル悪いなーw

苦笑してるご本人に「先日日本の会場でお母さんとお姉さんに声かけられてご挨拶しましたよ」って言ったら更に苦笑して「勘弁してよw」って言われ

「ベルトとってください、期待してます!」って言ったら「どうかなぁ〜w」って

まぁ今となっては、あぁそういうことねって感じですが、どうしよっかなぁ〜みたいに言われて「いやいやw」っていう。

いやしかしまぁ、見てても話しても男の色気を感じさせる人なんだけど、

よくみんなあんなのと俺を混同できるな

視力大丈夫?

最大の目的を達成したので、会場をうろちょろしてセルフィーに応じたりしてたら面白いブースを発見。

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これ、何かと言うと、WWEスーパースターなりきり入場ごっことでもいいますか、タイタントロン(背景のモニター動画)の演出付きで入場ごっこができてスタッフがちゃんとした機材で撮影してくれる動画を後でダウンロードできるってやつなんですね。めちゃくちゃいい記念になります。

THE BARの入場完コピとか見てても超楽しいけど、やるしかないでしょ

っていうか、周りのやれやれ圧がすごかったw

みんな大好きなんですよ!

シンスケナカムラの入場!

で、こんな感じに。新日の時のコスチュームでWWE王座を持って入場というめちゃくちゃなアレなんですが、本来正面にある定点のカメラで撮影して、その動画のダウンロード用QRコードを受け取るっていうやつなのに、なぜかハンディのカメラマンがいて(あれ?)って思いつつもめっちゃカメラにアピールして最後までやりきったら「もう1回やれ」みたいなこと言われて

え?これ結構ハイカロリーなんですけどゼェゼェ…

どうやらハンディの方はこれまたオフィシャルの撮影班だったらしく、それが本来ダウンロード用のカメラにかぶりまくったからっていう親切心からだったそうで。

やりきった後、カメラマンとグータッチw

で、WWE NETWORKに上がった動画見たらバッチリ入場のやつとインタビューのが使ってあって

世界制覇!

言っただろ!

「いっちょ"世界"獲ってきますかァ…!」ってな!

WM本編が始まる前からどんだけ濃いんだ。

◾️世界で戦うのは中邑だけじゃない!

もうやり切ったろ、ってことで夜は結構離れた会場でWWN Supershow: Mercury Rising 2018を観戦!

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結構日本で見慣れた選手も出ている大会で、これなんかは澤宗紀vsザックセイバージュニア。しかもEVOLVEのタイトルマッチ。この時点で澤さんは一応「引退」した一般人らしいんですけどね。Wikiもそうなってるしw

海外定番のオー!ザックセイバージューニアー!の中、日本語での応援はしっかり届いていたようでwただ惜しくも勝利ならず。

別の試合ではアメプロらしくテーブルとかもバンバン使ってたんだけど、その後、破片を掃除しているスタッフに向かって観客が「Sweep! Sweep!」のチャントw

からの「Sweep forever!」チャントw

からのからの「Too Sweep! Too Sweep!」チャントw

アメリカだぁあああ!

マット・リドルvsウィル・オスプレイとか中々見れない試合も超名勝負で面白かった。

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メインはWWN王座戦でKeith Lee vs 関本大介!

あの関本選手が小さく見えるくらい相手でかいw力こそパワー!って感じのいい試合だったけど、これも関本さん負けちゃう。

試合後の物販に行くとやっぱり日本人なので澤選手と関本選手と話せたりして得した気分w

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澤さんの方から「写真撮っていい?」って言われて、わざわざ物販のテーブルの向こうから出てきてパシャり。みんなで「逆ぅー!」ってツッコミつつ。

いやー濃いなぁ。

で、この日まだ終わりません。

◾️連夜の路上パーティ!迷えるあの人に遭遇!

そりゃ夜はバーボンストリートっしょ!ってことで。

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前々夜祭ともなると一層活気が、まあ大して変わんないけど、ほんと賑やか!

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Knee to Face対Arm to FaceやろうぜっていうAJコスプレの人がいたり

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レフェリーがいたり

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偽ジェリコにリストに入れられたり。ちなみにこのジェリコだったかな?今年の東京ドームで一緒に写真撮ったぜwとか言われたりw

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技かけてくれってしつこいから腕ひしぎしてあげたり

とまあ、あっちでもこっちでも酔っ払いがハメを外して騒いでるのでハメを外しすぎる人がいないかと

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お馬さん警備隊!ホースパトロール!

と思ったら

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注・本職の警官です。たぶん。

まあね、南部のユルい空気感のなせる技ですかね。知らんけど。

でまあ今夜も存分に満喫したねってことで帰ろうとしてたら、さすがに異国だと日本人って俺たちから見ても目立つんよね。ここでは俺たちがガイジンだから。

で、ガイジンが歩いてくるのが見えたんですよ。

おい

「飯伏さんじゃん!」

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ボマイェとカミゴェの邂逅@バーボンストリート。

聞けば、夜食を買いに出たらホテルがわからなくなった、と。マジか。

本物かよ。

本物の迷子、飯伏だよ。

こんなところで目の当たりにするとはw

無事に帰れることを祈って我々は迷うことなく帰宿。

濃いなぁ〜。

◾️宿命のライバルとの決戦前夜に偽物が挑む!

翌朝、この日もVIPチケットを買ってあるAXXESSヘ。

そう、この日のVIPは

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A!J!スタイルズ!

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待機列に並ぶとみんなが俺を見て大喜び。

「おい!明日が待ちきれなくて今から戦うのか!」ってw

もう俺の順番来るのを俺だけじゃなくて周りが期待しているっていう不思議な状況w

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結構ね、色々話すこととか考えてたんですよ。英語で。あと、なんかネタかましてやりたいし「かもーん」ってやるか、とか。

したら、また先制かまされましたよ。

俺がステージ上がった瞬間、

AJがファイティングポーズ

みんな大喜びしてたけど、それがかっこよすぎて俺は真っ白になって何もできなかったんよw情けないw

マジで人生でAJのマジ顔ファイティングポーズを取ってもらえる素人どんだけいるのよ。は〜かっこよかった。

ってことで英語の文章は頭から吹き飛んでシドロモドロで「ドームでの真輔との試合をスタンドで見てたし、試合後にスタンドを見上げてポーズを取ってくれたのを見て泣いた。まさかレッスルマニアで再戦を見れるなんて夢みたいだ」みたいなことをたっっどたどしく伝えるのを、真剣な真剣な真剣な真剣な眼差しで俺をガン見してウンウン聞いてくれるんすよ。マジかっこよすぎかよ。

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「ああ、ドリームマッチだ」って。

マジかっこよすぎかよ。泣くわ。

かくして二人のサインが入ったWWEレプリカベルトを抱きしめてプルプルしながらステージ降りましたよ。

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そのあとはリラックスして昨日堪能できなかったアトラクションの数々へ。

実はセルフィーのリクエストが多過ぎて全然動けなかったというw

というわけで

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トラッシュ缶でどつかれたり

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フィギュアとして製品化されたり。

これは日本でも見ますね。

ちなみに俺はソックリさんだから本物のフィギュアを買えば、ほぼ俺のフィギュアと言っても過言。

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シェイマスと撮ったり

注・両方とも偽物です。

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AXXESSの会場にはNXTのリングがあって試合も観れて、合間にロースターのトークがあったりします。ダニブラ観れたのラッキー!

さて、夜はNXT TakeOverの観戦予定だったんですが時間があるのでのんびり街歩きしつつ、シンスケー!に応えたりしつつ。

そしたらまたガイジン発見。

っていうか、サンダルでガニ股でのしのしコンビニ行くていで歩いているその姿たるや…

「石井さんじゃん…」

こんなチャンスはまたとないわけですが、やっぱこわ…オーラが反射してまして眩しくてねwコソコソ後ろ歩いてたら陽気なアメリカンたちが石井さんに声かけてセルフィー撮ってたから勢いで

「お、俺もいいすか?」

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どう、この親子感。違うか。チーンし!

んで「レッスルマニア行くんですか?」って聞いたら

「おう! あ…いや、わかんない!」

どっち!!??

結局、石井さんは観戦してたんだろうか…。

あ、そういえば2日目も大歓声頂きました。

◾️NXTチャンピオンが帰ってきたぜ!感!

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夜のNXT観戦に備えて腹ごしらえ。アメリカの飯うまいで。肉と小麦がうまいわ。コーヒー薄くないしw

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NXT Takeover: New Orleansの会場はWMで使うメルセデス・ベンツ・スーパードームの隣にあるスムージー・キング・センター。大きさとしては、さいたまスーパーアリーナくらい?なんとなくだけど

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NXTに日本人王者二人が帰ってきたぜー!

テイクオーバーってNXTの特番なわけだけど試合数としては5試合しかやってないんよね。めっちゃ濃厚だったけど。途中時差ぼけの眠気に抵抗できないこともあったけども。

まず1試合目が6人ラダーマッチっていう時点でw 初っ端からアダム!コール!ベイベ!ですからw

見事北米王座を獲ったベイベさん、3試合目のトリプルスレットタッグ王座戦にも登場w まかさのロデリックの裏切りでアンディスピューテッド・エラ祭りですよ。

そしてNXT王座戦。俺のイチオシ、アリスター・ブラックさん登場。生演奏きたあああ!超かっこいい。

この時の王者はアンドラーデさん。俺の大好きなゼリーナさんを同伴してるけど、まさかブラックさんと結婚するとはねーw

そんな将来の旦那が見事、王座奪取に成功。初戴冠(だったはず)。やったぜ。

で、王座戦がメインでないというw

メインはその後も苛烈な抗争を続けたかつての親友対決、ガルガノvsチャンパ。すげぇ試合だったwほんとすごい。シングルでこんなに見せれる二人がずっとタッグだったんだもんね。

ちなみにアメコミテイストの衣装で入場するのが恒例?のガルガノさん。この時はマイティー・ソー・ラグナロク(バトルロイヤル?なにそれ?)のソーの衣装オマージュ!

帰り道、プオタ集団の中で誰かが「アダムコール!」って突然叫ぶ

周りが「ベイベー!」で応えるってのが何回も起きたw

NXTファンのテンション高杉ベイベ。

で、恒例のバーボンストリートはというと、この日は天気が崩れてきて雨も降ってたし、さすがに疲れてるのでおとなしく寝ましたw

◾️テールゲートパーティ初体験!

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さて、天気も持ち直したWrestleMania34当日の朝。何を血迷ったか「アメリカったらNINJA!だろ!」ってことで新日での赤ピカ忍者コスチュームをまとってWWEワールド!ヘビー!ウェイト!チャンピオ〜ンベルトを巻いて街を歩く日本人。

めっちゃ目立つし注目されるけど、ここまで数日間、注目されっぱなしだったから最早1ミリも気にならない。

これが、「俺の庭」って感覚ですかね。知らんけど。

ちょっと情報を仕入れたので選手が泊まってると噂のハイアットリージェンシーに入ってウロウロしてみた。

なんかカフェでテーブル囲んでる一団の中で一人だけ頭が抜け出てるw

後ろ姿だけどどう見てもビッグ・ショーさんでしたw

ホテルによくあるガラス張りのエレベーターにマーク・ヘンリーが入って上に運ばれてったw 手を振ったら振り返してくれながら天へ登っていく巨体がなんか面白かったw

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とまあ、そんくらいの(いや十分だけど)出来事しかなかったので会場の方へ。メルセデス・ベンツ・スーパードームはアメフトのスタジアムらしいんだけど、いやでかすぎるだろwっていう。1周したくないw

まだ全然人がいない時間なんですが、なんでこんな早く来たかというと

テールゲートパーティのためです。

アメリカにはテールゲートパーティって文化があるんですね。

何かと言うと、アメリカはこういうバカでかいスタジアムが沢山あって車文化の国なのでとにかく駐車場がでかい!広い!てことはスタジアムとお店は遠い!そんでBBQ大好き国民!

なので彼らは駐車場でバンの後ろを開けてそこでテーブル広げたりしてBBQパーリィしちゃうそうで。荷台のことをテールゲートっていうからテールゲートパーティなんだとか。

で、AXXESSで会ったコスプレの人たちはMania Clubってグループらしくて、彼らが主催のテールゲートパーティがあるから是非きてって言われてたらしくて、お呼ばれすることに。

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まぁ着いてみるとテールゲートもクソも関係なく、駐車場でパーティーです。

着いたら飲み食いする間も無く、駆けつけ三杯の文化はないんですかね、「まあいっちょお願いしますよ」の感じでRising Sunが大音量で流されまして

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ええカメラでええ写真撮って貰えたからいいんですけどねw

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やりきったから、早く飲ませろ、食わせろ。

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さすがBBQ大国!と思ったけど肉の塊ではなく、割いた?みたいな肉が多かったw

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初体験。手動でシュコシュコやって出てくるビールサーバーw

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人種や肌の色は関係ない。コスプレにも自由の風が吹くアメリカ。

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え?シェイマス(偽)が喧嘩?

と思ったら

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かつてWWEというかWWFにはハードコア王座というのがありまして、最近24/7王座として復活?しましたが、どこでも挑戦して3カウント取れば王者!ってやつをファン同士でやってるんすねw

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まあ

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必殺の腕ひしぎですね

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俺の人生初戴冠ですw 何代目なんだろw

獲ったはいいけど、これどうすんだ?って聞いたら

「誰かに負けろw」って言われてASUKA姐さん(偽)にASUKAロックかまされて落としてきました。

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オフィシャルの方でもBLOCK PARTY(バンドじゃない)ってのもやってまして、なんかステージにコスプレのファン上げたりしてたけど、気づいた頃にはもう締め切ってたw

と思ったら、またまたまたオフィシャルさんに見つけて頂いて

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もう何度目かの公式ジャック達成w ありがとうございますw

◾️ファイナリィ!初めての祭典!

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アメリカはテロ対策とかもあって荷物とかの制限が非常に厳しいんすね。なので荷物は最小限にしてようやく入場。

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中はとにかく広いんだけどウロウロして写真撮ったり撮られまくったりしながら見物。

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でかすぎワロタ。

とにかくスケールが半端ない。なんだこれ。こんなバカでかい会場でプロレスやって満員で、一番上の席からでも観戦する人がいるという世界。

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ドリンクカップまでデカイ。

スーベニアカップっていうやつで買ってみたけど

「バケツ?」って言うレベル

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目の前の席にはランディ・サベージとフレアーがw 豪華な席だなw

この画像の右上の1階席あたりがシナのいた場所だったかなw

なんかザワついててなんだろってなってたw

というわけで!遂に!ファイナリィ!WrestleMania34が!開幕!

全員起立でAmerica the Beautiful(国歌ではなく愛国歌)を斉唱するのを生で体感。

その前にKickOff(事前番組)の試合も3つあったけどその時間は飲み物買ったりしてる人も多いすね。

で、第1試合はセスとフィンがミズのICに挑戦するトリプルスレット。超大観衆が一斉にベイラーのデデッパー\(^o^)/をやるのは壮観。デーモンじゃなかったけど、スペシャルな入場だったし。

試合はセスが制し、グランドスラム達成!バーンイッアアアアアウッ!

次の試合は日本人女子初戴冠と無敗記録更新の期待がかかるシャーロットvsASUKA!

が、女王の牙城は崩せず。連勝記録を止めるのも、まあこの人しかいなかったし、ここしかなかったのかなぁ…。中邑の前に獲って勢いつけて欲しかった…。

そんな中、数週間に渡ってレッスルマニア出場を”ゴネ”続け、リングサイドで観戦していたジョン・シナの元にレフェリーが駆け寄り何か話すとどこかへ走り去っていくシナ…。前フリなげぇ〜。

次の試合は4WAYのUS王座戦。

ルセフ・デイチャントが爆発。バーボンストリートでも昨夜のNXT帰りでも何度も巻き起こり一大ムーブメントと化したルセフ・デイ。

が、ここで勝つのがマハルさんというw

中邑の挑戦を悉く跳ね除けた恨みもあるしなぁ。大人の事情でプッシュを受けるもその成果はあったんだろうかっていうw しゃ〜くてぃ〜

ここまでで嫌な予感は少しありましたね。

ビンスは逆張り親父という俺の偏見。

ファンの期待と逆のことして執着心を煽るビジネス手法なのか知らんけど、なんかそんなとこあるな〜っていう。

そういう展開じゃね、今日これ?

お次は箸休め的な男女混合マッチ。箸休めっていっても面子は豪華なんだけど。

極悪レミーのダミ声ソングと共にバイクに乗って悪者感全開のご夫婦ハンターさんとステフw

そしてオリンピアンタッグのカート・アングルとロンダ・ラウジー。勇作!勇作!

カートの入場を生で観れるのは最後かと思って万感。

トリプルHvsロンダラウジーなんていうぶっとんだ光景も面白かったwラストは案の定、ステフママが腕もってかれてたw

次はまたしてもトリプルスレットでSDタッグ王座。正直若干見飽き…見慣れてきたあれだったんで居眠…休憩。

でもそのあとは眠気もぶっ飛びましたよ。

まずシナが登場

ってことは…鐘の音が…

観客はもう大アンダーテイカーチャント

じゃらぁああん

お前やないわぁ!おもろいけど!

秒殺して呆れて帰ろうとするシナ

が、暗転!

ゴォオオオオン!

きったああああ!

アンダーテイカー!アンダーテイカー!地鳴りのような歓声!完成された入場パフォーマンス。

内容はアンダーテイカー見本市みたいな、フルコースをシナさんが食らって終わるっていう。序盤の茶番劇と入場の時間でだいぶ尺つかったなこの試合w

レッスルマニア前日のHoll of Fameで殿堂入りをした人たちはWM当日にも登場して紹介されるんですが、この年の目玉はなんといってもゴーバーことゴールドバーグ!

1日にカート・アングル、アンダーテイカー、そしてゴールドバーグの入場を味わえるとか贅沢すぎない?

だいぶお腹いっぱいの展開ですが、次はダニブラ&シェインvsKO&サミ・ゼインのタッグ戦。

大YESチャント(これ疲れるんよねw)に乗ってダニブラ登場!もう見れないかと思ってたダニブラの試合も今日観れるんだ!って思ったら後ろから急襲されて一時戦線離脱wマジかw

そこからシェインが孤軍奮闘し、ようやく戦線復帰したダニブラも観たかった通りの爆発的エネルギーの塊みたいなファイトを展開。

いやーいっぱいYESチャントした。もう肩あがんないってくらいw

そんなわけで、その次のRAW女子王座戦はちょっと休憩タイム。次がね、本番なんでね。メインなんでね。メインなのに最後じゃないのってなんなんかね?そういうもんなのかね?

いや、イジメられてきたナイアが遂にベルトとるってストーリーは良かったんですけどねw 感動したよ。マジで。でもね、次がね、本番じゃない?

ドリームマッチ…まじかぁ…とっちゃうなぁこれ…日本人初のWWE最高王座だよ…今夜は朝までパーリィだなぁ

ド派手な入場きたー!しかもアリス・クーパーのバンドで弾いたりしてる女性ギタリスト、ニタ・ストラウスがギターでギタってるううう!ギターアレンジめっちゃかっこえええ!

そして、万感の思いを込めて、ゴングが鳴る!

試合の展開はある人が「あの二人のポテンシャルを出し切るには最低でもあと15分必要」ってなんかで書いてたけど、まあちょっと試合時間短いんよね。ここからっていうところで唐突に終わってしまった感じがありました。もっと、もっとゆっくり組み立てた深いレスリングが観たかった…。

ってスタイルズクラッシュで終わっとるやんけ!

負けたあああ!

そしてベビー同士の戦いの後らしく爽やかに健闘を讃え合い、喉から手が出るほど欲しかったはずのベルトをレフェリーの手から取る中邑が膝をついてAJに捧げる。

「プロポーズした!」って誰かが叫んで笑いが起こるw

ま、WWEをずっと観てる人ならなんとなくそんな気はしてたでしょう

おぉおおおうっ!

漢達のいろんな意味での悲痛な叫びがスーパードームに木霊する!

このあと非情なまでのニートゥーフェイスの連発。

思い出しますね、かつて内藤哲也をボッコボコに蹴り散らかしてた殺気まみれの中邑真輔。正直、WWEデビュー以来アイドル然とした扱い、佇まいは違和感があったんですよ。

こ・れ・だ・よ!

やぁれええええ!

ベルト奪取失敗したのも忘れる勢いで大舞台でのヒールターンを応援しましたよwヒール好きなんでねw

一応、新日でもCHAOSは元々ヒールユニットで退団する頃には限りなくベビー寄りのヒールユニットって感じにはなってたけど、ファンへの対応とか見ても中邑は一貫してヒールポジだったんよね。凶器や反則はほとんどないけど、ファイトスタイルが殺伐としてるっていう。だからこそ、蹴り技、必殺のボマイェに説得力があったわけで。

だから、俺の頭は瞬時に切り替わって、お帰りなさい状態。

Why!!!???って近くの観客が叫んでたんだけど俺がソォリィAJ!って叫んだら笑ってたw

まあ、ここから熾烈なローブロー抗争へと繋がったわけですが、最近はローブローもひと段落していい感じにダークな佇まいでやってらっしゃいますね。

さて、そんな衝撃の結末によるざわめきも収まらぬ中、次のRAWタッグ王座戦はTHE BARが派手に入場してくるものの相手のストローマンにはタッグパートナーがいない状態。

が、ストローマンは「タッグパートナーは、この観客の中にいる!」とか言い出して客席を練り歩く。

みんなが俺が!俺が!と手を上げるw

もちろん俺も!

側の人が「ここに中邑がいるぞ!」ってw

実は本物の棚橋弘至も手を挙げていたというw 観たかったなぁw

が、選ばれたのは

女の子?

って思っちゃうような色白美少年のニコラスくん。マジかw

実質1対2で結局勝っちゃった!

かくして、ニコラス君はデビュー戦でいきなりRAWタッグ王者に輝き、履歴書にも書けるし、Wikiにも書けるねっていうw

しかも、その年のクリスマスだったかにフィギュア化されてプレゼントされてたしw

The Barの熱心なファンは忸怩たる思いがあったようですが、お祭りなんでねwこういうこともありますよ。

そして最後の試合がWWEユニバーサル王座戦。レスナーvsレインズ。もう何回めだよ。

完全にAJ中邑戦がメインでRAWタッグ王座がデザートでしたね。ここで帰った方が幸せだったかも…。

中継で見ると音声消してるんで感じないけど、始まる前から大ブーイング、You both sucks!チャント、Tiredチャント。

そうは思うけどそこまでする?ってくらい。

あちらのお国は消費者の声を届けようという気持ちがダイレクトアタックするんですよね。

次から次へと湧いてくるビーチボールしかみんな見てないし…。

それをスタッフが奪い取るたびにデリート!デリート!…。

まあ内容や結果も含めてなんのためにやったんだこの試合。

と、そんな感じで最後は変な形で終わってしまった初のレッスルマニア。

終わってしまった。

ASUKAも中邑もベルト取れなかったなぁ〜。

ちょっとしょんぼりしつつ会場を出ようとすると

「Why Shinsukeeeee!!!???」

「うるっせええええ!」

早速ローブロームーブをコピーしてみんなの股間を殴打(するフリ)。

バカウケやんけ…。

あ、ちゃんと紳士的に慰めてくれる大人なおじさんもいましたよw

◾️祭りは終わり、兵どもが夢の跡…

さて、本来ならレッスルマニア本編よりも面白いと実しやかに言われるアフターRAWを見て帰るべきなんでしょうが、スケジュールなどの都合で翌朝帰ることになってたんでね、

どうするっかてぇと、そりゃまあ

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こうですよ。

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ドレッドヘアの日本人中邑レイヤーに遭遇したり。

まあ、ホワァイって言ってくるやつには軒並みローブローでしたね。

ちなみにライブやってるバーもあって「入場料いくら?」って聞いたら入るのはタダだって。リンプのカバーしてたから店入って暴れまくってやったらバンドもスーパースターが来たぞ!って喜んでたw

そんな感じで反省会?の夜を終え、

翌朝、空港へ。

サラダぽりぽり食ってたらコフィにしか見えない兄ちゃんが俺見てゲッラゲラ笑ってた。

いや、こっちから見たらお前の方がおもろいかんなw

そんな感じで飛行機待ってたら一人の少年が俺たちに近づいてきて

「彼、本物なの?」ってw

違うよ〜って説明してたら、なんか話始めて(俺は英語わからんので通訳してもらってた)どうやら彼のクラスではAJ派と中邑派で真っ二つで(そんな話題になるほどなのか!)彼は中邑派だったんだと。

でも、昨日の裏切りがショックで


「嫌いになった」って。


やめろ、その純粋な悲しい眼差しで俺を見るのは。違うから。

おじさんは違うんだよボーイ。

なんであんなことしたの?って俺に聞くなボーイ。

漢なら答えは自分で探すんだボーイ。

しょうがないから、日本でも中邑はヒールで、その方がキャラも際立つしファイトスタイルもかっこいいから、これから面白くなるよ(はぁと)って感じで説明したんだけど、

めっちゃ悲しそうに首振られた。ふるふるって。

純粋無垢な少年から悲しみの視線をグサグサ突き立てられる経験をあんなとこで積むとは思わなんだ。

そうなんだよ、来るときは仮面ライダー見る目で子供達は俺を見てきたんだよ…


これが裏切りの代償か…(なんで俺が払うんや…)

きつかった…。

正直すまんかった。(俺じゃないんだけど)

(代わりに謝っときましたよ!)

貴重な経験したと思うしかないw

思い返しても悲しくなるw

まだ中邑のこと嫌いかな、あの子(遠い目)


ダラス空港でようやく食ったテキサスバーベキューが美味しかったです。

終わり。

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