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塗り絵デビュー

最近、店で見かけなくなったなと感じているものに絵ハガキがある。絵ハガキを買おうと探したが見つからず、ダイソーで見つけたのが、絵ハガキにも使えるという塗り絵ノート。これならお手本を切り取れば絵ハガキになる、そう思って購入した。

塗り絵というと幼児教育や高齢者の認知症対策に使われるイメージがあり、あまり面白味のない単調作業の感が強かった。しかし、買った塗り絵は、絵ハガキにもなるという売り文句だけに、お手本の絵が見事で、それに魅せられて、急激に塗る意欲が湧いてきた。

やって見ると根気がいる作業と分かる。薄い色から次第に色を塗り重ねていくのだが、中々色が出ない。お手本は良い色が出てるなと思い、よく見れば、水彩のようだ。先生は水彩で生徒は色鉛筆かよ。何だかマラソン大会で、先生が自転車に乗って伴走していたのを思い出した。しかし、ここは気の持ちようで、限られた資源をいかに駆使するかが、面白い。色鉛筆で頑張ろうと自分を励ます。

塗り絵をすると、脳全体が活性化し、リラックス効果があり、ストレス解消になるそうだ。前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉の全てを使うらしい。数時間かけて、やっと上のように出来上がった。まだ、左のお手本に比べると色が薄い。もう少し塗り込むか。塗り絵を練習すれば、風景写真の模写も可能かと欲が出る。それでストレス解消になれば儲けもの。新たな目標ができた。


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