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「新古事記⑩」日本建国(神武天皇の願い)

「新古事記」あらすじ

前回のお話はこちら


「新古事記⑩」日本建国(神武天皇の願い)


「世界全人類が共に暮らす家族です」


天から地上に降り立ったニニギの
曽孫のカムヤマトイワレビコは
幼い頃から賢く、15歳で皇太子になりました


そして、
45歳の時に兄と子ども達を集めて
こう言ったのです




「アマテラス神からの神勅を受けて
 ニニギが天から地上に降り立ったとき
 まだ世界は混とんとしていたが
 ようやく落ち着いてきた
 
 でも、また各地域に首長がいて争っている

 聞くところによると、
 東の方に山に囲まれた美しい地域があるという
 そこに天の磐船に乗って、
 天から降りてきたものがいるそうだ

 その地域を都として、
 曽祖父の志を果たそうと思うがどうか」


みんなの賛同が得られたため
日向を出発して東に向かいました


しかし途中で
ナガスネヒコの襲撃に遭い
放った矢が兄の腕に刺さってしまい
その傷が元で兄のイツセは死んでしまったのです


イワレビコは悲しみをこらえて進み
熊野に上陸しました


しかし、
そこで悪神の毒気にあたって
みんな深く眠り込んでしまい
進むことができなくなってしまいました




それを天界から見ていた
アマテラス神は、タケミカヅチに
これを鎮めるように伝えました


タケミカヅチは、
熊野にいたタカクラジの夢に現れ
布都御魂という剣を倉に置くから
それをイワレビコに渡すように伝えたのです


タカクラジが夢から覚めると
倉に剣が置いてあったので
イワレビコに渡したところ、
たちまちイワレビコも一行も目覚めたのです


そして再び進み始めましたが
山が険しく進めなくなってしまいました


この時、今度はイワレビコの夢の中に
アマテラス神が現れて、

「八咫烏(ヤタガラス)を遣わすから
 道案内にしなさい」
と言ったのです


すると、夢のお告げ通り
八咫烏が大空より現れ

八咫烏の向かう方向に向かって
イワレビコ達は
進んでいくことができたのです




その後も色々な苦難があったが乗り越えて
ついに、イワレビコは兄を失った
ナガスネヒコと向かい合いました

でも簡単に勝敗は決まらなかった


すると、その時、
天が急に暗くなり雹が降ってきたかと思うと

黄金に輝く金鵄(トビ)が
イワレビコの弓の上に止まった

その時、強い光にナガスネヒコの軍団の
目がくらんで戦う気力を無くしてしまったのです




そしてナガスネヒコがいうには
「私は天から降りてきたニギハヤヒに仕えています」と


後日、
ニギハヤヒはイワレビコのもとに参上し
天から降りてきた事を示す宝物を見せて
共に国づくりを行っていくと決めたのです


そして、イワレビコは大和の地で
初代天皇「神武天皇」となり
日本を建国したのです




神武天皇は、建国にあたり
1つの願い(志)を伝えました


「アマテラス神の神勅を受け継いで
 曽祖父の大切にしてきた
 神ながらの道を生き、

 この地球に暮らす
 すべての人が一つの屋根の下に暮らす家族のように
 みんな仲良く暮らせる、そんな国にしよう」


この時の神武天皇の言葉
「八紘を掩ひて宇にせむこと、亦可からずや」
を日本の建国の精神として

「八紘一宇」と省略して
日本人は、世界を家族として
みんなで仲良く暮らせるように
この言葉を大切にしてきました


神武天皇の志を受け継いで
万世一系で続いているのが今の日本なのです





私たちは
一つの共同体として生き
仲良く生きることを目指して
神々の世界から人間界に降りてきました


私たちは家族なのです


この世界は1つだからです。
誰も置いていかず
みんなが命を輝かせられるように
みんなで思いやり助け合って
家族のように生きる世界を共に作っていくのです


あなた達が境を作っているのです
国境もなければ
区別するものは一つもありません


地球に存在する
すべての人種、動物、植物
すべてが家族です


みんなで仲良くすることが
天の願いです


この世界を一つの家族として
仲良く暮らしていく
そんな世界を共に創っていきましょう




最終話に続く




イラスト:potoreさん


☆新古事記のコンセプト映像☆




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