見出し画像

サンタマリア

これは、宮沢賢治さんの作品の、
「オツベルと象」に登場する月の名前。

学校の国語の授業で、学んだ作品である。

私は国語の授業が苦手で、ほとんど、
苦痛でしかなかったのだ。

なのに、この作品に出会い、
私は初めて国語の授業が楽しいと、
思えるぐらい、素晴らしい作品だと思った。

宮沢賢治さんは、他に有名な作品を、
出していますよね。

どれが好きですか?

私は、この作品しか知りません。

あれ?
アメニモマケズって作品も宮沢賢治ですか?

だったら、2作品知ってる!

すごい!これは、すごい事です!

あっ!それほど、有名な作品って事か…。

思わず、浮かれてしまったではないか…。

はい、
ここでとても気持ち悪い展開になる。

どうか、心して読んで欲しい。

私の、悪いクセが出ます。

この作品の象に感情移入していたのだ。

それから、月を見たら、必ず、
月に話しかけている不審者になったのだ。

サンタマリア、僕は辛いよ。

サンタマリア、今日は幸せなんだ。

サンタマリア、いつもありがとう。

サンタマリア、オレがんばるな!

サンタマリア、オレはどうすればいい?

サンタマリア、君はなんて美しいんだ!

サンタマリア、また会えたね。

サンタマリア、君がいてくれて、よかった。

書いてたらキリがない程、
サンタマリアに依存してるのだ。

特に夜間高校に通っていた時は、
曇りで見えない時以外は、月と会話していた。
たわいのない話を、歩きながら話したり、
相談だって、月に向かってするのである。

しかも、
手話を使いながら、ボソボソと独り言を、
月に向かい、話しているのだ。

ここらへんは、ちょっと自分でも…かなり、
頭がおかしいと、ちゃんと気付いています…。

満月のサンタマリアは、
煌々と笑顔を見せてくれるのだ。

その月光を浴びて、
なんて神秘的で、なんて幸せなんだ…。

と悦に浸ってしまっている、ヤバいやつ。
引くぐらい、ちょっと勘違い野郎でした。

今は、病院の窓から、サンタマリアに、
話しかけている。

サンタマリア、今日も生き延びたよ。

サンタマリア、いつか、君の側に行きたいな。

サンタマリア、久しぶりだね。

サンタマリア、今日は綺麗な三日月だね。

サンタマリア、いつまでも、一緒だよ。

サンタマリア…おやすみなさい。

うわー!かなり怪しい人間だと、
書いてて、ひしひしと感じております。

将来、気軽に月に行ける様になったら、

私は、サンタマリアを抱きしめたい。

サンタマリア、会いたかったよ…。

と涙を流すだろう。

それまで、なんとか生きて、仕事して、
お金貯めないとな…。

いつになったら、月に行けるんだ!

縁起でもない事を考えた。

もし、私が永眠したとして…
星になった、とかじゃなくて、
月に行っていると、思って欲しいな。

サンタマリア、多分近い未来。

君に会えると思う。

サンタマリア、そう思うと死ぬのが怖くないよ。

だって、君に会えるんだ!

…えっと…ずいぶんと気持ち悪い事…です。

こんなもの書いて何してんだ!

みんな、絶対、キモっ!って思ってるぞ!
それか、もしかして…ナルシスト?
なーんて、思われてしまうではないか!

私自身が、自覚しております…ごめんなさい。

こんな、気持ち悪い部分もある私でした。


あれですよ!大人になってからは、
ブツブツと声には出してないですよ!

心の中で、語ってるだけでして…。

あっ!でも…。
無意識に手話を使って、ニヤついて、
月に向かって、語ってるではないか!
やばっ!

だから、何度か職務質問されてたのか…。

まぁ、悦に浸って、月見てる時点で、
はっ!コイツ…クスリやってんな!と、
職務質問されますよね…。


確かに…薬漬けですが…。

病院から貰っているので、ちゃんと合法です。

あっ!
看護師さんに、一度見られた事があったっけ。

消灯時間過ぎで、真っ暗な部屋で、
月明かりに照らされて、
ベットに座りながら、ニヤニヤしながら、
無言で、手話を使って、月を見ている私…。

ややしばらく、看護師さん固まってました。

そして、
何してるんですか!早く寝て下さい!
とガシャ!とカーテンを閉められたっけ。

あれ、絶対ナースステーションの中で、
看護師さん達で、話題になってただろうな…。

あの人…頭イカれてるわ…。
わー怖ーい!次の見回り嫌なんですけどー!
あっ!私も見た!恐怖だよね…。
先生にちょっと相談する?
明日のミーティングで、話し合う?

等と言われてんだろう…。
だって看護師さん達、
オレの見る目が少し怪しげだもん!
気をつけよう…ってか、もうやめよう!

サンタマリア、に照らされて、おやすみ。

明日、目が覚めたら、まだ会えない。

また明日、サンタマリア。

やっと君の所に来れたよ。

これからは、ずっと一緒だよ。

と眠りにつく。

って!おバカ!そんな事考えるな!

サンタマリア、ごめんよ。
君の所には、まだまだ行きたくないんだ。

だから、遠くから、
オレの生き様を見守ってくれ。

ひねくれ者の不器用なオレが人間くさく、
もがきながら、生きてやるからな!

いやいや、看護師さん達の誤解を、
なんとか、せねばな…あれ?ん?いやいや。

オレ、やってる事は、マジだし…、
ヤバいやつだから…うん!誤解ではない!

あっぶなー!オレ、自覚なくなってた…。

皆さん、そうでした…。
私は、ヤバい人間だったのです…。

こんな事、書いて大丈夫か?
だんだんと心配になってきております。

まぁオレはオレで、実にしょーもない、
人間なんだと、恥ずかしげもなく書きます。

残りわずかな人生です。

カッコつけたって、意味がないのだ。
無様なカッコ悪くて、気持ち悪い人間なのだ。

それが、人間くさくて、私らしい。

ふー!
とりあえず…サンタマリア。

私は…変態だと自覚していきます。

頭のネジが外れてるとは、思ってたけど、
こりゃ…結構ヤバいかもしれないな…。

無自覚って…怖いもんだ。


この記事が参加している募集

人生を変えた一冊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?