しんさく

基本、泣き虫野郎です。

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マガジン

  • 私と言う人間

    私のは何者なのでしょうか。

  • 小学、中学、高校時代

    学生時代のお話です。

  • 天使

    かわいい天使との試練と宿命のお話。

  • かあちゃん

    かあちゃんの事を書いた物を集めました。 初めの頃は、かあちゃんが耳が聞こえないと言う事をかくしてました。 すみません…。

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私の取り扱い説明書

私は可もなく不可もない。 特別なにかあるわけではない。 今までひた隠しにしていた自己紹介。 まずは己を名乗らなければ、 いけないのでは? と指摘を受けました。 私はLINE、Twitter等の、 ソーシャルネットネットワーキングサービス。 いわゆるSNSをしていない。 じゃなぜ、この様な所で 文章を書きはじめたか。 それは、過去の「生命と死」の中で、 出会った赤ちゃんだった子であり、 自己紹介を指摘してきたヤツである。 その子にいつも会うと、 色々と過去の話

    • 余命宣告。

      あと、残りわずかとなりました。 延命処置は、してもらってます。 ここからが、踏ん張り時。 新しい病室からの景色は、殺風景。 生かされてます。 伸びしろに期待しております。 これが、最後かも知れません。 悔いはないです。

      • 最悪。

        あらかじめ、言いたいのだが、 これは、私の勝手な持論であり、 私のひねくれた思考回路のお話です。 最悪。 ついつい言葉にしてしまう事はありますか? 私は、ここ数年使わないのだ。 なぜなら、生きている今が一番幸せで、 最悪なのは、ポックリ死んでしまう事だと、 常日頃、思って生活しているからである。 死んでしまったら、何もできやしない。 あれしとけば良かった、あれを忘れてた。 あの人に会いに行けばよかった。 もっと、もっと、生きたかった…。 あー最悪だ。何もかも最悪だ。

        • 再来。

          ずっと、ずっと、避けてたんです。 会う事が出来ずに、怯えていて、 なかった事にしよう…。 次に進もうと、いずれは来る別れだと、 思い込んで、暗示をかけていたのです。 病院に、 通院とリハビリ、カウンセリングを、 受けてヘトヘトになって歩いていた。 まさか、あの子とまた再来するなんて。 目が合った瞬間、長い時間の様に、 見つめ合い、目を逸らす事が出来ずに、 何も考えずに、私は笑顔になっていました。 すると、あの子は気まずそうに、 ペコリと軽くおじきをして目を逸らした。

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        私の取り扱い説明書

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        • 私と言う人間
          29本
        • 小学、中学、高校時代
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        • かあちゃん
          41本

        記事

          もどっておいで。

          とある絵本が目に止まる。 絵本の内容は、シロクマの子が漁船につかまって、 故郷から離れたが、野良猫達にたすけられ、 また、漁船で帰ってくるお話である。 と、話の内容は実はどうでもよくて…。 「もどっておいで!」 の文字に心を揺さぶられてしまったのだ。 なぜなら、心からもどってきてほしい人が、 いるからである。 もどかしさと、むなしさ、さびしさ、 色んな感情が、この言葉に詰まっている。 もどっておいで…いや、もどってきて…。 そう、何度も心の中をループするのである

          もどっておいで。

          おしいれのぼうけん。

          この絵本を、知っているだろうか。 私は、病院で入院中にある子から、 退院するから、これあげるともらったのだ。 なかなか、読む気になれずに、 その絵本は荷物に紛れて存在すら、 忘れかけていた時である。 急に、突如としてその記憶がよみがえり、 読んでみたくなった。 荷物に紛れて、その絵本はどこか、 怖いイメージの表紙で、決して楽しいとか、 面白い絵本ではない事がうかがえる。 読み進めて、絵本と言うより文章が多く、 それが、またリアルでどことなく怖い。 そんな中、耳を疑

          おしいれのぼうけん。

          特権。

          先週の出来事。 とある障害者と共になんちゃらという、 イベントがあった。 3年ぶりの、そのイベントは、厳重な体制で、 流行病対策を、へて開催された。 そこで、私はスクリーンにひたすら、 文字を書いていた。 手話を使う人もいたが、遠い人には、 見えない為、私が司会者や参加者の皆様の、 声や、進行状況等を、文字にしたものが、 スクリーンにすらすらと、流れるのだ。 ある程度のシナリオは、用意されていた。 司会者の言葉も決まっていたし、 ある人の朗読も、手元にあり、 それを

          げせない。

          さかのぼる事、小学校2年生の秋。 公園で、よく話しかけてくる子がいた。 当時は、警戒心もなく誰でも仲良くしてた。 その子は年上で、とても積極的。 それぐらいしか、知らなかったのに。 自転車で遠くに行こう。 そう言われ、私は自転車なんて、 持ってなかったし、乗れなかった。 だが、その子は二人乗りすれば、 いいよ、ここに座ってれば大丈夫だから。 言われるがままに、 その子の自転車の後ろに座ると、 勢いよく自転車を漕いで爆走したのだ。 信号無視だし、車や人がいても、

          げせない。

          強運。

          私と言う人間は、 ひねくれ者で、不器用で、 とてつもなく厄介なヤツである。 そんな、私なのだが、 かあちゃんゆずりの部分と言うか、 かあちゃんの影響が強く私を作っている。 かあちゃんは、 ケンカばかりするし、 酒に溺れて、暴れまくるのが日常茶飯。 耳の聞こえないかあちゃんは、 言葉が出てこない代わり、手が先に出て、 暴力を駆使して、私に手加減なしに、 当たり散らす…その時はいつも殺されると、 思うぐらい、それは派手に痛めつける。 これは、私には出来ない。 これでも、

          もしかしたら…。

          突然ですが、未確認飛行物体を信じますか? 実際に見た人もいるかもしれない…。 私は…まだ見た事がないのだ。 でも私はその未確認飛行物体の正体は、 宇宙人ではないと確信と言うか思い込んでる。 はい、ここで私のひねくれた思考始まります。 私は、 未確認飛行物体は未来の人だと思ってる。 私の知能は、 多分小学生くらいの単細胞かもしれない。 化学の進化は、計り知れない程、 とてつもないかもしれない。 いつも度肝抜かれる事がたくさんある。 きっと、それは極秘にかなり進化

          もしかしたら…。

          おばあちゃん。

          ナンパしてきたおばあちゃんが、死んだ。 流行病に侵されてあっという間の出来事。 濃厚ではないが、接触していたので、 棒を鼻の中にグリグリ入れられて検査する。 すごく痛かった…泣けてきたよ。 おばあちゃんが亡くなった胸の痛みよりは、 全然ましだけど…。 結果は陰性でした。 おばあちゃんから、もらっていた食材を、 見つめて、つい最近なんともなく、 笑って、一緒にご飯を食べたのに…。 この食材で、 今度はお好み焼きを、 作ってあげると言うと、 おばあちゃん、楽しみにし

          おばあちゃん。

          なくしもの。

          これは、かあちゃんの話。 かあちゃんは、耳が聞こえない。 なので、 いつも補聴器をつけているのだが、 ほぼと言うかまったく聞こえない。 だが、補聴器を付けると、 かすかな音と言うか雑音をひろう。 それを、頼りに頭痛と戦いながら、 補聴器を付けて過ごすのだ。 かあちゃんは、家に帰るとすぐに、 どっかに補聴器を、置くのである。 そして、その場所を忘れてしまう。 補聴器は、耳から離すとピーピーと、 存在感たっぷりにその場所を教えてくれる。 私は、いつもその補聴器の電

          なくしもの。

          ナンパされた。

          その日は大雨だった。 病院の精密検査を、いくつも受けて、 疲れ果てて、ちょっと疲れて気味でした。 傘をさしながら、買い物に向かった。 すると、どこからか声が聞こえてきた。 声のする方向に目をやると、 ボロボロのアパートの二階に、 ヨボヨボのおばあちゃんが手招きしてる。 私は、仕方なしにおばあちゃんの所に行く。 おばあちゃんは、 あんた、どこいくのー? 大丈夫なのかい? どこか悪いのかい? 私は、 これから食料の買い物に行くんだ! おばあちゃんに心配されて恥ずかしい

          ナンパされた。

          大家さん。

          今回は、大家さんの話をします。 私が入院する時も、 いってらっしゃいと軽く送り出し、 退院するまでの、約一年ものあいだ、 私の部屋を、そのままにしてくれるのである。 しかも、 定期的に仏壇のかあちゃんの、 仏花やお供えや、水を替えたり、 部屋の換気は定期的にしてくれる。 時にハウスクリーニングを頼んでまで、 私の部屋をキレイに維持し帰ってくるまで、 色々と私の代わりに、あれこれとしてくれる。 ありえないくらい、 人が良すぎる優しい人なんです。 退院した時すら、 病院

          大家さん。

          爪あと。

          かあちゃんは、夜に爪を切る。 幼少期、なんで、夜に爪を切るの? と聞いた事がある。 かあちゃんは、 親の死に目に…会えなかったからさ。 そう、伝えてくると、 爪の切る音が、パチン、パチンと、 響いて聞こえてきて、怖かった記憶がある。 かあちゃんの両親の話は、 高校生の時に聞いた。 交通事故で2人共、死んだそうだ。 その時に、かあちゃんの爪を切る理由を知る。 親の死に目に、会えなかったからこそ、 あえて、夜に爪を切っていたのだ。 それは、月日の流れの中、伸びてく

          爪あと。

          ロッカー

          私は、仕事をコロコロ変える。 持病の影響もあるが、自分に正直に生きてる為、 いわゆる、厄介者なのだ。 雇用を更新出来ずに、辞めさせられるのだ。 かあちゃんの影響なのか、納得のいかない、 権力をかざして無理難題を押し付ける会社の、 反逆者として、声を上げて、勢いに任せて、 みずから、辞める事もある。 そして、仕事するにあたり、 ロッカーを割り当てられる事が多々あった。 ロッカーには、私が頑張って仕事をしていた、 モノがたくさん詰まっているのだ。 辞める時は、いつもその

          ロッカー