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妄想が止まらない人の原因を見る(異常な潔癖症の治し方)

精神疾患を抱える人々はどのようなチャクラの問題を抱えているのでしょうか。
(ここに一つのケースとして、私の実際の見聞を記録しておきます)

私は心理学および精神医療の問題点を以前から感じていました。
患者たちは薬漬けによって、何ら解決に至っていない問題があることを知っていました。

うつ病になる
→医者から精神薬を処方される
→治らずに延々と薬を飲み続けることになる

それらは対症療法です。こういったケースは山ほどあります。
構造的な問題を挙げれば、製薬会社と医療業界による利益至上主義があります。
製薬会社の経営者の動機を分析すると、患者を治す気など毛頭なく、薬を飲み続けるように仕向け、利益を出せればいいと考えています。

そのため、根本の治癒のためには他の分野を研究する必要がありました。
ザ・ヒーラーの異名を持つダスカロスの話をはじめとして、より深いレベルの癒しについて、霊的知識の観点から研究しておりました。

今回の話は、その一つの代表的な症状として、当てはまるものだったので紹介します。

コロナ以前に私が各地で指導を行っていた時。
全国で講演会や講習会をささやかながらにいくつか開催させていただいておりました。

その講習会に参加した方が、講習会終わりに掛け合ってきたのです。

「先生、どうにか私の症状を見てもらえませんか?」

基本的に私はお願いされても見ることがありません。
私自身は一介の探究者であり、ダスカロスのようなヒーラーではないからです。
しかし、あまりにも必死に何度もお願いされるので、例外的に話を聞いてみることにしました。

その講習会は京都で行っていましたが、その参加者のAさんは東京からやってきたそうです。

以下、Aさんの話をまとめるとこうです。

Aさん「実は私は東京からやってきて、今もおかしな思考に悩まされているんです」

私「それは一体どういうことですか?」

Aさん「妄想というのでしょうか。ある日、職場で働いていた時にどうしても苦手な人に出会いました。その人に対する心の中の悪口が止まらなくなって、次第にその苦手な人が触ったものをすべて触れなくなったんです」

Aさんの格好を見ると、作業着姿で両手に軍手をされていました。
講習会においてさえも軍手を外さず、東京からそのまま作業着姿で来たように見えました。

Aさん「それから、たまらなくすべてが気持ち悪くなって、何もかも素手で触れなくなったんです。新幹線に乗って、逃げて逃げて、新幹線の取っ手さえも触れなくて……寝ることもできずに、そのまま先生が講習会を開くことを聞きつけて参加しました」

苦手な人のものを触りたくないというのはよくある話です。
しかし、彼の話は病的であり、もはや苦手な人物に関係なく、世界の全てが気持ち悪くなって、手で触れない様子でした。

私「一睡もせずに東京から参加されたんですか?」

Aさん「はい。今もおかしな思考が止まらなくて、何も持たずにここまでやってきてます。先生はヨガの知識もおありですよね。どうか、チャクラ的にどこに問題があるのか見てもらえませんか?」

私は少々と考え込んでから答えました。

私「……わかりました。見てみましょう」

私は集中状態に入って、彼のチャクラのポイントを心の目で一つ一つ見ていきました。

各チャクラを見ていくと、第2チャクラが病的なほどに活性化しているのが見えました。
活性化という語句には良い意味しかありませんが、この場合においては悪い意味でエネルギーが集中していたのです。

第2チャクラが青黒く円を描くようにして回転し、ウィルスのような奇妙な形状をしながらエネルギーを放射しています。
中心部分に集中すると、ひたすら悪口を述べ続けるAさんの姿が見えてきました。

私「第2チャクラに問題がおありですね」

Aさん「第2チャクラに問題があるってことは、どうすればいいのでしょうか」

私「第2チャクラを浄化することです。苦手な人に対する悪口の気持ちを吐いていってください。そうすれば、異常な潔癖症も治りますよ」

その二つは連関していました。
苦手な人に対する悪口の思いがトリガーになって、すべてが気持ち悪く感じられるほどに拒否感が現れるのです。

その結果、常に軍手も取れないほどの潔癖症になっていました。

その後、Aさんにはいくつかのヨガのアドバイスを送りました。
私の言った通りに実践できていれば、異常な思考と潔癖症のようなものは治っている可能性があります。
当時よりもはるかに現在の方が研究が進んでいるので、より効果的な方法を伝えられると思いますが、当時は当時で伝えられる範囲で伝えました。

さて、このケースでは第2チャクラに問題が見られました。

第2チャクラの各花びらで分析すると、見えてくるものがあります。
当時は細かくわかりませんでしたが、今ならよくわかります。
チャクラの花びらの知識は、ガネーシャヨガの本(ガネーシャ・ヨガ――チャクラとカルマの解説 中)にまとめています。

各チャクラには花びらがあり、チャクラの中心に溜まったカルマが各花びらにエネルギーとして表現されています。

以下、拙著からの引用部分です。

第2チャクラの各花びらの意味:否定的な性質→(肯定的な性質)
1 自己欺瞞、エセ、不誠実→(偽りの無い、正直、誠実)
2 報復、復讐、容赦しない→(慈悲、寛容)
3 べたべたする、偏見、偏狭→(静穏、偏見のない)
4 疑い、皮肉っぽい、異性に対するやきもち。羨望→(満ち足りている、充足感、執着しない)
5 軽蔑、人嫌い、憎悪→(付き合いやすい、人好き、感じのよい)
6 拒絶、排除、差別→(共感、受容)

ガネーシャ・ヨガ――チャクラとカルマの解説 中

左側が否定的な性質であり、悪徳として現れた側面です。
右側が肯定的な性質であり、美徳として現れた側面です。
浄化が進むと、右側の美徳面が現れてきます。

第2チャクラは基本的に水のエネルギーで構成されています。
水のエネルギーは主に感情に結びつき、他には身体の液体(血液、リンパ液、体液全般)を構成しています。

今回のケースで考えると、特に5番目の花びら「憎悪」が関連しています。
苦手な人に対する憎悪の感情から悪口がスイッチになって、6番目の花びら「拒絶」を引き起こしていたわけです。
何もかも気持ち悪く感じるのは、3番目のべたべたとした感覚も含まれています。

第2チャクラの水のエネルギーがよどんでいると、何もかも気持ち悪く感じられてきます。
自己嫌悪に陥ることもあります。

第2チャクラを効果的に浄化することができれば、こういった精神疾患に近いほどの潔癖症を治療することも可能なのではないかと考えています。

ただ、一般的な精神医学とはまったく異なる点があります。
チャクラを浄化するための基本条件です。

そもそも、チャクラには人間の思考や感情をはじめとしたエネルギーが溜まっています。
ネガティブなものが暗いエネルギーとしてあるのです。
その想念エネルギー自体がカルマです。
それは時に泥水のようなエネルギーであったりします。

泥水は泥水で洗い流すことはできません。
つまり、悪感情は悪感情で洗い流せないということです。

まして、終わりなき自己分析や拷問に近い心理学の振り返り法などには反対です。
イヤなことを思い出しても、それがなくなることはありません。
思考を単に観察しても無意味です。

ただ、そこにあるだけだとわかるだけでは何の改善もないということです。
単なる観察だけではなく、自己改善のために不可欠なものがあります。

先ほどの話をより深めるために、具体的にどんなイメージでチャクラを浄化していくのかをお伝えします。
そうすれば、不可欠なものがご理解いただけます。
異常な潔癖症を抱えた人の第2チャクラには、禍々しいほどのよどんだ暗い水のエネルギーが溜まっていました。

黒いウィルス状のエネルギーが第2チャクラから放射していたのです。
そこから延々と悪口が聞こえてきました。
つまり、悪口を心の中で述べ続ける思いがチャクラに暗いエネルギーとして見えたわけです。

これを浄化するためには、より純粋なエネルギーを自らに下してくる必要があります。
たとえるならば、純粋な水を汲んできて、チャクラを洗い流す必要があります。

最も純粋なエネルギーは、神エネルギーです。
神の至純の境地にあります。

ヨガを通して、そのエネルギーを自らに下すと、純白のような光のエネルギーがチャクラに流れ込んできます。
第2チャクラのポイント(尾てい骨の中央)に、それが入ってくるのをイメージします。

純白のエネルギーが一気に真っ黒なチャクラをほどくようにして、洗い流していきます。
そうして、悪口ばかりの想念エネルギーが揉み洗いした後の汚れのように浮かび上がってきます。

第2チャクラの悪感情の黒いエネルギーと神の純白のエネルギーが交じり合って、灰色のような色合いになります。
それを一気に吐く呼吸と共に、口から吐き出していくのです。

何か月もかけて、何回も繰り返していくと、次第にチャクラは黒い状態から明るい色合いに変わっていきます。
未浄化の第2チャクラは黒に近いか、あるいは青黒い感じの色合いをしていたりします。
浄化を進めると、透明感のある白っぽい青色になっていきます。
基本的に、透明度の高い色合いがチャクラが浄化された状態です。

そうやって、浄化が進んでいくと、苦手な人に対する悪口や拒否感のようなものも自然となくなっていきます。

神エネルギーとは、いわば神の光です。
それがチャクラに流れ込んだ瞬間に、チャクラが光で溶かされるようにして、ゆるんでいきます。
そのときに自然と嫌な気持ちも溶けていくのです。

代わりに、神の至福のエネルギーに満ち満ちていきます。
それは神意識(キリスト意識)のエネルギーです。

(なお、ガネーシャ天のエネルギーでも浄化可能です。それもまた純粋なエネルギーだからです。しかし、キリスト意識のエネルギーはより源泉です)

私の感覚を述べると、神エネルギーが流れ込んでくると嫌な気持ちが溶けていって、本当に悩みなどどうでもよくなって、その代わりに最高の幸福感に満たされるのです。
これ以上にないほどの喜びや至福です。
キリスト意識の純粋な喜びは、一切の曇りなきほどに透明です。


ガネーシャ天の喜びもまた素晴らしいものです。
それは地上の満腹感に似ています。
ご飯をいっぱい食べたとか、いっぱい満足するまで遊んだなどの喜び(地上の32の満足感に対応)に近いです。
白いガネーシャ天の力を借りると、チャクラの浄化は進みます。

それに対して、キリスト意識の喜びは天上の最も純粋なものです。
地上の何物にもたとえられないものです。
だからこそ、言葉にするのは簡単ではないですね。

神エネルギーは、山頂の源泉の最も純粋な水のように透明感のあるエネルギーです。
それがチャクラに流れ込んでくると暗いエネルギーを浄化して、すべてのカルマをゼロにするように溶かしていきます。

だから、私は何度でも言います。
ヨガ及び瞑想に不可欠なものとは何か。

まず、はじめに神と繋がること。

それなくして、どんなヨガも成り立たず。
どんな神聖なものも骨抜きとなってしまうということです。

師の役割とは、生徒が神と繋がれるようにヨガを教えることです。
そして、神エネルギーをこの地上に運び込むことです。

それがあれば、どんなものも成り立ち、どんなものも最高のものに変わります。
神なくして、聖なるヨガはありえません。

つまり、神エネルギーを下ろすためには、神と繋がる必要があります。
最初は誰もが簡単に神に繋がれるわけではないので、中継ポイントの役割として、師の助けが必要だったりするわけですね。

本物のヨガの第1の条件を挙げるとしたら、これに尽きます。

1 神と繋がること

これが最も大切な基本条件です。
神と繋がることで、神エネルギーがいくらでも流れてくるようになるからです。
それで浄化が起きてきます。霊的進化も起こります。

次に自己改善が必要だと深く理解し、自分を高めていく姿勢が必要です。

2 より良い人間になろうとする姿勢

真のヨガを正しく実践すると、神と繋がることができます。
また、ヨガ体系の中に良い人間になっていくための具体的なハウツーがあります。

さて、異常な潔癖症を直すためにはどうすればいいのでしょうか。

まとめると、まず神と繋がることです。
そのために聖なるヨガ(ガネーシャ・ヨガやキリスト意識の瞑想)を実践することです。
正師に習うのでもいいし、本からでも学べるようにしています。

その上で神エネルギーを下ろしてきて、第2チャクラに入れて浄化することです。
そして、浮かび上がったネガティブな感情や思考を吐いていき、手放し、自らを改善していくのです。

神エネルギー無くして、自己改善などありえません。

これが巷の瞑想とは決定的に違う点です。

観察すれば、感情や思考がなくなるわけではありません。
これが探究の上での現在の私の実感です。
観察だけで感情や思考がなくなるというのは、そこらへんにある岩を見るだけで砕けると言っているようなものです。
感情という岩を砕くためには、必ず粉砕するための機材が必要です。

その最高の機材の役割を果たすのは、神なのです。

自分の力ですべてできると思っているなら、大いなる勘違いです。
自己努力というのは不可欠ですが、それは始まりなのです。
自己努力に神の協力が掛け合わさって、最高の結果がついてきます。

かといって、自己努力を放棄すればいいというわけではありません。
自己努力と神の協力という両輪がうまく作用したときに、すべてが回り始めます。

どんなこともまず、自分の一番深い場所(神)と繋がってやることです。
そうすれば、神エネルギーが流れ出して、すべてがうまくいきます。


・ガネーシャの初級聖音クラス(募集中)
毎週土曜日 13時~15時まで(45分2コマ。15分休憩あり)
開催場所 完全オンライン(グーグルミート)
月謝 11000円
連絡先 sinsenakiranositumonbako@gmail.com
参加条件 誰でも参加OK

わからないことがあれば、気軽に問い合わせてくださればと思います。