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二輪免許取得記20。

卒業検定1回目。
1回目、というところでオチが見えている。

前回の教習後に言われたとおり、9:30に教習所へ。
といっても、朝が弱いので、たまにしかしないストレッチをして体を温めて、30分くらい早めに教習所に着くように家を出た。
ちなみに、目が覚めたのは朝の5時。
平日よりも2時間早い。
さて、9時前に着いたものの、まだドアが開いていない。
車の中で9時をすぎるまで待って、もう一度。
・・・開かない。
高齢者教習の方々と途方に暮れていると、別の建物から教官が登場。
「脇の入り口から入っちゃってください、今開けるので」
とのことなので、中へ。
ぼんやりとマンガの棚を見ていて、「俺物語!!」があるのに気づく。
待っている間やることもないので、コースの復習と、「ばくおん!」の1巻、羽音が卒検を受けるシーンをKindleで読んだりして待つ。
検定の予定が張り出される。
普通免許4人、大型免許2人、普通二輪2人。
最初に普通免許の4人が呼ばれたけれど、その後の呼び出しに気づかなかったのか、顔見知りの事務員さんにピンポイントで呼ばれる。
あわてて検定の説明が行われる教室へ。
しばらくして、教官が入ってきて説明が始まる。
今日のコース、検定の流れ、検定が終わった後の手続き。
普通免許の人は、卒検に受かったら学科試験を受ける。
大型の人は、検定に合格したら手続きをして、17:30以降に仮免が交付。
二輪の人は、卒検に合格したら免許センターに行けるのだけれど、受付時間が13:30までなので、教官にその旨伝えるように。
そして、教習を受ける上での注意事項。
四輪の教習は、隣で教官がコースを指示してくれるらしい。
うらやましい・・・!
検定は100点から始まり、ミスがあると減点して、大型が60点、普通・二輪が70点以上なら合格。
そのほか「これをやったら検定中止」という説明も。
同じ場所で4回以上エンストや切り返し、脱輪してそのまま走る、急制動でスピードが足りない、止まりきれない、バイクの場合は転倒も検定中止。
一通り説明を受け、三々五々教習場所へ。
二輪のコースに行ってみたけれど、誰もいない。
一緒に受ける人も教官も、誰も来る気配がないので、不安になって四輪の集合場所の近くにいたら、四輪の教官に「二輪の所で準備してていいよ!」と言われてあわてて戻る。
電気のついていない教習小屋でプロテクターを着けて待っていたら、やっと一緒に受ける人と教官が登場。
たまに二輪の教習をしているらしいのだけれど、初めて会う教官。
普段乗っている教習車は?と訊かれ、○号車にしか乗ったことがないです、と素直に答える。
シートはローダウン。
一緒に受ける人は背の高い男性なので、それぞれ別のバイクを使うことになる。
直前の時間に教習はなかったようで、教官がそれぞれのバイクのエンジンをかけ、しばらくしたらひたすらぐるぐると回り、バイクを暖める。
2台のバイクが準備できたところで、検定開始。
まずは一緒に受ける人。
説明を受け、一回り慣らし運転をして、検定開始。
あまりまじまじ見るのも悪かろう、ということで、小屋の中でおとなしくしている。
少しぎこちない感じながらも、無事終了。
戻ってきた人に「お疲れさまでした」と声をかけ、今度は自分。
同じく慣らし運転を一回り。
ギアチェンジが我ながらガタガタ、加速がいちいちぎこちない。
一時停止もふらつくし、発進でアクセルを開けすぎてエンジン音がうるさい。
発着点に戻って、検定開始。
最初の一時停止を左折、一周して急制動。
急制動の加速前に方向指示器の消し忘れに気づき、あわてて消す。
急制動は無事クリア、右折の方向指示器を出そうとしてクラクションを鳴らしてしまう。
なんとか右折し、踏切に進入。
方向指示器を切ろうとしてまたクラクション。
大いに焦りつつ、坂道発進。
なんとかクリア、次はS字。
減速して、右折で入って、最初のカーブは無事クリアしたものの、右手に力が入りすぎたのか、なぜか加速してしまう。
リアブレーキで減速しようにも、進路が立て直せない。
結果、S字から脱輪、転倒という検定中止のコンボを決める。
教官が見張り塔から降りてくる。
バイクを起こすのを手伝ってくれて、「結果はわかっているだろうけれど、このまま続ける?」と訊かれる。
検定は中止だけれど、次への予習もかねてその後の科目も続ける。
クランク、スラローム、一本橋。
転倒の後はリラックスして、スムーズに走れた。
発着地点に戻って、ギアをNにして、エンジンを切って、サイドスタンドを立てて、終了。
合否はその場では言えないそうなので、待合室で待つように、との指示。
その後、教官からアドバイスをいくつか。
方向指示器の消し忘れに注意して、スラロームは終わったらアクセルを切るんじゃなく、終わったらすっと出る、一本橋はちょうど7秒くらいだったから、無理して遅くしなくていい。
「あとは目線だねー、コースの先を見てないと、さっきみたいに明後日の方向行っちゃうから」と言われる。
結果は分かっているけれど、帰ってしまうわけにはいかないので、待合室で「俺物語!!」を読みながら待つ。
テンポの早さが少女マンガっぽくなくていいよな、とか思いつつ、四輪の検定も終わり、結果発表。
まあ、予想通り落ちているので、さっそく補習の予約をするため受付に。
と、最初に引き起こしを教えてくれた教官が受付にいた。
「どうしたん?どこで失敗したの?」と訊かれ、S字で吹っ飛んじゃったんですよと答えると、しょうがねえなあ、と苦笑されて少し気持ちが軽くなった。
予約を取ろうとしたら、今日の予約はいっぱい。
明日なら空きがありますよ、と言われたけれど、明日は仕事。
結局、一週間後の連休で、補習と卒検を受けることになった。
補習で「みきわめ不良」と言われてしまうと、もう1時間受けなければならなくなってしまう。
できれば年内には免許をとりたい。

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