ヒプマイの話の続き。
熱しやすく冷めやすい、熱しても「あちっ」程度の熱しか持たない自分が、いつまでこのコンテンツを好きでいつづけるかはわからないけれど、
現時点での好きなものを書き留めておこうと思う。

お気に入りの曲は山田二郎「センセンフコク」(イントロからかっこいい)、
観音坂独歩「チクジリア」(サビが耳に残る)「BLACK OR WHITE」(ラップが聴きやすいのと歌詞が好き)、
伊弉冉一二三「パーティーを止めないで」(誰が曲を書いたかがわかりすぎて笑う)、
どついたれ本舗「あゝ大阪dreamin'night」(イントロの三味線からつかまれるのとオオサカ推しなので)、
Bad Ass Temple「Bad Ass Temple Funky Sounds」(nobodyknows+だ！と思ったら合ってた)、
Fling Posse「Sibuya Marble Texture -PCCS-」(オシャレな音で爽やかなメロディ)、
「ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem- +」(曲調が好きなのと「ペンは剣よりヒプノシスマイク」というリリックが訳わからなくて好き)、あたり。
聴き込んでいるわけではないので、聴きやすい曲ばかりのラインナップだけれど。

キャラクターとして好きなのが、白井悠介さん演じる「飴村乱数」。
カワイイ系のちょっとうざいキャラ、みたいな感じなのに、一番闇が深い。
で、その振り幅を演じている白井さんという人の演技がやべえな、と思って検索したら、ウィキペディアの出演作のリストがめちゃくちゃに長くて笑ってしまった。
すごい人なんですね…

声が好きなのが駒田航さん演じる入間銃兎。
滑舌が良くて圧のあるハイトーン、よく通る伸びやかな声ででたたみかけるリリック。
慇懃無礼な感じも高らかなラップも怒鳴りつけるような声も全部説得力がすごい。

キャラの造形が好きなのはどついたれ本舗の二人。
見た目がストライクなのが白膠木簓(変換で出るのか！)。
そこそこ長身で細身のスーツが似合う薄い身体と細長い手足、短めのサラサラヘア、表情の読めない笑った糸目。
元相方の躑躅森蘆笙(こっちも変換で出るのか！)は、すぐ横にいるでかい才能に呑まれちゃって芸人の道からドロップアウトして、今は高校の数学の先生、という、語りどころの多い設定。
あと、共感しやすい狂気としての観音坂独歩。
普段は謝ってばっかりのネガティブな会社員なんだけど、ライムが殺意に満ちていて共感が持てる。

アニメに関しては、お約束とかがよくわからないのでなんとも言えないけど(マイクを胴に巻きつけて脅したりラップで爆発したりとかはアリなのか？)、オープニングがかっこよくて好き。
音が聞こえにくい人が身内にいるので、ラップが文字で出てくるのはいいなと思った。
聴覚以外の感覚で楽しさを作る方法について考えているので、参考になる。

世界観については、正直もやっとするところはある。
横暴な女性権力者とそれに対抗する男性、という対立軸は雑じゃないか？もっと戦うべきものがあるんじゃないか？とか、
男らしさ＝強さという前提で、それをよいものとして扱うのはいささか時代遅れでは？とか。
アニメで台詞が変えられたみたいに、これから色々変わっていくのだと思うけれど。

元々アニメはほとんど見ないし、たまに見るアニメは女の子しか出てこないので(ゆるキャン△とかけものフレンズとか)、正直ここに出てくる声優さんを一人も知らなかった。
ついでに、ドラマCDとかラジオドラマとかの、音声だけの演技というのもあんまり好きではないので聴いたことがなかった。
でも、曲を聴いて、背景を知った方が面白そうだと思ってドラマパートも聴くようになった。
コミカライズも買ったしCD付いているオフィシャルガイドブックも買った。
あとはアニメイトにでも行こうか。

恋みたいに情熱を燃やすものがあれば、生きるのが楽しくなるんじゃないか、という幻想を捨てきれないでいる。