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浜松のあたらしい風景「卸本町」

写真家・若木信吾さんの経営するBOOKS AND PRINTSやライブハウスKIRCHHERRなどが入居する浜松のカルチャー発信拠点KAGIYAビルのフリーペーパーをデザイン担当いたしました。

今回はリニューアルということで判型も大きくなり、特集は「あたらしい風景をさがして」と題し若木さんが散策し撮影された卸本町がピックアップされています。

詳しくはKAGIYAの6号を読んでいただくことにして、卸本町には自転車屋や写真スタジオ、バーガー屋が入居するGSビルが出来て以来若い人たちが次々と進出してきている浜松のニュースポットです。元々が卸商業者の団地として作られたため、規則正しく軒を連ねる低層ビル群がアメリカの郊外都市みたいなノスタルジーを感じる街並みとなっています。その辺も若い人に人気の理由なのでしょう。

卸本町と言えばまだ浜松に来たての時、今から4、5年前でしょうか、アパートメントストアの比内地さんが面白い場所があると紹介してくれたことがありました。店を開く場所を探してて候補になっていたそうだ。その頃はまだGSビルもなく、さびれた商店街というイメージだったのですが、建物のディティールが70年代の頃のまま残りすごく魅力的だったことを覚えています。
今回の特集でも僕の一言を編集の神尾さんが拾ってくれ昭和レトロ建材図鑑として囲み記事になっています。

タイルも今ではあまり見ないモダンさだったり、見慣れたガラスブロックもよく見ると装飾されていたり素敵です。

卸本町の象徴ともいえる浜松卸商団地センター「アルラ」は建物そのものがブルータリズムを意識させるモダン建築を浜松にも建てたいという心意気が伝わってくるような建物です。内装ディティールまで非常に凝っています。

非常にフォトジェニックな街並みですので、興味を持ってくださった方はぜひカメラ片手に遊びに行ってみてくださいね。



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