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どうしても本を読みたい私に訪れた、ある週末の受難

こんにちは!tamasiroです。
日常に溶け込む読書タイム。
せめて30分はどんなに忙しくても本の世界に浸りたい、という希望。
ところが、時間の確保が困難になってしまう時があります。
のんびりな性格と、あらゆることに確認を念入りにしたいこだわりが、自分の足を引っ張るのです。
忙殺される時間の中ひねり出した時間で、本の中に異世界トリップ。
心躍るひとときです。
平日の主な読書タイムは晩酌中、あるいは就寝前がほとんど。
子育てが落ち着いた今、休日は時間の許す限り気分のままに。
晩酌中のほろ酔いで浸る世界観は、食事シーンが多い本。
就寝前は夢の中で映像化されることがあるので、楽しい気分になる本を選びます。
そして、休日は心の赴くままに自由に手に取ってみる。
やっぱり本が好き。

いろいろ事情が入り乱れ、癒しの読書時間の確保ができないままに迎えた週末のこと。
今日こそは、と喜び勇んでうきうきと用意した様々なジャンルの本を7冊机上に重ねます。
お供は少し贅沢をした日本酒、唐揚げと炙りスルメです。
時間は午後になったばかりの昼時。
日当たりの良い窓辺にビーズクッションと共に陣取ります。
時間はたっぷり。
どれから読もうかな~。

その時。

室内に鳴り響くインターホン。

玄関の外を確認すると、ご近所の少し年上の女性。
嫌な予感しかしません。このお方、とても話し好きなのです。
玄関先でご帰宅願おうと扉を開けてみると、町内会の連絡でした。
ありがとうございます、とお礼を言って扉を閉めようとしたところで、一方的に始まった井戸端会議。発言者は一人。
もう一人は相槌係です。もちろん私。
これは逃れられないご近所付き合いです。
その後、1時間半話し続け、やっとお帰りいただきました。


気を取り直して読書。


しかし、ここで窓の外から私を呼ぶ声が。
相手は我が息子でした。

自転車がパンクしたから修理してほしい、とのこと。


え?今??


すぐにでも使いたいとのことで、20分かけて修理完了です。


これで本が読める!

修理道具を片付け始めたところで、息子のスマートフォンがなりました。
話しながら、視線がこちらの様子をうかがっています。
再び嫌な予感。
「あのさ」
言いにくそうに私に声をかけてきました。
「友達の自転車もパンクしたから直してくれない?」


私が?今??


理由を聞くと、自転車店が込み合っていて、修理が3日後になってしまうということでした。
それは不便極まりない。
すぐに持ち込んでもらい、再びパンク修理です。
無事に完了したものの、車体が汚れていることが気になってしまった私。
ウエスが真っ黒になるまで磨いてしまいました。


これで本が・・・。


さて、この後どうなったかというと。
結果として、この日読書はできませんでした。
もう一人登場した息子の友人。
パンク修理を教えてほしいということで、口頭で説明。
さらに自分でできるメンテナンスのアドバイス。
自転車好きな私としては、興味を持ってくれることは大変うれしい。
かかりきりになっている間に、用意した唐揚げと炙りスルメは、腹ペコの少年たちの胃袋へ吸い込まれていきました。
楽しみにしていた日本酒、つややかな瓶の曲線が光を反射し開封されることなく変わらぬ状態。
日当たり抜群だった窓辺は、すでに薄暗い日陰に。
夕暮れ時を迎えてしまったため、そのままに晩ご飯の準備に取り掛かりました。
夜は疲れ目から瞼を開けていられずに就寝。


読書までの道のりが険しい。


明日こそ、明日こそ、読むぞ、本を!


本が読みたい、その望みを叶えることができなかったある日の受難。
きっと、私のように手が届きそうで届かない望みを、なかなか叶えることができない人は結構いるはず。
それでも望みをかなえるべく、毎日コツコツと頑張り続けます。
そんな私を褒めてあげたい。


以上がある週末の出来事でした。


最後までお読みいただきありがとうございました。
今日が素敵な一日となりますように😊


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