見出し画像

【AC6徹底論理的考察】独立傭兵集団ブランチ及びそのレイヴンについて【アーマドコア6】

はじめに――

この考察は劇中で語られた内容を尊重し、なるべく脚色することなく論理的に解明していきます。ただ今作は大変難しく様々な解釈ができる物語となっておりますので、誤りもあれば、この考えが必ず正しいものだとは思わないでください。


動画で見たい方はこちらへ↓

コーラルリリース計画についてはこちら↓



・ブランチについて

左からケイト、シャルトルーズ、キング、機体はレイヴンのナイトフォールと思われる。

まずブランチについておさらいしていきますが、ハクティビストという同じ思想を元に集った、4人の独立傭兵と1人のオペレータによる集団で、各々の名前は襲名制を取っています。

キングは今が一人目でシャルトルーズは2人目、レイヴンに関しては過去には何人もいたようなので今のレイヴンが何人目かは不明。

そしてレイヴンのオペレーターを担当していた女性がおりますが、彼女の声はケイト・マークソンという独立傭兵と同じだと思われます。エンディングロールにはケイトの名はなく、レイヴンオペレータしか記載されていなかったですが、聴き比べると同じことがわかります。(CV:園崎恵美さん)

エンブレムの並びを見ても彼女がブランチの一員であることは確かであることから、彼女はAC乗りでもありオペレータの一人二役を買っていたと思われます。
なのでブランチとは大体4人の独立傭兵集団ということです。

しかしインターネットリテラシーが欠けている彼女はとあるミスをやってしまいます。

それはケイト名義で依頼をしていたのに、ミッション終了後の返信メッセージではオールマインドの声になっていました。
ボイチャが切れてしまってたんですかね?

・ケイト・マークソンについて

ではここからケイトについて言及していきます。
STVの画稿に彼女らしき人物が写っていることから、ケイトという人間は実在していたものだと考えられます。

しかしケイト名義でのメッセージでオールマインドの声になっていたということは、共に戦っていた時にはすでに彼女はイグアス同様、オールマインドの一部となっていたと考えられます。(AMは傭兵たちの自意識の集合体)

またレイヴンのオペレータとオールマインドが621に対しての呼び方が
『強化人間 C4-621 レイヴン』と一字一句同じ呼び方をしているので――

レイヴンオペレータ=オールマインド(ケイトはその中の一つの人格)

ということがわかります。

となると次に疑問になるのが第2工廠にて共に戦っていたあのACは何だったのかという件ですが、あのACはマインドβと同一機体でした。
そしてマインドβの説明文には”優れた傭兵と見間違うほどの働き”と書かれていることから、あれはケイトが動かしていたのではなく無人機だったのではないかと考えられます。

これまでの情報をまとめると

要約ー
・ケイト・マークソンは実在していた
・621と接触する頃には既にオールマインドと一体となっていた
・第2工廠で共に戦っていたのは無人AC

・ブランチの名前の意味

ブランチは英語で枝や他には支部という意味がありますが、コレに関してはキングが説明してくれていました。

多重ダム防衛ミッションにてブランチの三人と戦うのですが、レイヴンのみ倒して他の二人が生きてる状態で倒されると専用の台詞がありました。

この台詞から察するにブランチとは止まり木と言う意味であり、ブランチとはレイヴンのために組織された集団のように思えます。

ケイトもわざわざ『レイヴンのオペレータ』と表記されていたのも、あくまでも彼に付き添った存在だったからなのでしょう。

ではそのレイヴンとは一体どういう存在なのか

・レイヴンという存在

レイヴンとは『自由意志』の象徴として過去何人もの傭兵がその名を掲げ己の選択のため戦っていたようです。

”レイヴン”について経歴を整理すると、まず惑星封鎖機構からはかなり敵視されており、過去にはコーラル再検出の情報を封鎖機構から盗み企業へリークしてルビコンに呼び込んでいるようです。

次に最初のミッションで”レイヴン”のライセンスを拾いましたが、あの機体については敵対した”レイヴン”のものだと考えられます。
理由はナイトフォールのヘッドパーツが特殊なパーツで市場に流れていないものだという理由から敵対した”レイヴン”と621のライセンスの元の持ち主は同一であると考えました。

であればあの破損した機体はなんだったのかという疑問が発生しますが、621がオールマインドに回収された時同様、あの機体も死を偽装するために用意されたものだと考えられます。
つまりAMの賛同者になってからライセンスを捨てたと思われます。

レイヴンも死を偽装していたなら、621同様直ぐに死亡扱いで良かったのではという疑問が湧く。
これについては最初のミッションで破損したACを4つ調べているわけですが、ここからわかることは、”本来”は『ライセンスの期限が切れてから数日立てば実質死亡扱いする』のが通常の処理だと考えられます。
なのでレイヴンのライセンスが安否不明状態だったのも、特段不自然ではない処理になっております。
621+イグアスの場合は”特例”で、企業勢力のトップ人が死亡している事もあり、都合よく混戦での死として処理が出来たのだと思います。

AMがライセンスを受理した件ですが、ライセンスが使われるのは想定外だったのではないかと考えます。しかしながら期限が失効する前に使われてしまった以上、受理をしない理由もないので一旦そのまま受理をしたのではないでしょうか。 だからこそ、2つ目のミッションで主人公が最初に降り立った場所にゴーストを放ち、621の身元を調査していたのではないかと考えます。


ちなみユーザー権限復旧時にオールマインドがブランクがあると言っていたことから、消息を断ってから結構な時間が断っていると考えられます。
というかAMとレイヴンが繋がってるなら、最初から621がライセンス偽装しているのがバレバレだったってわけですね。

要約ー
・レイヴンは過去何人もの傭兵が”自由意志”の象徴として名を使っていた。
・コーラルが再検出されたことを企業にリークして呼び入れた。
・ライセンス破棄してから結構な時間が経過している。


・ブランチの目的

前文でも話した内容に戻りますが、レイヴンは封鎖機構から情報を盗みコーラルが再検出されたことを企業にリークして呼び入れたわけですが、彼は何故そのような事をしたのかという疑問が発生します。
これに関してはブランチが独立傭兵集団である以上、雇い主がいたのではないのではないかと考えました。
雇い主の候補に心当たりがあるとしたらAMしかいないでしょう。

AMはリリース計画を企てていましたが、その中でも計画の第1条件にあたるバスキュラ―プロントを大気圏外まで企業に運ばせるという条件を達成させるため、ブランチに協力を求めたのではないかと考えました。
レイヴンには惑星封鎖機構からコーラル再検出の情報を盗ませてそれを企業にリークさせ、キングとシャルトルーズにはステーション31という封鎖衛生を襲撃させて、ルビコンに企業を招き入れやすくしたと考えるとAMとブランチの関係性に辻褄が合います。

尚、ブランチは元々星外で活動していたようですが、傭兵支援システムであれば容易にコンタクトは取れたでしょう。

――次の疑問ですが多重ダム防衛にてブランチが621の前に立ちはだかりますが、彼らは何故621と敵対してきたのでしょうか?AMと繋がりがるのであればトリガーとなる彼を排除してはなりません。

発言を振り返ると勝利時には『この翼が彼らをどこに運ぶのか』と言っていますが、”彼ら”とはオールマインドと一体となった傭兵達であると思われることから、ブランチもまたリリース計画の賛同者であると思われます。

しかし621が敗北した時には”私達の退場はまだ先のようね”と言ってることから、621を殺しに来つつも、自分たちも殺される覚悟をして来ていることがわかります。

これらの情報を元に考察すると、ブランチはAMの賛同者であるとは言え、621が実力不足だった場合は役不足としてリリース計画を託そうとしなかった。しかし621が自分達よりも上回る存在であったのでレイヴンの名を託し621の選択に自分たちの意志を委ねたのではないでしょうか。

要約――
・AMはブランチを雇い、封鎖機構を妨害し企業を入れ込んだ
・敵対してきた理由は”レイヴン”の何相応しい実力があるか測るため

・ブランチの活動内容を時系列で解説

最後の仕上げとしてブランチの活動内容を時系列で説明していきます。

まずAMが惑星封鎖される以前にコーラル再検出の情報を掴みます。
そしてリリース計画の下地を作るため、彼女は傭兵支援システムであることから星外にいたブランチに依頼します。
レイヴンには封鎖機構から盗んだ情報を企業にリークさせ、シャルトルーズとキングには封鎖衛生を襲撃させて企業をルビコンに招きいれました。

その後、ケイトはオールマインドの賛同者となり肉体を捨て一部となり、レイヴンも死を偽装して本格的にオールマインドの協力者になったのではないでしょうか。

【時系列】
AMがコーラル再検出に気付く

傭兵支援システムとしてのコネでブランチに依頼

※1.レイヴンは封鎖機構から情報をリーク、他2名は封鎖衛生を襲撃

オールマインドとの関係が雇用形態から賛同者になる

ケイトは肉体を捨てオールマインドと一体化
※2.レイヴンもAMに賛同し死を偽装して封鎖機構から目をくらませる

621がレイヴンを倒したことで、621にレイヴンの名が託される

しかし”レイヴン”が何度か入れ替わっている可能性があるので、企業にリークした”レイヴン”と621と敵対した”レイヴン”は異なる存在だったのかもしれません。(※1.2)

私の考察は以上となります。
今回の考察は脚色した部分は多かったものの、ブランチとオールマインドの関係性は深いものであるのは確かです。
レイヴンという存在についてはやはり謎が多く、不確かな部分は多いですが、”レイヴン”という言葉は我々AC乗りにとっては特別なものなので、”謎めいた存在”と認識するのが落とし所としては良いのかもしれません。




・余談

最後に少し余談ですがブランチは他の独立傭兵たちとも交流があるようで
こんなログが存在していますが、これについては監査部隊という言葉からBOWS工廠についてブランチたちにリークしていると思われますが、これから考察するにブランチというかオールマインドに協力している傭兵が存外それなりに存在するのではないかと考えました。



別の考察記事↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?