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少しは身についた漢方の感覚

過去問がなく、
試験範囲と全く違う勉強をしていて

「絶対に落ちる」と思っていた
漢方コーディネーターの資格が
無事に合格ということがわかりました。

試験以来一旦漢方の勉強は
辞めていたのですが
試験を受けた同時期くらいに
私が一年の中で最も体調を崩しがちになる
4月がやってきていたので

体の不調から
ずっと体のことを考えている
毎日でした。

鍼灸師をしている友人から
「東洋医学の中にある
 言語化できない体で理解する感覚を
 元々持っている」
と言われたことがあるのですが

不調と向き合う時間が長く
よりその感覚が
研ぎ澄まされたように
感じました。

ここからはそういう私の「感覚」に
基づいた私の持論なのですが

今回の春の不調で最も悩ましかったのは
鼻の不調でした。

鼻詰まりが人生の中でトップレベルに辛く
痰もずっと絡んで息が苦しい状態が
続いていました。

接客業なのですが
ピークの時には
苦しくて本当に接客に
入りたくありませんでした。

YouTubeの鼻詰まり動画を見漁って
「こうすればよくなる」
というものを試すも
すべて一時的なもので
すぐに苦しい状況に戻りました。

私は物心つくころから
アレルギー性鼻炎に悩まされていたのですが
大人になってからは
口呼吸から鼻呼吸に意識し

ここ最近はとくに
口呼吸がどれだけ体に悪いのかも
知っていたので余計に意識していました。

今まででトップレベルに苦しいと
感じたのはだからかもしれません。

私が動画を見漁るなかで
最もしっくりきたのは
「右の鼻詰まりは
 食べ過ぎ飲み過ぎ」
ということでした。

たしかに私はその頃
夜型の彼氏と合わせる形で
あまり食べたくない時間に
無理やり食事をとったりして
少し胃の不調も抱えていました。

加えて「鼻詰まり」や「痰の絡み」
は湿度が影響をしていて
職場でも同じような症状に悩む人が
多く見られるような気がしました。

巷では「水分を摂ったほうがいい」
と言われそれを意識している
お店のスタッフたち

そして今年2023年は
例年より雨が多いなと感じているのは
福岡だけでしょうか。

だいたい冬場などは
そこまで雨は降らないものですが
冬場から雨が多いように感じました。

最近は空梅雨が多かったのですが
それを取り返すほどの
雨の多さです。

九州地方以外はわかりませんが
例年より「湿」が溜まっていることでの
不調を抱える人が多いのではないでしょうか。

湿気というのは
漢方の五行でいうと
「脾」の天敵であり
冷えや胃腸の不調にも繋がります。

脾の相制と言って
胃腸や冷えが深刻化すると
「肺」の不調
すなわち鼻などの不調に
繋がると言われているので
漢方の理論上でも
関係があると考えられるかもしれません。

「肺」は乾燥に弱い側面もあるので
空咳や喘息なんかは
ここに該当する症状かもしれませんが
そうではなく
上記の内容が納得いった方などは
体の除湿をするための
とうもろこしや豆類などを
積極的に摂った方がいいかもしれません。

ちなみに私は
鼻の不調の次に胃腸虚弱と冷えにも
悩んでいたので
六君子湯という漢方をしばらく飲んで
少し不調が和らぎました。

六君子湯は
胃腸虚弱や体が弱いという
自覚のある
私やちびまる子ちゃんの山根くん
みたいな方におすすめな漢方です。

これから不調を経験するごとに
何かを身をもって
理解していくというのは

あながち虚弱体質も悪いことばかりでは
ないかもしれません。

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