さとうみつろうさんというスピリチュアル界で有名な方が、人は動けば動くほどエネルギーをチャージできるようになる、ということをyoutubで語っていました。

僕は、この話を聞いて妙に納得することができました。

なので、このことを僕なりに解説していきたいと思います。

一般的に、動けば動くほどエネルギーは消費されると考えがちです。

しかし、人は動いた分だけ経験が増えるわけであり、そういった経験の蓄積がエネルギーに変換されるのではないかと思います。

体力的には、エネルギーは動けば動くほど消費されますが、経験によって得られるエネルギーは動かないと蓄積することができません。

経験によって得られるエネルギーは精神を強くするものであり、人は動けば動くほど、それが経験値となってエネルギーへと変換することができるのです。

職人の技は、様々な経験の蓄積と、その経験の中から生まれる気づきによって生まれるものであり、そういった経験の蓄積と気づきが技術というエネルギーとなっていると考えることができます。

エネルギーとは、人を前に動かす力です。

経験の蓄積とそこから生まれた気づきは、人を前に動かす力となります。

道を極めた職人さんは、たくさん動いたからこそエネルギーを蓄積できることができ、自身の技術を洗練することができるのです。

人は動けば、成功もするし失敗もします。

むしろ、成功することより失敗することの方が多いといっていいでしょう。

しかし、人は失敗から学ぶことが多く、失敗を気づきに変換することができれば、それが成功の肥やしになります。

また、失敗から気づきを得れば得るほど、やがて失敗することもなくなっていくものであり、失敗を怖れることなくいろんな経験をすることが、結果的に成功に繋がっていくものです。

つまり、失敗が気づきを生み、気づきが次へと向かう原動力となるものであり、そうやって動いていくことで、どんどんエネルギーをチャージできるようになって、人生がどんどん前に進んでいくようになっていくのです。

また、人は動けば動くほど自然な形で「自分の型」を見つけられるようになっていくものです。

たとえ何をしていいか分からずにランダムに動いていたとしても、その動きの中から必ず自分の好みが生まれてくるものであり、そういった好みが自分の型を生み出していきます。

たとえば、学校では、みんな同じ授業を受けていて誰もが同じような経験をしているものです。

しかし、学校を卒業するとき、一人一人異なった道を歩んでいきます。

ではなぜ、同じような経験をしているのにもかかわらず、一人ひとりが異なる道を歩んでいくのかというと、人にはそれぞれに好みがあったりするからです。

好みとは、身体的特徴や生まれ育った環境などが複雑にに絡まり合って生まれるものであり、そういった好みが自分の道を生み出していくものです。

こういったことから、人はどんなにむやみやたらに動いたとしても自分の「好み」によって、次第に「自分の型」を創り上げていくものであり、その結果、自分にあった道を見つけられるようになるのです。

なので、諦めずに動けば必ず答えは見つかります。

動いていれば自分の傾向を見つけることができ、その傾向を極めていくと自分の道ができるようになっていくのです。

我々は肉体を持つ存在であるため、頭の中でイメージするよりも、実際に動て身体を使って経験した方が、より深く自分を知ることができるようになるります。

自分を知るということは、自分が何をすればいいかを理解できるようになることであるため、それがそのまま前に進むためのエネルギーにもなるでしょう。

しかも、前に進むエネルギーを使って絶えず動いていると、やがて自分がどこにたどり着くか分からなくなっていったりします。

なぜかというと、たくさんの経験をすればするほど予想出来ないことが起こってくるからです。

自分が予想していた通りの人生を歩んでいる人は一人もいないはずです。

経験するということは、予想とは異なる体験をするということでもあり、予測の出来ないことを経験すればするほど、経験値が上がっていくものであり、それが人を強くさせます。

こういったことから、人は動けば動くほど強くなるものであり、この強さがそのままエネルギーとなるといってもいいでしょう。

人生は旅に例えられます。

旅の面白さは、どこにたどり着くかが分からないところにあります。

そういった未知なる道を歩むのが旅の醍醐味であり、そんな未知なる旅が人を強くします。

人生を旅をするような楽しむ場とすることができたとき、人はエネルギーを蓄えられるようになって、ますます前に進んでいけるようになるといっていいでしょう。

強い人は、エネルギーを持っている人であり、人生を楽しめている人です。

逆にいうと、人生を楽しめるようになると人は強くなるのです。

人は動けば動くほど、エネルギーを蓄えられるようになります。

楽しく生きるためにはエネルギーが欠かせません。

なので、逆説的ですが、まずは楽しく動いてみることがエネルギーを蓄積させるコツになります。

楽しさが人を強くし、人生という旅を楽しめるようにしてくれるのです。

旅は経験するためにあります。

人生も経験することで充実させることができます。