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第16回:「喜び」で自分を変える

今回は「喜び」で自分を変えるということを書いていきます。

というのも「喜び」が人間の根幹にある感情であり、人は「喜び」に従って生きているとそれだけで、自分を変えていくことができるようになっていくからです。

たとえば、「喜び」があると人は積極的に生きられるようになることは老若男女の誰もが理解できていることだと思います。

幼い子供がおもちゃ屋さんで欲しいものを探すときの目の輝きも、自分の趣味に没頭している大人の目の輝きも同じです。電車好きの子供が一人で電車に乗って旅をするのも、若い女性が各地の神社を巡って御朱印集めをするもの「喜び」の質は一緒であるといっていいでしょう。

以前読んだ保江邦夫さんの本の中に、余命宣告をされた人が残された人生を楽しもうと、積極的にキャバクラに通っていたらガンがきれいになくなっていたということが書いてあったりしました。

このように、人は好きなことや楽しいことを追求していると、積極的になって自分自身を輝かせられるようになり、時には病気すら克服してしまうことできたりします。

当たり前のことですが、ただ漠然と生きているだけでは自分の可能性を開いていくことはできません。また興味のないことや楽しいと思えないことをしていても自分の可能性を開くことはできないでしょう。

しかし、バシャール風に言うならば「ワクワク」することをしていると、無理をすることなく自分の可能性を開いていくことができるようになります。

「喜び」を伝えたいという思いが自分の可能性を広げる

人の特性として、好きなことや夢中になってしていることを周りの人に伝えたくなるということがあったりしますが、こういった伝えたいという思いが自分の可能性を広げる力にもなります。

今は、発信ツールが充実していることから、誰でも伝えることができるようになっています。子供から老境の域に入ったような人でも簡単にユーチューバーになっていて、そういった年齢の垣根を越えて、自分の「喜び」を伝えることでその人の持つ可能性を広げられるようになっています。

また、表現することは仕事の一部にもなるため、仕事を通じて自分の「喜び」を伝えることも十分可能です。マンガが好きの人が書店のマンガコーナーの仕入れや陳列をすることでそのお店を人気店にしたり、料理の仕事を経験していなくても、美味しい食事を作れる人がお店を出すことができたりします。

人は自分が好きなこと得意と感じることを何かしらの形で表現したいと考えるのは、「伝えたい」という欲求を誰もが持っているからであり、こういった伝えたいという欲求に従って、勇気を持って自分を表現できるようになると、新たな人生のステージを開いていくことができるようになっていきます。

「喜び」が友を呼ぶ

評判は口コミで広がっていきます。当たり前ですが口コミとは人づてで広がっていくものです。そういった意味では、自分の「喜び」を何らかの形で発信していれば、それが口コミで広まっていくものも当然のことです。

人は自分が創作したものを他の人に伝えたいと思うだけでなく、自分が経験した「喜び」も他者に伝えたいと思うものです。美味しいお店に行った経験や面白い本を読んだということを伝えたくなるのも人が持っている特徴であり、この「伝えたい」という思いが口コミとなって、良いものは広がっていきます。

「類は友を呼ぶ」という言葉がありますが、これは人が発する「喜び」のエネルギーが磁石となって、似たような思いを持った人を引き寄せるということだったりします。

こういったことから、自分にとっての「喜び」をシンプルに追求し、それを表現しているだけで、同じような意識を持った人との出会いが生まれ他者との相乗効果を生むことができるようになり、さらなる可能性を広げていくこともできるようになっていきます。

「喜び」で人は変身する

同窓会に参加したりすると、学生時代の印象と全く異なってしまっている人がいたりします。そういった人の話を聞くと、その多くは自分自身を変えてしまうような経験をしていたりします。

学生の頃は、控えめで目立たない存在だった人が、まるでオーラを纏っているかのような輝きを放っているのは、自分を輝かせることのできる「喜び」を見つけることができたからだったりします。

仕事に「喜び」を見出した人、美容によって自分自身の存在の美しさに気づいた人、好きなことを夢中になってしていた結果、何かの賞をとることができ自分に自信を持てるようになった人、彼らが変身した話はまるで小説のようであり、そういった話に魅了させられたりします。

小説や漫画、ドラマや映画といった物語の楽しさは人が変化していく過程にあります。このことと同じで身近な人の実際に変化を起こした話には心踊らされるものです。

人の変化を起こすきっかけは意外と些細なことだったりしますが、そんな些細なことでもただ夢中になってしているだけで人は変身できるということがわかったりします。

こういった人達の話を聞いたりしていると、あまりあれこれ難しく考える必要はなく、シンプルに楽しいと感じることを追求しているだけで人生が開かれていくということがわかったりします。

選択するということは捨てること

何かを選択するということは、何かを捨てることを意味します。逆にいえば、何も選択しないでいるということは何も捨てられないということになるのです。

このことは、自分の好きなところを意識して選べば、自分の嫌いな部分を捨てることができるということを意味するため、自分の好きなところをフォーカスしていれば、自然と自分の好きになれるということだったりします。

たとえ自分の好きなところが見つからなかったとしても、自分が好きなこと、例えば好きなアニメやアイドルやテレビ番組や食べ物や、その内容に制限を掛けずに、どんなことでもいいので自分が夢中にいなれることに意識を向けることができれば、それだけで前向きな意識を選ぶことができるようになります。

さらに、そういった対象に、なぜ自分が興味を持ったのかを探求していくと、自分の好きなところ、自分が何を求めて生きているのかも理解できるようになったりします。

よく外国の人がアニメをきっかけに日本を好きになったりしますが、実はアニメの奥にある日本の文化が彼らを引き付けていたりします。こういった感じで身近なことをきっかけにして、自分にとっての「喜び」を追求していくと、その奥にある自分にとっての「喜び」に出会えるようになったりします。

楽しんでいると人は自然と変わっていく

毎日を楽しんんで過ごしていると無限に変化できるようになっていきます。なぜかというと楽しいという気持ちは人を前向きにさせため、シンプルに楽しんでいるだけで、人生のベクトルを前に向けられるようになるからです。なので、あまり難しく考えずにシンプルに楽しんで過ごしていれば、それだけで人は進化し変化ていくのだと思います。

私が、好きなことをシンプルに楽しんで結果を出している人として思い浮かぶのは、野球の大谷選手や将棋の藤井棋士だったりしますが、彼らは難しことは考えずに、シンプルに野球や将棋を楽しんでいるのだと思います。

きっとそういったシンプルさが原因となって、今の結果に繋がっているのだと思います。もちろん、彼らも複雑な思考をしているはずですが、そういった複雑な思考は野球や将棋の内容についてであり、それ以外のことはあまり難しく考えることはないのだと思います。

楽しいことに眼を向けることの大切さ

今回は人はシンプルに「喜び」を追求していればそれだけで上手くいくということを書いてきました。

今の時代はあまり深く考えずに意識のベクトルを前に置いておくことが大切だと思います。というのも世の中に出ているニュースはネガティブな物が多いため、それらに意識をおくということは、そういったネガティブさを選んでいるということになるからです。

私たち人間は眼が前についていますが、その理由は、意識の方向を前に置くためです。そして、当然のことですが楽しいことを目の前に置いておかなければ、意識を前に向けることができません。

苦しさばかりを見ていると人が後ろ向きになってしまうのは、自然のことなので、もし人生を有意義なものしたいと思うのであれば、意識して目の前に「喜び」をおいておく必要があるでしょう。

そこで、次回は、この世界は「陰陽」で成り立っているということを紐解きながら、陰ではなく陽を選択していく大切さについて書いていきます。

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