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84.「幸せ」は感動することで広がっていく

幸せを追い求めている限り、幸せを追い続けることになります。

しかし、「いまここ」にある幸せを見つけ出し実感することができれば、幸せはすぐに手に入ります。

健康な身体で過ごせていること、雨風を凌げる住居で暮らせていること。

毎日、充分な食事を採ることができること等々。

こういったことに幸せを感じることができれば、「いまここ」で幸せを実感できるようになります。

幸せとは、当たり前と思って過ごせていることの中にあり、当たり前こそが幸せを生み出しているのです。

まずは「いまここ」にある幸せを見渡してみる。

幸せはそこから始まります。

生きている上で、納得できないことはたくさんあります。

しかし、納得できないことに焦点を合わせ続けていると、心はどんどん疲弊していってしまい、心が疲弊すればするほど幸せを感じられなくなってしまいます。

人の幸せは、無事に暮らせているという当たり前を認めることから生まれるものであり、この出発点を十分に認めることができれば、あとは自然と幸せが広がっていくものです。

「いまここ」にある当たり前を十分に認めることができると、身近なことや、ささやかなことに感動できるようになっていきます。

そういった感動が、人は幸せにします。

人は想像や観察によって、幸せを感じられるようになります。

我々が当たり前と思っている物事の、その背後にある出来事を知ることができれば、そこには必ず「気付き」という感動ポイントを発見することができます。

毎日、当たり前のように食べているお米も、ある生産者が春から秋にかけて稲を育て精米したものであり、そんな生産者の姿を想像すれば無関心を感心に変えることができます。

あるいは、毎日、味噌汁として飲んでいる味噌も、大豆を作る生産者がいて、さらに味噌を作る人がいて、それを輸送し販売する人がいてはじめて、我々の手に入るものであり、そういった想像が目の前の味噌に感心を持てるようにさせてくれます。

もちろん、感心は感動とは異なりますが、感心が感動を生む種になります。

我々の身の回りには、そういった感心の種がたくさん存在しています。

そして、そういった感心の種を日々、感じることができるようになると、それがやがて感動へと変わっていきます。

学生時代、毎日、お弁当を作ってくれていた母親の行為は、当時は当たり前のことと感じていたものです。

しかし、今になって振り返れば、それは感動的な行為だったことに気付くことができます。

我々の当たり前の背後には、心を動かされてしまうような出来事が実はたくさん存在しているものであり、ふと心が動いてしまうことを見つけられると、そこに気づきが生まれ、そういった気づきのひとつ一つが感動を生み出す力を養ってくれます。

人は何かに気づくことができると嬉しさを感じられるようになるものであり、そういった嬉しさを蓄積させていくことができるようになると、ささやかな物事でも感動しやすくなっていきます。

しかも、そういったささやかなことでも感動できるようになると、目の前の当たり前と思えるようなことでも感謝できるようになって、自然と「幸せ」を感じられるようになっていくものです。

感動は、感謝の気持ちに変わります。

感動した映画を観たとき、その作者に感謝の気持ちを抱くものです。

野球の日本代表がWBCで優勝した後の感動は、そのまま選手や監督、裏で支えるスタッフへの感謝の気持ちになっていたはずです。

こういった感動から生まれる感謝の気持ちをたくさん持てるようになれば、人はナチュラルに幸せを感じられるようになっていきます。

我々の身の回りには、感心や感動できる物事にたくさん囲まれているものであり、そういった感心や感動できる物事を丁寧に発見できるようになれば、それだけで幸せを感じられるようになって、我々は「いまここ」で感心や感動の上に存在できているということに気付けます。

我々の身の回りにある「いまここ」は当たり前のことでありながら、その背後にはたくさんの感心や感動の物語が存在しており、それを感じることができれば、それだけで「幸せ」を感じることができます。

身近なこと、ささやかなことに感動できるようになると幸せ力が上がっていく。感動は固まった心を解放してくれる力がある。感動にはそれまでの考え方を変える力がある。当たり前のことに感動できるようになると「いまここ」にある豊かさに気付けるようになる。心が動けば人生が幸せに向かって動き出す。

これは、今朝のつぶやきに書いたことですが、どんなことにでも感動できるようになれば、人は幸せになることができます。

しかも、感動は知ろうとする気持ちさえあれば、誰でも持てるものなのです。

この世界には、知って驚くことがたくさんあります。

そういった物事をたくさん知れば知るほど、あるいは深く知れば知るほど、そこに気づきが生まれ、ますます幸せを感じられるようになっていくものです。

そして、そういった幸せを感じれば感じるほど幸せが拡大していくことは自然な流といっていいでしょう。

幸せを感じながら生きていると、新たな幸せがやってくるようになります。

幸せな気持ちで生きていれば、幸せが膨らんでいくことは必然のことです。

そのためにも、まずは目の前にある当たり前を当たり前と感じるのではなく、その背後には、我々の知らない感動で支えられているといった視点を持てるようになると、その瞬間から「いまここ」にある現実が輝き出すことでしょう。

「幸せ」は考え方ひとつで変えることができる。

「幸せ」の出発点はいつでも、どんなときでも「いまここ」にある。

このことに気付けるようになると、人はすぐにでも「幸せ」になることができます。

「幸せ」になることは簡単です。

その簡単さを認めてしまえば、あとは楽しんで生きていけばいいだけのことでなのです。



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