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データの可視化はなぜ必要なのか

情報認知科学的に言えば、ヒトが取り扱える情報量には限界があり、また脳の情報処理として複雑なものを複雑なままに扱えないので、ある種の単純化を持ってして複雑な情報を理解できる段階まで落としてから処理する。 ただ、そうした情報処理の過程で失われる情報もあれば、単純化の処理が適切に行われないと本質と異なる理解をしたり、考えるために必要な情報を削ぎ落としてしまい、誤った判断や思考を繰り広げたりしてしまう。様々は場面でフレームワークというものが発案されて使われるのは、この複雑な情報群を単

    • アートとビジネス

      この世の中は、複雑怪奇で人間が理解するには情報過多で到底理解に及ばないものかもしれないし、至ってシンプルだがそこに人間が介在することで世の中はシンプルだが人間が複雑怪奇ゆえに、結果複雑怪奇に世の中が見えているに過ぎないかもしれない。 それはもはや、世の中が複雑怪奇なのか、複雑怪奇な人間を通して世の中を見た結果複雑怪奇なのかはもはや調べようがない。 ただ、そうであっても世の中を理解したいと人間が思った場合、それを分かるようにしなければならない。そこにアートとビジネスの違いが

      • アナログ世界とデジタル世界の狭間

        ストーリーの始まりは、不協和音アナログ世界とデジタル世界について考えるきっかけは、ARが今後最も注力すべき領域だ!と社内で説くシーンがあり、周りにポカーンとされ、別にARはなくてもいいんじゃない?と言われた瞬間が脳内世界で分岐点に立たされた瞬間である。 基本的に、私はロジカルに言語化して説明するようにしているから、ロジカルな人というイメージを持たれがちだが、実際は逆でイメージ先行型。ただこのイメージをイメージのまま伝えても伝わらないので、言語化という行為をしている。 We

        • データを扱う上で、デザインはなぜ重要なのか

          私は今なにをしているのかを簡単に触れておきますと、 ①データ分析を静止画的・検証的ではなく、動的・探索的にするためのサービス・プロダクトを作っている ②そのサービス・プロダクトが広く多く使われて、さも当たり前のように存在している課題を解決できるように仕組みを考えている ①はデータ分析等を通して得られる分析結果や分析手法、様々な指標が持つ意味、そしてその可能性と限界を追究して、「現場の人が分かるものとは何か」「現場の人が使うとはどういうことか」「現場でわかるグラフはどこまでか

        データの可視化はなぜ必要なのか

          データは食材。難しく考えず、料理に例えてみた

          データを扱うとは、食材を扱うということと、すごく似ている。 「食材」→「調理」→「味付け」→「サーブ」→「おいしく食べる」→「満足」 が料理ですよね。 家では、サーブなんて考えないかもしれませんが、例えば奥さんが食卓に並べてくれるのも、シェフなどがテーブルに料理を置くのと同じ、サーブなんです。 さてでは、データはというと、そんなことを考えて記事にしてみました。 1.料理工程を分析工程に置き換えてみる「データ」→「加工・分析」→「意味づけ」→「可視化」→「活用」→「アクショ

          データは食材。難しく考えず、料理に例えてみた