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溢れる情報は飄々と判断できる

 私が20年間抱えていた『酒さ』を1ヶ月半で嘘のように改善させることが出来たのは、「当たり前」を疑うことが出来たからです。

 結論から申しますと、世の中に溢れている情報の大半は、誰かが得をするために都合よくつくられたものです。それは言い過ぎだと思われるかもしれませんが、私の肌荒れ一つとっても、何ヶ所も皮膚科を回り、すべての医師が「『酒さ』は一生治らない」と言いました。それが医療界、そして世間の常識です。花粉症やアトピーも同様です。
 私の肌荒れはなくなったので、『酒さ』の常識=絶対的な事実ではないと身をもって学ぶことが出来ました。
 
 この体験から私は肌に関することだけでなく、世の中の仕組みを疑うようになりました。学校では、「みんなと同じようにやってね」と言われたのに、大人になって周りと同じことをすると、「平凡だ」「個性が足りない」と切り捨てられます。他にも税金の使われ方や医療利権など挙げればキリがないので割愛しますが、自分で情報を選別する力がないと、過去の私のように、いいようにされるだけの人間になってしまいます。

 以下、私が日頃から心がけている情報の取り方をご紹介します。

【私が肌荒れ改善から学んだ情報の取り方】

■誰の話を聞くにしても、100%正しい知識を持った人間は存在しないことを意識する。
 万物を知る人間はいませんので、人間は総じて、どこらしら欠けている生き物だということを肝に銘じています。
■善悪や好みではなく、事実かどうかで判断する。
■人を判断するときは、言葉より行動をみる。
■一次情報を確認する。
情報は人を介せばどんどん事実から離れて伝わっていきます。
■人と群れすぎず、一人で思考する時間を必ず設ける。
 どんなに優秀な人でも、集団に属すと本来の判断力が鈍ります。ギュスターヴ・ル・ボンの書いた『群衆心理』がおすすめです。
 大衆の意見と事実が異なることは世の常です。
■テレビの目的は、純粋な娯楽ではなく、一部の人間にとって都合の良い情報を流して人々を誘導することだと知る。(特に日本のテレビはアメリカや中国と報道協定を結んでいますので、外国にとって都合の良い情報しか流れません)
■人は嘘の情報を流す時に、相手を信用させるために、フェイク(偽物)とファクト(事実)の両方を混ぜ込んでいるので、「部分的には合っているけれど、ここは違う」という捉え方で、情報は丁寧に調べる。
■嘘の情報に埋もれる前の、子供のような純粋で素朴な視点で物事を見る。
 それが「当たり前」を疑うきっかけになります。素人目線が一番的を得ていることもあります。
■日本だけでなく海外の情報に目を向ける。
 日本は敗戦国ですので、我々が刷り込まれた知識は、総じて外国が得をするよう作られた制度ばかりです。語学が堪能でなくても、今の時代、翻訳機能を使えば誰でも世界の情報が手に入ります。
■「専門家」ほど危ないと知る。
 今の時代、専門家が重宝されていますが、私の通っていた皮膚の専門家(皮膚科医)達は正しい情報を私に伝えていたでしょうか?本人達に悪気がないとしても、『酒さ』が治らないというのは100%の事実ではありませんでした。問題なのが、専門家という肩書きがあると、周りが勝手に信じてしまうこと以前に専門家本人が、「自分は専門家なんだから間違っているはずがない」と思い込んでいる点です。もし仮に、私が過去通っていた皮膚科に行って今の私の状態を見せても、素直に「自分の『酒さ』への見解が間違っていた」と認めることはありません。「専門家の自分より素人が正しいなんてことは、あってはならない」と決めつけているからです。
 専門性自体は大切ですが、柔軟な発想がないと間違った方向へ進む危険があります。
■知識を繋げて考える。
 人間の記憶力には限界がありますし、万物を知る人間など存在しません。そんな中でも、非常に博識で、世の中の全てを知っているのではないだろうか?と思う人もいます。その人達は全てを知っているのではなく、自分が持っている知識を横に繋げて考えることが出来ます。
 自分の専門でない分野であっても、他の知識と結びつけて、半分推測のような感覚で話しているのです。

 以上のように堅苦しく述べましたが、あまり気負い過ぎても疲れてしまいますので、飄々と、涼しげに世間を眺める客観的視点を持っていれば、自分の中の常識から解放されると思います。

              静かな花より🌺

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