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ヘルシンキ大学訪問!

最近改めて感じているのが、アールト大学のキャンパスの素晴らしさ!
各学部の設備や施設、学生が気軽に集まれる自習スペースやキッチン、さらにはシアター、キャンパス内の寮、自然…
学生が思いっきり学んで楽しむのに必要なものが全て揃っている空間ですごいなあってしみじみと思う。私が日本で通っていた大学はもっと規模が小さくて文系しかなかったからか、コロナで友達があまりいなかったというのを差し引いても正直キャンパスは座って講堂で授業を受けて帰るだけの場所で、だからこそ留学に着て
「フィンランドの大学ってすごいな〜」
って思ってた。
フィンランドの教育は自由で、小学校の教室も児童館みたいに色んな形の椅子や机があっちゃこっちゃ置いてある、みたいな話も聞いたことがあったから、なんとなくそのイメージで無意識にフィンランドの大学はみんなアールトみたいな雰囲気だと勝手に思い込んでいた部分があったのかも。

たまたまヘルシンキ大学の子がアールトの授業を受けていて知り合ったのだけど、そんなわけでフィンランドの大学のキャンパスに興味があったからお願いして案内してもらうことに。
というわけで行ってみたら、全然雰囲気が違う!!(笑)
ヘルシンキのどどど真ん中にあるだけあって、アールトみたいどころか本当にビルが分かれて建っているようなシティキャンパス。

メインビルディング。
ヘルシンキ大聖堂を挟んで全く同じ色の政府の建物が建っているから、
てっきりこれも政府の建物かと思ってた
それぞれ独立してビルが建ってる。

その分内装はやっぱりアールトに比べて重厚感のある雰囲気。

この雰囲気は私の通っていた日本の大学を思い出す
伝統を感じる内装・装飾
といいつつ、やっぱりこういうオープンスペースがあるのはアールトとの共通点かも。

今日案内してくれた子が日本で通っていた大学はどちらかというとアールトに近かったらしくて、そう考えると大学の雰囲気の違いは国というよりも大学ひとつひとつの個性なのかなあって思った。
そう考えると、フィンランドと日本の大学にはどちらも色々あるっていう意味では同じ。でも圧倒的に違うのは、その"色々"がフィンランドでは純粋な"多様性"と言えるのに対して、日本ではどうしても偏差値や学歴的なレベルの違いという意味を含んでいること。フィンランドでは大学を優劣で判断するっていう考えがほとんどないから、純粋にやりたいことができる大学に行けたらそれで大満足っていう雰囲気を感じる。日本だとなかなか純粋にそれだけでは決められないよね。
日本にはフィンランドに比べて圧倒的にたくさんの数の大学があるのだから、それぞれが個性をもった教育やキャンパスを提供できればもっと学びの選択肢は広がるんじゃないかなって思う。
そんなことに気づけたという意味でも、アールト以外のキャンパスを訪ねてみてよかったなと思いました。

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この日の帰りは珍しくメトロが乱れてて、出国以来くらいの満員電車に乗った(^^;)

読んでくれてありがとう!Kiitos!


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