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ナポリ&ポンペイ 旅備忘録 2023年6月


はじめに

ナポリ国際空港から市内へ

ナポリ国際空港から市内へはタクシーを使った。
平日の帰宅時間だからか、道がかなり混んでおり、ホテルまでは混んでいなければ15分くらいのところが30分ほどかかった。
料金は35ユーロ。
HPや事前情報によると定額25ユーロとのことだったが、混雑しているので10ユーロ上乗せとのこと。
この混雑料的なものが適正なものだったのかはわからない。

ナポリ

街の規模感

思った以上に広い、というのが率直な感想である。
宿泊したエリアが丘の上にあった為、旧市街を含む街の主要エリアに出るためにはケーブルカーやぐるっと回るメトロに乗らなければいけず、片道30分は大体かかった。
これは歩いても変わらないのだが、丘が思った以上に高い&急な為、徒歩で行くという選択肢は初日でなくなった。

雰囲気

旧市街と丘の上にある新市街?が今回訪れたメインの場所となった。
重厚感のある歴史的建造物が美しいのはもちろんだが、この街の良さは街の至る所にある坂と小径だと感じた。
それぞれの小径からは美しい地中海や遠くの山々が見え、非常に心躍る光景がそこには広がっており、ひたすら歩く&ぼーっとするを繰り返せた。

治安に関しても…特段悪い、というのは感じなく。もちろん、ゲットー感が溢れるエリアはあったものの、普段通り警戒をしていればあまり怖いことは起きないのではと感じた。

フットボールとマラドーナ

ナポリを訪れる前の楽しみとして、SCナポリの優勝後の街の雰囲気を楽しむということがあった。
33年振りのスクデット獲得を街中で盛大に祝った映像を見ていたからだ。
そのニュースから1ヶ月以上経っていたので少しは落ち着いているかと思ったが、見事に期待を裏切ってくれた。
街中にクラブからの水色と白のテープが貼り巡らされ、チームのバナーを至る所で見ることができた。
今度はいつまで祝うのか新しい楽しみもできた。

また、それ以上に目についたのはマラドーナの絵や写真だった。
特に旧市街は三歩歩けばマラドーナを目にする程、街はマラドーナで溢れており、彼の生まれ故郷アルゼンチンと同じくらい、いやそれ以上に彼のことを敬愛しているのが見てとれた。

いざ、ナポリピザ実食

ナポリを訪れた目的の一つ。
王道の"L'Antica Pizzeria da Michele"を訪れた。
店に到着したのは12時頃。この時点で時すでに遅しだった。
50人待ち。
持ち帰りも選べたが、急いでいなかったのと、店内が気になったので整理券を受け取り、待つことに。

結果1時間20分ほど待った。
ただ、現状の呼び出し番号が外の掲示板に出されるので、進捗ペースをベースに計算することで近場の観光ができたので有意義には過ごせた。

ついに店内へ。
各テーブルごとに有名人の名前が貼ってあり、それはその人が使用したテーブルを意味していた。
私の席はサッカー元ベルギー代表のメルテンスが座った席だったらしい。

マルゲリータを頼んだ。
直径30cmくらいとめちゃくちゃ大きい。
味は正直、普通に美味しいくらいだった。

L'Antica Pizzeria da Michele

宿泊先

Tu Casa: Picturesque Guest House Napoli
丘の上、サンテルモ城のすぐ近くにある個人経営のホテル。
オーナー夫妻が非常に良い人だった。
奥さんのご両親が日本に住んでいた経験があるらしく、また奥さんも世界で一番尊敬している男性の一人がサグラダファミリアの建設に携わっている日本人の外尾さんが大好きというくらい親日家で非常に心地よく滞在させてもらった。
次ナポリに行く時にはまたここに戻ってきたい。


ポンペイ

アクセス

ナポリ市内から公共交通機関を使ってポンペイ駅まで40分弱。
ポンペイ駅からは徒歩でマリーナ門まで20分ほど歩いた。

世界遺産ポンペイ遺跡

ヴェスヴィオ火山の噴火により1日でなくなった古代都市ポンペイ。
亡くなった当時の人の形を石膏で固めた展示が有名で昔TBSの世界遺産で見た時から一度行ってみたい場所であった。

遺跡内は広大で1日では到底無理だと感じた為、以下に絞って見学をした。
1. ジュピター神殿
2. フォロ
3. 娼婦の館
4. 円形劇場
5. スタビアーネ浴場

どこの遺跡も非常に状態がよく、当時の人々の生活がありありと感じられた。

与太話

スポーツバーが見当たらない….

6/10(土)はヨーロッパチャンピオンズリーグの決勝だった。
どうしても見たくて、スポーツバーを探した。
あるのはアイリッシュパブやブリティッシュパブのみでリストランテやバーではテレビを置いていなかった。
察するに、食事するところでは食事のみ、お酒を提供する場所ではお酒のみというものすごいシンプルな構造になっているのではと思った。
これはいつかイタリア人に聞いてみたい。

あと、ナポリの試合ではなかったからか現地の人は全く興味がなさそうだった。
これも興味深い。


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