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高校担任になるための修行とは

Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。

そろそろ新年度が見えてくる時期です。

新規採用の先生は自分が担任になるのかどうかということをドキドキしながら待っている時期だろうと思います。

学校業界は人事の発表が遅いので、自分が来年どうなるか全く分からないで過ごしている方は多いかと思います。ただ、自分が担任を持つのだろうなということを何となく予感しながら、準備をソワソワとする、そんな時期だと思います。

自分は高校の担任を持って8年くらい経ちますが、未だに慣れないことは多いものです。

自分が始めて担任を持った頃に比べると、非常に担任に求められるものが増えたように感じます。それだけにこれから担任になる人は大変だろうなと…そんなことを考えます。

担任として、しっかりとやっていくために(いや、そもそも「しっかりと」と思わない方が良いのかもしれないですが)、どのような方法があるのでしょう。

自分は丁寧に本を読むしかないと思っています。

回り道のようで大切なこと

まず、一番大切にするべきことは、自分の教育観を磨くこと。そして、自分の見取る力をつけることだろうと思います。

その意味では、本当は回り道に見えて、じっくりと教育とは何だろうかということを考えてみることが大切なのだろうと思います。

だから、まずは読書から…ということを自分は一貫して多くの先生にアドバイスします。

大学時代に教職教養の授業で名前だけは聞いたことがあるような本でも、ゼミの時に読んでみてくじけた本でも、学生の時には理解できなかったことが、時間をおいて理解できるようになっていることは往々にしてあるものです。

逆に「学級経営」のノウハウを書いた本は…初めての段階ではあまりオススメできないかもしれないですね。時代の変化や子どもたちの変化を見取るだけの力があれば、上手く使えるかもしれませんが、その本が書かれた時の文脈と、今の時代の変化はなかなか落差が激しいものですから……ノウハウはかえって上級編なのかもしれません。

時代に鍛えられてきた名著をじっくりと読み直し、自分の足元をしっかりと固めるようなことが大切なのだろうと思います。

メンターを見つける

ただ、一番の修行の近道は、一緒に学んでくれるメンターをみつけることですね。間違いなく。

自分の授業や学級での様子を見て、フィードバックをもらうことは、自分で本気で機会を準備しなければ、二度とやってくることはありません。担任になってしまうと、自分だけで閉じこもることが出来る居場所がある意味で出来てしまうので、自分から開いていかない限り、誰にもフィードバックを得られません。

自分はGoogle認定コーチの資格を持っていますが、時々、職場以外の知り合いから授業についてのコメントを求められることがあります。

教室のあり方について、色々な見方をすることで、定期的に自分のあり方を点検することでしか学べないものがあるのです。


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