マガジンのカバー画像

連載小説「若起強装アウェイガー」【完結】

15
【あらすじ】人生に絶望し電車に身を投げた中年男は不思議な力を得て助かる。そのことで、国家転覆を図る組織との戦いに巻き込まれていく。
運営しているクリエイター

記事一覧

AWAKE(小説「若起強装アウェイガー」イメージソング)

00:00 | 00:00

完結した連載小説「若起強装アウェイガー」のアニメ化にそなえて(笑)主題歌っぽいものを作り…

1

小説「若起強装アウェイガー」第1話「覚醒!新たなる力」

 冷たい雨の降る夜。治英[ジエイ]は傘もささずにふらふらと歩いていた。中年になるまでずっと…

小説「若起強装アウェイガー」第2話「必殺!技の激突」

海沿いにある廃病院。そこには政府転覆を企むドクターホワイトこと白河博士がいる。ここを抜け…

3

小説「若起強装アウェイガー」第3話「恐怖!忍び寄る影」

鬼ヶ岬へ向かうのに裏道や舗装されてない道、畑や森や林の中を通る。追われる身なのだから当然…

2

小説「若起強装アウェイガー」第4話「強襲!白の館」

亜衣は白の館に戻っていた。父親であるドクターホワイトこと白河博士を説得し、政府転覆をやめ…

小説「若起強装アウェイガー」第5話「敵か味方か!黒の館」

ドクターホワイトの国会議員皆殺し計画は開始された。すでに第1陣が東京に向かっているという…

2

小説「若起強装アウェイガー」第6話「驚愕!博士たちの過去」

ドクターホワイトこと白河博士とドクターブラックこと黒田博士は同じ場所にいた。不動山の中腹にある小さな山小屋の地下室。といっても、山小屋の側から地下室に入ることはまずできない。地下室は白の館及び黒の館と地下道でつながっている。二人がしばしばここで会い、情報交換などをしている場所だ。 二人の博士はそれぞれの館でCIAの襲撃を受け、ここへ逃げこんでいるのだ。 黒田「やれやれ。黒の館までCIAに狙われるとは。いい迷惑だ」 白河「なんだ他人事みたいに。我々は一蓮托生だろうが。私が抗老

小説「若起強装アウェイガー」第7話「悲愴!愛と憎しみの戦い」

治英と亜衣、勇、そして白河博士は白の館へ戻っていた。博士はあらためて三人に説明した。黒の…

4

小説「若起強装アウェイガー」第8話「慟哭!終わらない戦い」

牛若丸の命で、白の館を潰すため黒の館を出た蒼狼丸と白鹿丸。二人は黙ったまま歩き、黒の館が…

1

小説「若起強装アウェイガー」第9話「若起」

絵須を倒した治英は、若起したまま駅に向かった。東京へ向かったはずのアウェイガーらを止める…

1

小説「若起強装アウェイガー」第10話「王政復古」

自らの再興のため黒の館を支援してきた天子様の一派は、谷川岳の奥地を仮御所にしていた。谷川…

5

小説「若起強装アウェイガー」第11話「谷川岳の仮御所」

治英は白鹿丸に連れられて黒の館へ向かうことになった。白鹿丸について歩く治英だが、体のダメ…

2

小説「若起強装アウェイガー」第12話「天子様の正体」

牛若丸は二人に笛で超音波攻撃をした。若起していた治英は獣の動きで岩壁沿いにかわしたが、白…

1

小説「若起強装アウェイガー」第13話「残された命」

治英は一人、白の館へ向かう。 海沿いに立つ廃病院。それを改装して使っているのが白の館だ。 その正面入口に、勇が立っていた。 勇「お前のせいで何もかも台無しになった」 治英「国会議員皆殺し計画のことか」 勇「そうだ。俺と決着をつけろ。でなければ腹の虫がおさまらん」 治英「お前の腹の虫なんかしらないけど・・・」 勇「俺たち白の館のアウェイガーは、政治の無為無策によって社会に捨てられた人間の集まりだ。お前だって、生きていくのがつらくなって、社会に絶望して、自ら命を絶とうとしたの