キムチを漬けた
⚠️このnoteにキムチの詳細なレシピは載っていません。
なんだかキムチが無性に漬けたくなった。ストックホルムにもキムチは売っているが、スーパーで売られているものは旨味が少なくてあまり美味しくないし、韓国食材店で売っているものはもちろん美味しいのだけれど結構いい金額がする。何かのタイミングで、同じくスウェーデンに住んでいる大学の先輩がキムチを度々漬けていると言う話を知り、お願いしてキムチ教室を開いていただいた。
キムチ作りの朝は早い − というほどではないのだけど、キムチ作りには丸1日かかるらしい。午前には開始した方が良いということで11時に集合した。同じくキムチを漬けたい友人も含め、5人で3キロの白菜をつける。
主に時間がかかるのは、白菜から水を抜くと言う工程だけらしい。切った白菜に塩を塗し、水を捨てると言う作業をいくつか繰り返す。ビニール袋に入れて塩を塗したり逆に少し水を入れたりボールに入れて重しをしたり、全ての原理はよくわかっていないがいろいろな方法で水を抜いていく。重しをしたら2、3時間は待つので外にお昼ご飯を食べに行くことにした。
重しにより水を押し出したら、次は白菜をザルにあげて水を切っていく。ここでも2時間ほど待つのでみんなで映画を1本観た。ちょうどヨーテボリ映画祭の有料配信が行われていて、市子を観ることにした。キムチを作りながらこんなに新しい日本の映画を観ている、なんて豪華な週末なんだ…。
映画が終わればついにキムチ作りも大詰め、ヤンニョムをつくる。
出来立ての浅漬けキムチを食べてみると、あっさりしていながらもしっかりとキムチの味がする。食感もフレッシュで、白菜の甘味が感じられてすでにとってもおいしい。これを数日寝かせると、味が馴染んで発酵してさらに美味しくなるのだそう。作っている間だけでなく待つ楽しみまであるキムチ作り、なんてお得感のあるイベントなんだ…。
スウェーデンで出会うごはんも美味しいのだけれど、疲れた日なんかはふと健康的で食べ慣れた味の何かが食べたくなる。納豆とか味噌汁とか、キムチもそのひとつだ。そんな瞬間に備えるために、こんなふうに作れるものを増やしていきたいな。
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