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心の詩歌

詩や短歌に興味がある方向けです。詩歌の紹介・創作論・哲学・社会問題などが中心です。更新頻度は月六回以上。
短めの読みやすい文章を、頻度多めでアップロードします。 こんな詩歌があるのか、とか、こんな考え方も… もっと詳しく
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記事一覧

【心の詩歌】大手が来る、来た、それも昔話

『大手が来る』という詩集があります。 甲田四郎という詩人の詩で、この「大手が来る」という…

中本速
1日前
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【心の詩歌】写生の意義 現実は美しくないのに

短歌において、「写生」はどういう意義を持つでしょうか。 この文章を読んでいる方は詩歌に関…

中本速
7日前

【心の詩歌】短歌の句読点について

短歌における句読点。 しばしば歌会でも効果が語られます。 句読点をあえて入れると、句読点…

中本速
8日前
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【心の詩歌】歌会では、説得力がありすぎてはいけない

いま、少し反省しています。 歌会で、やや強すぎる評をしてしまったのです。 評価が厳しすぎた…

中本速
13日前
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【心の詩歌】【公開記事】イキ告のすすめ

この文章は「イキ告」をすすめるものです。 イキ告という言葉は、由来が明確ではありませんが…

中本速
2週間前
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【心の詩歌】新しい論語

論語の話です。論語という本がありますが、古い本なので誤解が多い。 論語についてまず説明し…

中本速
3週間前
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【心の詩歌】師系の話は差し引いて考える

短歌の世界では「師系」の話題が結構あります。 誰それは誰それの弟子でその誰それの雑誌に影響を受けた誰それが次の時代に……。 そういう短歌史にも意味はあるのですが、なぜ意味があるのか。 そもそも短歌の世界がある程度不公平だからだと思います。 つまり、誰それの弟子でもなく突然あらわれる人は、あまりいない、ということになっているのですが、 誰それの弟子であることで読まれる機会が多いとか、 誰それを弟子に持つことで再読されるとか、 そういう身内の論理はあるでしょうから、差し引いて考

【心の詩歌】メジャーリーグで通用しないと言い当てても何も偉くない

横浜DeNAベイスターズに、筒香選手が帰ってきました。 筒香嘉智選手は日本で大活躍した野球選…

中本速
1か月前
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【心の詩歌】短歌より詩を書く方が難しく感じる場合の対処法

数ヶ月前に、歯医者さんに行きました。 その際に、新しい磨き方を提案されました。 歯ブラシ…

中本速
1か月前
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【心の詩歌】音楽の著作権と引用

以前、著作権についてnoteで書いたことがあります。その際にこんな意見を書きました。 先日「…

中本速
1か月前

【心の詩歌】【公開記事】氷河期世代はきつかったのか

「氷河期世代」と言われる、就職難だった世代があります。多くの若者たちが、厳しい状態に陥り…

中本速
1か月前

【心の詩歌】お気に入りの誤読・柿本人麻呂から前田夕暮へ

きょうの文章は短歌用語・文法用語多めです。 先日、短歌の友達四人で集まって映画を観ました…

中本速
1か月前
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【心の詩歌】なごり雪と字足らず

「なごり雪」という有名なフォークソングがあります。「今春が来て君はきれいになった 去年よ…

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中本速
2か月前
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【心の詩歌】別れに支えられる BUMP OF CHICKEN「ray」

別れの痛みを癒す詩歌、別れを切なく振り返る良い詩歌がたくさんありますが、今日は違った見方の歌詞を紹介します。 BUMP OF CHICKENの曲「ray」、藤原基央による作詞は、別れを悲しむのでも別れの痛みを癒すのでもない、独特の感覚で書かれた詞です。 痛みが消えないことが「大丈夫」とは珍しい捉え方です。 何のために別れたのかわからないし、いまだに悲しい。 しかしその別れは自分の影を前に伸ばす、後方にある光源だと言います。 この曲には、立ち直るための行動がいくつか描かれ

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