【心の詩歌】師系の話は差し引いて考える
短歌の世界では「師系」の話題が結構あります。
誰それは誰それの弟子でその誰それの雑誌に影響を受けた誰それが次の時代に……。
そういう短歌史にも意味はあるのですが、なぜ意味があるのか。
そもそも短歌の世界がある程度不公平だからだと思います。
つまり、誰それの弟子でもなく突然あらわれる人は、あまりいない、ということになっているのですが、
誰それの弟子であることで読まれる機会が多いとか、
誰それを弟子に持つことで再読されるとか、
そういう身内の論理はあるでしょうから、差し引いて考