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ロックバンド藍坊主を語りたいよー

今週(2023年5月24日)ミニアルバム出したし話してみるよ。
リード曲は「卵」だそうです。いつものことながらいい曲作るよホント。

皆さんは藍坊主を知っていますか?ぼちぼち知らないよねー。
ぼくは一番好きなバンドなんだけどね。

「星のすみか」ぐらいなら知っているかもね。TIGER&BUNNYの1期エンディングテーマだよ。オープニングテーマが人気バンドのユニゾンスクエアガーデンの「オリオンをなぞる」だから知名度が違うけどね。ところでTIGER&BUNNYが12年前ってマジ?

藍坊主の魅力は何かといわれると
・歌詞のエモさ
・メロディーの儚さ
なんですよね。

Youtubeで公式に上がっている曲がぱっと聞けると思うからその中で好きな曲を列挙してみるよ。

星のすみか

タイバニのEDはCメロから入るんですけど

「僕が消え、遠い未来で、化石になったら、人は僕に何を見るだろう。
分析して、名を付けて、解読をしても、愛した人は僕しか知らない。」

素敵じゃない?エモくない?とても素敵な歌詞じゃないですか?
ぼくが「寄生獣」「ピンポン」が好きで人間賛歌が大好きなだけですかね。

藍坊主はバンド名も「ブルーハーツ→藍ハーツ→藍坊主」とブルーハーツのコピーバンドが初めで、もともと青春パンクがスタートだったと思うんです。

それが気づいたら哲学的な歌詞になり、哲学的な曲を作ったりもしていて、ストレートな歌詞の曲にもバックグラウンドに哲学が流れているなぁと感じます。


噓みたいな奇跡を

2018年の曲「嘘みたいな奇跡を」は、死別の歌なのですが、サビは結構ストレートで

「生まれ変わっても あなたを 思いだすから
安心していっておいで きっと探し出すよ だから 僕を心配しないで」

なんですよね。これがCメロになると人間賛歌めいた歌詞になるんですよね。

「そんなの馬鹿らしいかな 迷信じみてるかな
消えたら終わりかな それじゃあなんで悲しくなるの?
終わりで終われないよ 忘れたくても消えないよ
だから僕ら人間なんだよ 愛しさで 胸が壊れそうだ」

生まれ変わりなんて、まあ言っても科学的根拠なんてどこにもなくて嘘だと思うんです。けどそれを信じたいのが人間なんだ、とはっきり言うことで、歌詞を芯を持ったものに、薄っぺらくなく感じさせてくれるんですよね。

あさやけのうた

哲学的な詞の関連で行くと、「あさやけのうた」は死生観をテーマにしていてロックバンドにあんまりないことをやっているんですよね。あまりにはっきり言いすぎててクサイっちゃクサイのですが。ぼくは死がめちゃくちゃ怖いので、こういう風に死を肯定してくれると少し救われる部分があるんですよね。


「終わりは恐ろしい、受け入れたくはないけど、
頂上の無い山も、ただの、ただの、苦痛でしかない。」

「二つも三つもあったら、とっくに飛び降りてるだろう。
そのたびどんな気分だろう、命が一つで良かった。」

「君は君がいない世界を想像できるかい?
家族、友人、恋人、風景、どんな映像を浮かべてるんだい?
けど、考えてみて欲しい、その視点は、その映像は、
どこまでいっても君の心に映ってる。
君がいない世界を君は想像なんてできない。
君がいなかった世界なんて、君にはもう既に不可能だ。
無いことを想像しろ、無いことを想像しろ、無いことを想像しろ、
けどそれはいつも君の空間を決して離れない。
本当に無いことなんて想像できない。
あなたの全存在に、ハッピーバースデイ。」

生命のシンバル

生命のシンバルはキーボードの使い方がすごく好きで、サビの瞬間の浮遊感というか透明感がたまらないんですよね。これで売れなかったのなんなん。

他にもいろいろな曲があるけど、藍坊主のYoutubeチャンネルにPVは上がっているから列挙しておくね。(再生数が著しく少ないのは、昔トイズファクトリーに所属していて独立したからです。)YoutubeMusicには曲あるね。一番好きなアルバムは「ミズカネ」です。ラストソングとかも好き。



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