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DJと新世界-白と黒の出会い-

スカイチアーズDj Hantaiです。昔の思い出は何色ですか?優しいピンク色、水辺の光の様な眩しい白い色、ピカピカレインボウ色、モノクロ、セピア。雷の様なフラッシュ。

前回、潜望鏡を手にした小学生の頃のお話しをしました。そんな私も自動的に中学生になりました。ふとあの頃の3年間を思い出すと「厳しい」という言葉しか脳裏に残っていません。

学校のどこを覗いても厳しい先生
冷たい建物
いつもにらんでくる怖そうな上級生
家に帰っても両親がだんだん厳しくなっていく

ぼけぼけしていたヘンテコな私は。
ビビりで心配性のまま小学校を卒業した私は。

突然恐ろしい魔界に連れ込まれたように。
孤独な真っ暗な中学生時代に突然突入したのです。

いかにそれまで自由にボケボケしていたか、子供ながらに「これがもしかして。今から繰り広がっていく人生っていうやつなのかな。」
「こんな怖い人生ってやつをこの先何年も生きてくことになるのかな。」

「良し悪し」がよく分からなくなり、心配性でビビりな上、いきなりダークな世界が広がったため。
完全に視界が悪くなり、あらゆる事にどんどん心を閉ざしていってしまいました。

学校では授業の時間だけは楽しく。特に国語の教科書に載ってる小説の主人公や、社会の昔話の主人公を学んでいる時や、美術の先生の不思議なお話し。その時間だけは、この魔界で唯一あたたかい陽だまりとなっていました。

チャイムが鳴れば、廊下は生活指導の先生たちの見回りが始まり、何か悪いことをしていないか覗かれ続けていました。

トイレで髪の毛をといてクシをポケットに入れて教室に戻る同級生は、そのまま生活指導のお部屋に連れて行かれて戻ってきませんでした。
ポケットからクシの先っちょがのぞいていたみたいで、この魔界にはクシを持ってきたら駄目のようです。

お昼休憩に男の子と女の子が廊下でお話をしていました。何秒も経たない内にハンディメガホンで「そこの二人離れなさい」と大きな声が響き渡り
どうやらこの魔界では男女が会話したら駄目のようです。

覗き続けてきた小学生時代。しかしもっともっと大きな望遠鏡を持った大人たちに出会っていきます。

隣の席の子は毎日机の中を覗かれて、「置きべん」して帰った翌朝は廊下でずっと立たされていました。
私は毎日ビクビクビクビク。カチコチになって3年間、学校でもお家でも過ごして行く様になりました。

そんな環境で出会ったのが中学2年生。
「初恋」と「音楽  -スピッツ-」でした。

学年1、目立っているキラキラした人気者の男子が、なぜこんな根暗なビクビクしている私に興味か何か、を抱いたのか今でもわかりません。
スピッツの「ハチミツ」というアルバムを持って、はるばる自分の気持ちを伝えに山奥の私の家の前までやってきたのです。 


そのお話しの続きはまた今度




さて広島市内はイルミネーションの点灯が始まります。
そんな大通りを見かけると1年が回ってきたのだな、365日は早いなあとこのタイミングでいつも気付かされます。
そう。
12月がやってくるよと、メッセージを届けるために毎年、1年間眠っていた灯りたちは段ボールから飛び出し、自ら魂を持ち、光り始めるのかもしれませんね。




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