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能力を高めるために最も重要なこととは?

以前の記事において、労働生産性を上げるためにはITを活用することが重要ですが、スキルアップも重要であることをお伝えいたしました。本記事では、スキルアップをするために、そして能力を上げるために最も重要なことについてお伝えいたします。


※本コンテンツで使用している画像は一部『Chat-GPT(DALL-E3)』により生成しています。

1.なぜスキルアップが重要か

労働生産性を上げるために、なぜスキルアップが重要なのか振り返りたいと思います。

労働生産性とは、従業員一人当たりの付加価値額を言い、付加価値額を従業員数で割って求めます。

付加価値とは、製品やサービスを展開する上で会社が新たに加えた価値のことです。付加価値の計算方式は、「日銀方式」と「中小企業庁方式」の2つあります。一般的には、付加価値と言えば「日銀方式」の計算式で求めたものを指します。

日銀方式の計算式では、付加価値を生み出すための活動にかかった費用を経常利益に足すことで計算をします。経常利益とは、売上高から販売費、一般管理費、営業外費用を引いたものです。

この付加価値を生み出すための活動にかかった費用に人件費が含まれています。そのため、一見すると労働生産性を上げるためにスキルアップは関係ないように見えますが、実は関係があります。

労働人数が変わらずに、つまり人件費が変わらずに経常利益が上がった場合はどうなるでしょうか?人件費が高い費用対効果を示した状態になります。労働人数が変わらずに経常利益を上げるということは、売上高が上がっているということになります。売上高が上がっているということは、通常であれば仕事量が増えているということになります。

つまり、労働人数が変わらずに経常利益が上がるということは、従業員がより多くの仕事をこなしているということになります。従業員がより多くの仕事をこなすためには、スキルアップが必要になります。

従業員がスキルアップを果たすことで給与が上がってしまうので、人件費が増えるから労働生産性が変わらないのではないか、という疑念については、労働分配率という指標を見ることで解決できます。

労働分配率とは、付加価値額に占める人件費の割合です。これが適切な数値であれば、スキルアップにより給与UPをしても、労働生産性も一定して上がることになります。

詳細は[建設業における労働生産性について][従業員目線でできる「生産性」向上とは?]をご覧ください。

2.スキルアップのために最も重要なこと

スキルアップ、つまり能力を上げるために最も重要なことがメタ認知です。

メタ認知とは「自分の認知していることを客観的にとらえること」です。自分の認知していること(考える・感じる・記憶する・判断するなど)を認知して、コントロールすることで、自分の能力を具体的に把握して深いレベルでコントロールすることが出来ます。

第二次産業革命で工業化が進んだときに生まれた「品質均一」「安定生産」という考え方の時代であれば、仕事は残業してでもこなすという考え方が強く、メタ認知は必要ありませんでした。人海戦術で仕事を消化すれば問題がなかったからです。しかし、第三次産業革命で情報化が進んだときに生まれた「多様性」「シェア文化」という考え方の時代では、メタ認知が必要になります。

少子高齢化により労働人口が減ったため、一人当たりの仕事量を増やさなければなりません。どこの業界もというだけではなく、また日本だけではなく、世界中が人手不足だからです。2023年時点では人手不足による倒産も多発しています。これは建設業においてもです。

少ない人数でいままでよりも多くの仕事量をこなすためには、メタ認知をすることで、自分の能力を具体的に把握して深いレベルでコントロールすることが必要になります。人間には個性があり、心があるからです。他人を見て能力をコピーすることが出来ればいいですが、高い能力を持つ人材は知識ではなく、高いヒューマンスキル(高い感性や感覚)により高い能力を発揮しています。ヒューマンスキルを、他人が見てすぐマネすることは出来ません。

高いヒューマンスキルを持つに至るために必要なことがメタ認知なわけです。例えば英語がしゃべれるわけでもないのに分かっている気持ちになって話しても、発音が違うのでネイティブには通じません。知識を良く分かった気になって他人にその知識を説明しても伝わりません。つまり、気持ちだけで行動しても、行動したこと自体に自己満足をするだけで、何らかの成果が出るわけではありません。

偉い人であれば、周囲が空気を読んでたまたま上手くいくこともあるでしょう。しかし上手くいかないことが多いはずです。しかも上手くいったとしても、周囲の能力が高かっただけで、その人材が会社環境に嫌気がさして辞めてしまうなどの問題が起きる可能性があります。

メタ認知能力を上げることは、現代において少なくともマネジャー職の必須のスキルになっていくことでしょう。

3.メタ認知能力を上げるためには

メタ認知能力を上げるためにはフィードバック文化が大事です。フィードバック文化とは、自分の行動を他人にフィードバックしてもらうことです。自分の行動を他人にフィードバックしてもらうことで、自分の行動を客観的にとらえることが出来ます。自分の行動を客観的にとらえることで、自分の能力を具体的に把握して深いレベルでコントロールすることが出来ます。

フィードバック文化を根付かせるためには『心理的安全性の確保』が重要なカギを握ります。思ったことを伝えてもらうためには、そういう行動を起こしても常に問題がない状況を維持し続けなければいけないからです。発言を抑える文化を打破しなければいけません。

[フィードバック文化を浸透させよう]でも書きましたが、根付かせることに成功することで、新旧世代が協力しあって仕事を進めることができるだけではなく、苦手なことや得意なことを理解しあって協力し合う環境を作り上げることも夢ではありません。WinWinな関係で気持ちよく仕事をすることができるので、職場環境がよくなり、社員全員が効率よく仕事を進められ、幸せになることができます。

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