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【利用者編①】クレカってどうなってるの?決済の仕組みを詳しく紹介!

クレジットカードを使ってみて最初に思ったことは「本当に大丈夫?」でした。
お金を払わず、後払いで支払うという仕組みしか知らなかった当時。
「本当に正しい金額請求されるのか?」、「二重請求されるんじゃないか?」、「引落せなかったら怖いお兄さんが家まで来るんじゃないか?」、「お店のお兄さんなどが取り立てにくるんじゃないか?」など、本当に不安は尽きませんでした。

後日、実際に使った分だけお金が引落されたことを確認して、はじめて安堵したことを今でも覚えています。

しかし、今思えばすべて杞憂でした。
それはクレジットカード決済の仕組みを知ったからに他なりません。

ここでは決済の仕組みについて解説していきます。

まずはこの図をご覧ください。

今回のケースでは、前提に記載している通り、クレジットカード利用限度額30万円のクレジットカードを持つ人が、今月15万円分買い物をしており、さらに10万円分の買い物をしようとしています。

◆用語解説◆-------

 限度額:クレジットカードごとに取り決められている当月の利用限度額のことです。限度額を超えてもなおクレジットカードを使おうとすると、エラーとなり、使うことができません。

 加盟店手数料:クレジットカードを利用するために、店舗がカード会社へ支払う手数料のことです。利用者はクレジットカードで支払おうが現金で支払おうがかかる費用は同じですが、そのぶん、店舗がカード会社へ利用料を負担しているのです。
        
 与信:オーソリ・オーソリゼーションとも呼ばれます。利用限度額をもとに、提示されたクレジットカードがまだ使えるかを確認するサービスのことです。あくまでも確認のみのため、この段階で実際に請求されることはありません。ただし、与信の結果がOKであることをもとに、店舗側では支払ったと判断しているケースはあります。
 
 売上確定処理:与信を実施しただけでは請求はされません。売上確定処理を実施することで、はじめてカード会社からカードを利用したと認定されます。
        
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用語を念頭に置きつつ改めて図を見ていきます。

10万円の買い物をする際クレジットカードを提示すると、クレジットカードの情報をもとに与信処理を行います。
結果がOKの場合、このクレジットカードは使える、と店舗で判断し、10万円の買い物をOKとします。
その後、店舗で売上確定処理を実施することで、クレジットカードを実際に使ったとカード会社が判断し、カード会社は店舗へ加盟店手数料(今回であれば5%分)を差し引いた代金を支払います。
その後、カード会社は利用者に10万円の代金請求を行います。

これがクレジットカード決済の一般的な流れです。
漠然とした不安は大体なくなったのではないかと思います。

しかし、今度はもっと細かい疑問が出てきませんか?
「本当に正しい金額請求されるのか?」、「引落せなかったらどうなるの?」など。
今度はこちらの疑問について解説していきます。

疑問①「本当に正しい金額請求されるのか?」

答えは、100%正しい金額が請求されるとは限りません。
ではどうやって請求された金額を確認するのでしょうか。間違っていたらどうしたらいいのでしょうか。

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