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英語できない英文学科生がそこそこ英語ができるようになる過程で考えていたこと

今回は題名の通り、元々英語が苦手で全然できなかった自分が仕事で英語を使えるようになるまでに考えて、やってきたことを書いていこうと思います。

もともと英語は好きだったのですが、同時に苦手でもありました。
大学も英文学科に入学しましたが、国語と世界史はほぼ満点取ることができたのですが、英語は6割と平均を下回っておりました。

つまり裏技的な手段で英文学科に入学しました。

入学した後、いきなり先生がアメリカやイギリスの人になって全然言っていることが分からず、卒業できるのかも分からないほど不安な気持ちになっていました。

それでも英語学習のモチベーションを保てたのは、英語が好きという想いとこのまま卒業したら英文学科卒なのに英語が喋れないと言われる未来に恐怖したからです。


技術的なこと

5文型を理解する

SV、SVC、SVO、SVOO、SVOCというやつですね。
正直細かい文法は何か読んだり聞いたりした時に、この5文型に当てはまらない時に覚えればいいと思います。

会話にしろ、文章を読むにしろ、まずは5文型を理解することに注力すると、一通り文章は読めるようになります。スピーキングもこの型に沿っているので、発音は置いておいて、この型通りに話をすれば意味は通じます。

関係代名詞の中身もこの5文型になっていると気付いてから一気に文章が理解できるようになりました。

また、SVOOが与えるという意味になるということを知っているだけでも理解度は増すかもしれません。例えば、I give you a penはペンをあげるという意味になりますが、I buy you a drinkで一杯奢る(一杯買ってあげる)という意味は最初自分の頭の中に無かったので新鮮でした。

動詞を知らなくてもSVOOの形になっていれば「あげる」という意味を入れてみれば前後の文脈でおそらく理解できる幅が増えます。

スムーズに読めるようになるまでおそらく5文型を意識していた期間は4年間程度です。要領が悪いだけかもしれませんが技術を身につけるにはそれぐらい時間がかかっています。

ただそれぐらい5文型は大事な基礎だと今でも思っています。

リーディング速度を上げるためにリスニング力を上げる

英語は「読む・書く・話す・聞く」の4技能全てがつながっています。
どれか一つでも欠けると、何かがうまくいきません。

リーディングの速度を上げたいなら読む練習をするのもいいですが、リスニング力を上げることをおすすめします。

なぜなら、ネイティブの人同士が話をするスピードは1分間に150〜200語程度話すといったスピードだからです。

これを理解できれば読むスピードも上記のスピードに近いスピードになるのはわかると思います。

リーディング速度、リスニング力を上げるために語彙力を強化する

当たり前ですが、知らない単語が出てくると文章を読むスピードは低下します。
もちろん読むだけじゃなく、聞くこともできないのでリスニング力も伸びません。


someone asks you how you’re doing, you can respond this way. Remember that when people ask “how are you” as a hello, they usually don’t actually want a real answer. It’s just polite to ask!
(引用元:https://www.fluentu.com/blog/english/simple-english-sentences/)


Desertification is the process by which vegetation in drylands i.e. arid and semi-arid lands, such as grasslands or shrublands, decreases and eventually disappears.
(引用元:https://www.iberdrola.com/sustainability/desertification)

①の文章と②の文章とで同じような長さの文でもおそらく理解できるスピードが違うのではないでしょうか。

一通りの文法を理解しても理解できない文章に巡り合うのは知らない単語があるからです。単語を覚えるのが一番時間がかかる勉強だと思います。

なので自分は、接頭辞(uni-とか)、接尾辞(-ness)といった言葉の成り立ちを勉強して覚える量を減らすようにしています。

例えば、biは2という意味を持つ接頭辞で、bicycle(二輪車)、bilingual(バイリンガル=2言語話者)、triは3という意味を持つ接頭辞となりますので、tricycle(三輪車)、trilingual(トリリンガル=3言語話者)となります。

他にも前置詞なら共通した使い方を見つけるのも有効です。

〜を防ぐ・抑制するに使われる前置詞:from
例:refrain from、prevent from

変化を表す前置詞:into
例:translate into、turn into

心の持ち方

英語に触れる時間を増やす

当たり前なのですが、やはり英語に触れる時間が増えれば増えるほど理解できるスピードが早まってきます。

自分は海外に行けば英語はそこそこできるようになるんだろうと思っていましたのでカナダにワーホリをしに行きました。

でも現実はそんなに甘いものではありませんでした。
そもそもある程度話せないとネイティブの友達ができません。
また、ワーホリを実施している国には日本人がたくさんいます。

それは同じような価値観を持った人たちなので、話をしていても非常に楽しいです。その誘惑に負けると、海外にいるのに日本人としか話さないという環境が出来上がり、英語の上達に支障が出ます。

海外で英語がすごいできる人に会った時に聞いたのは日本人と会っても英語しか話さないというものでした。

最初会った時はなんだこいつはと思っていましたが、今考えればそれだけ徹底してたその人は凄かったなと思います。

ちなみに自分は住む場所だけ日本人の人が多いシェアハウスにして、日本語も話すようにして自分のストレスのバランスを調整していましたが、仕事や自分の部屋にいる時はずっと英語を話したり、聞いたりしていました。

能動的に動かないと海外にいても生きた英語に触れる機会は意外と多くないので、これから海外に行くよという方がいれば、まずはオンライン英会話などである程度話をするのに慣れておくことで、後の生活環境が大きく変わると思います。

ちなみにいまだに英語に触れる時間を増やすために、ほぼ毎日オンライン英会話をやって、隙間時間にポッドキャストで英語を聞くようにしています。

できないことから逃げない

根性論的なことになるかもしれませんが、このマインドが一番大事だと思っています。

初めはできなくて当たり前です。
でも完璧になってから話したいと思っている人が多いように感じます。

練習はあくまでも練習。
基礎を固める練習はもちろん必要ですが、実践からしか得られないものも必ずあります。

早い段階でそれを知ることは非常に大事だと思います。

ワーホリで仕事をしていた時はわからないことの連続でした。
なぜかリーダーのようなポジションになり、クレーム対処をさせられたり、面接官をさせられたりと、日本にいた時にもやったことのないことをしていました。

他にもなぜかカナダ人の人が電話を取らないのでとって対応をしたりと大変な思いをしました。

まあ人間それでも慣れるもので、英語がわからないストレスもありましたが、すごい貴重な経験だったので、辞めずにずっとそこで働いて経験値を積みました。

そのおかげか、今は英語を使って仕事をしています。

仕事柄英語を毎日使うのですが、TOEIC900点を持って入社してくる新入社員がいます。

自分の後輩にもそういう新人が入ってきました。
その子は海外にいったことがないのにそれだけ高得点を取得していたので、すごい努力したんだろうなというのは素直に関心しました。

また自分も海外に行って仕事をしてみたいですと言っていました。

なので英語を話す経験を積んで欲しいと思い、海外の支店の人に電話して話をしておいてと、お願いをしたのですが、なかなか電話をせず、最終的にメールで内容を伝えていました。

せっかく英語で話をするチャンスを自分で捨てたのです。
たぶんこの人は話すという部分の成長はかなり遅いと思います。

数字上の英語力じゃなく本当の意味の英語力をつけたいなら、やっぱり自分のできないことに立ち向かって、失敗を繰り返してうまくなるしか方法はないと思っています。


最後は根性論で今の時代には合わない発想かもしれませんが、やっぱり上手くいかない経験をしないと何事も上手くはならないと思っています。

実際自分は色々な失敗や恥をかいたことで英語を使って仕事ができるぐらいにはそこそこ上手くなりました。

でもやっぱりいまだに苦労することもあります。
全く知らない会社に電話するのは今でも嫌です。
でも、自分が成長できる可能性があるので進んでやっています。

最初に上手くいかない経験をしておけば、あとは経験でカバーできる部分もやっぱりあるので効率だけじゃなく、絶対に上手くなる!
そういう想いを持って勉強してきたので今があります。

根性論が多くなりましたがやっぱり最後は気持ちの部分が大きいと思います。
これからもこのスタンスで学習を続けていくと思います。

もし最後までお読み頂いて自分も頑張ってみるといったことを思ってもらえたなら嬉しいです。









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