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【Webinar】 川崎重工のDX新規事業イノベーション〜NVIDIA Platformを活用した開発検証と今後の展望〜

こんにちは、Slalom Buildです。

ウェビナーアーカイブ配信

以下の画像クリックにて、Youtubeアーカイブ配信をご覧頂けます。


以下、事前案内の記事

この度、2023年10月10日(火)に、川崎重工業様(以下KHI)、NVIDIA様との共催ウェビナーを開催します。Slalomからは、当初から本プロジェクトをリードしてきた、Slalom Build Tokyo Location Leadの保坂が登壇します。

詳細・お申込

ウェビナー:川崎重工のDX新規事業イノベーション:NVIDIA Platformを活用した開発検証と今後の展望
日時:2023年10月10日(火)1600〜1700予定
場所:オンライン
詳細・お申込みは外部Tech Playプラットフォームより。

プロジェクト背景

KHIは、モーターサイクル、産業用機器・ロボット、エネルギー、航空宇宙、そして輸送用機器など幅広く展開する日本を代表する製造業の会社です。KHIはGroup Vision 2030を掲げ、あらゆる領域においてDXを推進しています。その中の1つとして、北米市場における「鉄道軌道メンテナンス支援サービス」を現在開発中です。

KHI グループビジョン2030 進捗報告会(P38)より

KHIは2021年5月時点で軌道遠隔監視サービスを北米の大手鉄道輸送会社に対してサービス提供を開始しています。

米国では総延長225,000kmを超える線路が敷かれていますが、毎年検査される回数は限られています。つまり、多くの線路は運行遅延や最悪の場合事故の可能性を秘めている状況です。長らく鉄道車両の企画・製造を行ってきたKHIとして、ハードとソフトの融合による新規事業機会をそこに見出しました。

  • 鉄道車両にセンサーを搭載し、クラウド、データ、AI/機械学習などのテクノロジーを活用して、顧客価値が高いソリューションを提供できないか?

  • それを自社でエンジニアリングチームを作り、SaaS (Software as a Service)のような形態で事業展開できないか?

より付加価値の高いプラットフォームに向けて、KHIとSlalomは共創を通してクラウドプラットフォーム上で提供される先進的なIoT、機械学習、AIスタックを活用しプロダクト開発を進めています。また、この取り組みではSlalomが北米市場で培ってきたプロダクトエンジニアリングのノウハウとアプローチを適用し、KHI のプロダクトエンジニアリングチーム作りの支援を行っています。

2023年前半、複数あるコア機能のうち、センサーとデータ収集システムによって特定された不具合に基づき、顧客(鉄道事業者)が鉄道修正の優先順位付けやスケジュールを行うことができる「Maintenance Advisor」機能を、NVIDIA Platform(特にルーティング最適化を可能にするNVIDIA cuOpt)を活用して開発検証を実施しました。

本ウェビナーでは、KHIからProduct Ownerをお招きし、KHIとSlalomの共創型のアジャイル開発、NVIDIA Platformを活用したPOCからMVPまでの開発など、事業領域とテクノロジー領域のお話を予定します。

NVIDIAパートナーとしてのSlalomの働き方

Slalomは以前からNVIDIAの各テクノロジーを活用したソフトウェアエンジニアリングを行ってきました。そして、NVIDIAがハードからクラウドへも領域を伸ばす中で、2023年6月にはSlalomはNVIDIAのNPNにおけるService Delivery Partner - Cloud Servicesに認定され、同社とのパートナーシップを強化して、AIを活用した事業変革やプロダクト開発の支援を強化することを発表しました。

KHIとの本プロジェクトでは、KHI、Slalom、NVIDIA本社のエンジニアリングチームが緊密に連携し、NVIDIA cuOptのPOCフィードバックと改善提案をNVIDIAへ行い、レベルアップしたcuOptにてMVP開発に取り組むプロセスを取りました。つまり、SDPとしてソフトウェアエンジニアリングを行うだけではなく、NVIDIAプロダクトの改善・向上にも寄与することがSlalomらしい働き方と価値提供だと考えます。今回のウェビナーでは、その裏側に関してもお話しを予定します。