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『宇宙一チャラい仕事論/近藤康太郎』

近藤康太郎さんの📖『宇宙一チャラい仕事論』を読みました。
近藤さんの本は出版される度に(評論、エッセイ、仕事術を問わず)必ず読んでいます。

昔、ジャーナリストの浅野健一さんの話を聴いた時に「朝日新聞社でリクルート事件のスクープに携わった記者がいて、彼は新人の頃から、取材でフットインザドアをする瞬間が堪らないと言うくらいハマっていたのだけれど…決まりの支局配属期間を終えて、どの部署へ行きたいかを問われたら、、周りは皆、彼は社会部系だろうと思っていたところに、文化部へ行きたい、と。そこで自由に好きなことを仕事にしたい、と言ったらしいんだよね」という寄り道話があり、、
その後、自分でも気にしながら紙面などを見ていて、この記者は近藤康太郎さんなのではないか、と思い込んでいました(というか、勝手に今でも思い込んでいます💦)

「仕事」と「勉強」と「遊び」。ワークライフバランスの“バランス”ってなんだよ…と、本書に書いてあることは、首肯させられることばかり。

ひとつ、ブルシットジョブ(これは言い過ぎかもだけれど)の類いとして記されていたKDDIとテレビ朝日との協業のチームに入れられていたという話に関して。
実は、ボクもその時期に、テレ朝側の一員としてメンバーに入れられるべく、制作現場からいきなり引き剥がされて人事異動させられたのだけれど…何故か、異動先で勝手に制作業務をし続けていたら、ついぞこのプロジェクトには参加しないまま終わってしまいました。
…なので、その時、朝日新聞社へ入る入構証だけ無駄につくらされて、しばらくの間、持ってはいたり。

この時は、プロジェクトの発表直前に、ダイヤモンド社にいる知り合いの編集者(『週刊ダイヤモンド』)から「テレビ朝日で、こういう協業プロジェクトやろうとしてませんか?」とネタあてをされたものの、さすがに当事者過ぎただけに答えることもできず…実際に発表になってから「こういう事情で、申し訳ない」という説明と謝罪のメールを送ったのだけれどレスもなく、これ以降、全くの音信不通になってしまったという、、残念な思い出も。
そりゃ、悪いとは思うけど、仕方ないとも思うんですよね。。
悪いと思っていたからこそ、ネタあてされた時の食事代も御馳走したし…。
(未だに、この時の正解の対応は分かりません)

本書でも示されている“リストをこなしていく”(海外文学・日本文学・社会科学もしくは自然科学・詩集の、異なる4ジャンルの古典を15分ずつ、毎日読む)のは、どう考えても色々と身につくだろうとは思いながらも、なかなかどうして、こなすのが難しい。
興味のある範囲のものではないというのが肝で…でもやっぱり絶対に必要だと思うんです。

それにしても、この前オンラインで観た橋本和明さん(株式会社WOKASHI/元日本テレビ)の話していた話も、近藤さんが語る(とりわけ「仕事」への)スタンスも、ほとんどボクの考えていることややっていることと変わらないのだけれど…結果的な地平が違うのは、やっぱり受け入れる土壌の土の質の問題なのだろうか。。

頑張ろ。

この後、勢いで…積読化していた『ファスト・カレッジ/高部大問』(小学館)、『表現を仕事にするということ/小林賢太郎』(幻冬舎)『ここで唐揚げ弁当を食べないでください/小原晩』(←何故かサイン本でした!)の3冊も読了。
計4冊で、約2時間。

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