見出し画像

🎬『水深ゼロメートルから』

新宿シネマカリテ。

この作品は2021年に下北沢の「劇」小劇場での舞台公演を観ていて、その作品を山下敦弘監督が撮ったというので…自然と期待値も上がります。
高校演劇から飛び出してきた作品という意味では『アルプススタンドのはしの方』と同じパターンで…

『アルプススタンドのはしの方』も、舞台版、映画版と両方を観ているので、ついつい比較もしてしまったり。

女子高生の配役が、舞台版の『水深ゼロメートルから』では、チヅル役だけ代わっていて(舞台版では宮﨑優さん)…
※この宮﨑優さん【Daily logirl】で撮影しています

映画版の清田みくりさんも、とてもハマり役な感じです。
※清田みくりさんも【Daily logirl】で撮影しています

スチール撮影に立ち会っていた時に見たキャラクターとは、ひと味違う強さがあって凄いなぁ…と。

ちなみに【Daily logirl】繋がりで言うと…野球部マネ役の三浦理奈さんも撮影させて頂いています。

ストーリーは、舞台版に多少、それぞれの影の暮らしの部分を加えていった感じで、観る側の基本的な受け取り方は同じ…悩みもジェンダーバイアスも瑞々しさも。。

思ったのは、画づくりとして…映画版ならではの、アップ目のカットバックを多用するのかなと予想していたのだけれど(『アルプススタンドのはしの方』は、わりとその要素が…)
実際のところは、舞台サイズよりも、結果的に広くなるような引きの画が多く、そこは色々と考えさせられるところだったり。
あの引きの画だと、表情や顔が掴みにくくて、自然と制服の記号性が立ってくる気がするなー、とか。

それと、山下敦弘監督がパンフレットでのインタビューで🎬『櫻の園』が好きだと話しているのを読み、その目線で考えると…あのテンポや距離感、出入りは、たしかに4人による『櫻の園』かもな…と感じたりも。

いずれにしてもボクには絶対に書けない種類のホンですが、
やっぱ何かをつくりたく、何かを書きたくなる…そんな気持ちを誘発させる作品でした。

あと、ミク役の仲吉玲亜さん、来週月曜から配信の【Daily logirl】に登場します。

仲吉玲亜さんも、スチール撮影時に感じた印象とは、かなり違う感じの演技だったなぁ(つまり凄い✨)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?