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田舎と都会の両生活を過ごした子供の平日の遊び方。想像とは真逆の結果が面白い。

今年の春から生活のメイン拠点が山梨から千葉に移りました。

引っ越しや子供の転校などあり、ドタバタしていたところが
ようやく落ち着いたところです。
生活拠点の変化で子供の平日の遊び方にも変化あり、それが面白いことだと感じたのでまとめてみました。

1,2年間の山村生活

 私の娘は、小学校入学から2年間、大自然の山や川に囲まれた山梨のある地域で生活をしていました。人口が少ない地域のため、一クラス数名、全校生徒15~20名程度の生徒と一緒に学校生活を過ごしていました。住まいの場所も、数件しかない集落でしたし、山と川、鳥や鹿、猿などの野生動物たちと共存するような自然の恵みをたっぷりと感じられるそんな素敵な場所でした。この2年間は、親子ともども、大変貴重な経験となり、一生涯忘れることのない想い出となりました。
 そして、諸事情もあり、今年の春から千葉へ生活拠点を移し(戻り)ました。子供も一クラス2名だった小規模小学校から、一クラス34名の小学校へ転校しました。最初は、慣れるか不安もありましたが、意外にもすんなりと溶け込み新しい学校生活を楽しんでいます。そんな中で、子供の平日の遊び方にも変化が出たことがあり、それが面白かったのでまとめてみます。

2,田舎での子供の遊び

 山梨へ行く前は、大自然に囲まれた場所だから、毎日のように自然の中でわんぱくに遊んで服を汚して帰ってくるようなことを想像してました。しかし、実際に生活が始まると、外でお友達と遊ぶことは、想像より少ない結果となりました。原因は、いくつかありますが主に3つではないかと思います。
①お友達の家が遠い
 町内はとても広く、一番距離が離れているお友達同士のお家では、車で30分もかかってしまいます。近くても車で5~10分と徒歩で行くにもなかなかの距離です。平日は、学校で存分にお友達と過ごし、学校が終わると、そのまま家に帰り、それぞれが家で過ごすということが多いのです。土日は、お互いのお家に行って遊んだり、川や山で遊ぶこともたくさんありましたので、それはそれでとても楽しく過ごせました。

②工事車両が多く危ない
 町内は、リニアの線路およびトンネルの工事により、ダンプカーが朝から夕方までひっきりなしに走っています。主要な道路は、県道が1本しかありませんから、生活車両と工事車両が合わさるため、人口が少ない町なのに、交通量が多い状態です。どの集落もそのメインの県道に沿った場所にあるため、そこで生活する子どもたちも、気兼ねなく遊べる環境では無い状況もありました。当然、県道から1本入った集落内に入れば、のんびりとした良い場所はたくさんあります。ただ、学校や役場からは、道路近隣などでの遊びなどへの注意喚起もあったりと、自由に遊べる環境ではなかったと思えます。

③オンラインで遊べる
 時期的に、世の中の生活自粛などもあり、スマホやゲーム機を使って、ビデオ通話をしながらオンラインでリモートで友達とゲームを楽しむということが、子供たちの間で広がりました。これにより、平日の放課後は、自宅でそれぞれ仲の良いお友達とオンラインでゲームをして楽しむという遊びが増えていきました。親としては、外の大自然が、もったいないな~と思いながらも、平日の夕方などは、たまに外に子供と散策したりして親子で自然を満喫する機会を作っていました。その代わり、土日は、お友達とリアルで会って外でも元気に遊んだりしていました。

そんな生活を2年間過ごして、千葉へ戻りました。

3,都会での子供の遊び

 千葉へ戻って新しい学校生活が始まった子供は、すんなりと新しい学校にも慣れて、幼稚園の頃仲が良かったお友達と平日の放課後も遊ぶようになりました。山梨では、放課後家に帰って来てから、お友達と遊んでくると言って出かけることなんて一度もなかったので、とても新鮮でした。今は習い事も始めたので、毎日とはいきませんが、最初の頃は、毎日のように放課後、お友達と遊びに行っていましたね。
 そしてさらに驚いたことが、家に帰ってきて「何して遊んでたの?」と聞くと、「公園で遊んでた。鬼ごっこしたり、ボール遊びしたり。いろいろ。」と子供が言うのです。山梨では、平日、放課後は、家の中でスマホとゲーム機でオンライン遊びばかりしていたので、てっきり、お友達のお家の中で、ゲームしたりして遊んでいたのかと思っていたら、毎日のようにお外で遊ぶようになったのです。この変化には、本当に驚きました。不思議ですね。

4,まとめ

 私は、生活拠点を考えるときに、田舎は「子供たちが大自然の中でわんぱくに走り回って遊んでいる」都会は「家の中でゲームで遊ぶか、オンラインでつながってリモートで遊んでいる」などと、勝手ながら先入観を持ってしまっていました。それが結果として、田舎では家でゲーム遊び、都会では公園などの外で遊ぶという真逆になってしまったところが、とても面白い事だなと思いました。結果的に、子供は両方の遊びを経験し楽しむことができるようになりましたので、良い学びになったと思います。
 実際に、このような生活拠点の変化を経験して、学ぶことがありました。まずは、「田舎」や「都会」ということでひとくくりに、先入観やイメージを持つことは、辞めた方が良いことがわかりました。それぞれの地域やその地域の状況、住民や生活に関わる人たちなどの環境によって、その地域の特長や特性があるため、それを理解した上で、どのように生活していくかを考えていく必要があると思いました。

 また、今年の夏休みには、お友達に会いに山梨へ遊びに行ったり、お友達に千葉に来てもらったりできたら良いと考えていますので、そのときには、また、新たな遊び方が生まれることを楽しみにしています♪

今回は、環境の変化による子供の遊びの変化について投稿してみました。


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