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「東京03」が頭抜けて面白い。

漫才・コントに関わらず、ネタが一番面白いお笑い芸人は誰かと問われれば、自分は寸分の迷いなく「東京03」を挙げる。彼らのコントは他の追随を許さないくらい面白い。人間関係の機微やちょっと困った人を笑いに消化する力は、まさにセンスとしか言いようがない。

彼らのコントには共感が溢れている。東京03のコントは、実際に居そうな人物と、いかにもありそうな関係性で進むことが多い。自分がそのコントの世界に入り込んだ時に、感じるであろうことを気持ちよく笑いにしてくれる。その快感がたまらない。

彼らのネタはYoutubeの公式サイトに定期的に挙げられている。

ローテンションで月初めに公開されるネタが変わるので、是非チャンネル登録をして眼を通して欲しい。その中でも面白いネタを5つ紹介したい。

1位「蓄積」

こんな経験はないだろうか?友人や恋人がささいなことで急にキレだした、逆にささいなことで誰かにキレてしまったということは。こういう時、キレる側には相応の理由がある。ただキレられる側はその背景を全く認識しておらず、両者にはかなりの温度差が生じている。

このコントはその温度差をキレイに笑いに変換している。特にキレ役の飯塚が半泣きでキレながらこれまでの不満をぶちまける姿は、笑いになしには見られない。このネタを知らない人は是非見て欲しい。東京03のコントの中でも自分が最も好きなコントだ。

2位「小芝居」

恋人になった女性を恋愛相談していた同僚に紹介する際に、女性に相談をしていたことは伏せたいので、知らぬ体の小芝居を頼むという話。

小芝居を頼まれた同僚は嫌々芝居をやることになる。ただ小芝居を頼んだ等の本人が、要所で「やってんね」「(その芝居)いいねぇー」っと茶々をいれてくる。しかも終いには・・・。

小芝居をやってる同僚のテンポのいいツッコミ・嘆きが心地いいコント。

3位「めんどくさい友人

深くも考えず言った適当な発言を、真剣に受け取られるとどうだろうか。相手には悪いが、引いてしまうというのが本音だろう。

そんな適当な発言に振り回される男と、真剣に受け取られ困惑する親友たちとの関係性をコミカルに表された珠玉のコントだ。

4位「救世主」

息子へのプレゼントのおもちゃを部下に壊された上司。2人で途方に暮れていると、そこへ機械に強いもう一人の部下が現れ、彼に修理をお願いするという話。

初めの10分近くを丸々前振りに使い、それを残りで笑いに変える時間をふんだんに使ったコント。時間が長いのでこの順位にしたが、残り7分の笑いの爆発は間違いなくトップ。

5位「何かありそうな日」

久しぶりに集まった3人の友人が飲み始めようとするも、話は思わぬ方向に転がっていって・・・。

30分という長尺のコント。しかしそれを忘れさせるような引き込まれる展開は見もの。話題自体は「俺を除け者にして会っていただろう」とか「バイト先のかわいい娘は今どうしてる」とか、端から見ればしょーもない内容だが、3人の人間関係の優位不利がくるくると入れ替わり、見ていて全く飽きのない内容になっている。

最後に

選ぶのがかなり難しかったが、その分どれも間違いなく面白いコントだと自信を持って推薦できる。また最近第二チャンネルも立ち上がり、リモート単独公演も見ることができる。こちらもおすすめだ。

ここまで読んでいただき、本当にありがとう。この記事を見て初めてネタを見た人はその感想を、彼らのファンなら好きなネタをぜひコメントして欲しい。フォロー、コメントして頂けると励みになります。サポートして頂けるともっと励みになります。

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