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エシカル・サスティナブル・SDGsの違いって?

こんにちは^^
先日アップしたエシカルコスメ作りの記事に沢山の反応を頂けて、とても嬉しいです♪
いつも見てくださっている皆様、本当にありがとうございます。

ところで、この手作りコスメの記事に出てきた「エシカル」という言葉の意味を皆さんご存知でしょうか?


ここ最近「エシカル」と並んで「サスティナブル」「SDGs」というワードも目にすることが増えてきましたよね。


ここだけの話、私自身スローファションジャパンに所属するまでは、「エシカル=環境や地球に優しいってことなんだろうなぁ」程度の認識で、正直よく知りませんでした。


私と同じように、この3つのワードを聞いたことはあるけど、詳しい意味は知らないという方も多いのではないでしょうか?


時代の流れとして、今後この3つの言葉は多くの場面で見られるようになると思います。

そこで今回は、この3つ「エシカル」「サスティナブル」「SDGs」の意味をご紹介しようと思います^^

エシカル

エシカルとは英語で『ethical』と書き、「倫理的な」という意味があります。

そして、『エシカル』は他の言葉との組み合わせで使われる事が多いです。

エシカルファッション→倫理的なファッション
エシカル消費→倫理的な消費
エシカル商品→倫理的な商品

この辺りはよく見かけますよね。

そもそも『倫理』とは「道徳の規範となる原理、人としての道」(広辞苑より)
という意味があります。

『倫理』という辞書的な意味から解釈を広げ、「安いから」「コスパがいいから」など、自分にとって得かどうかで物を選ぶのではなく、商品の生産過程で関わった全ての人の人権や、動物の命の安全、地球環境が守られている物を選ぶことが、『エシカル』と言われています。

ひとつひとつの材料がどんなストーリーを持っているのか?
そこにも思いを巡らせることがエシカル消費につながります。

私たちが消費する物が、児童労働や不平等な賃金での労働を強いられる人たちの犠牲や、動物実験による動物の命の犠牲、地球環境への負荷の元で成り立っているとしたら、それはとても辛い事ですし、正しい事とは言えませんよね。

商品が手元に届くまでに辿ってきた背景に目を向け、公正なもの買ったり使ったりすることが『エシカル』というこになります。

サスティナブル

サスティナブルは英語で『Sustainable』と書きます。
Sustainableは2つの単語に分解できます。

『Sustain』→維持する
『able』→可能な

本来のSustainableの意味は、『維持することができる』という意味ですが、『持続可能な』と訳されることがほとんどです。


サスティナブルファッション→持続可能なファッション
サスティナブルな暮らし→持続可能な暮らし


こういったワードをよく目にしますよね。


今の私たちのニーズ満たすだけではなく、私たちの子どもや孫の世代のニーズも継続して満たしていけるようにすることが、『サスティナブル』の解釈になっています。


近い将来、化石燃料が枯渇する可能性があるというニュースを耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
この話は割と有名でよね。

しかし実際は化石燃料に限らず、様々な資源が枯渇してしまう可能性があると言われています。

そこで、あらゆる資源の枯渇を食い止めるために必要となるのが、『サスティナブル』の考え方です。

例えば、石油資源の枯渇を防ぐために、新たに資源を使って作られた新品の服ではなく古着を買う、ペットボトルや食品トレーを適切に分別しリサイクルする。
このように資源の消費を少しでも抑えることがサスティナブルにつながります。


他にも日本各地の伝統工芸産業を守るために、伝統工芸品を購入することや、地域の農家さんのお仕事を守るために、地産地消を心掛けることもサスティナブル。
更に、今後も変わらず地球に住んでいられるよう、地球の環境を守ることもサスティナブルと言えます。

万が一地球に住めなくなったら、私たち人類はどうなるのだろう…

このように、今ある資源・環境が無くならないよう、守っていくことが『サスティナブル』ということができます。

エシカルとサスティナブルは切っても切れない関係

ここまで読んでみて、いかがでしょうか?
エシカルとサスティナブルって似てるやん!と思われた方も多いのではないでしょうか?

そうなんです。
エシカルはサスティナブルを実現させるための方法になり得るし、サスティナブルを実現させるためにはエシカルが必須になります。

エシカルとサスティナブルは、言葉の意味こそ異なりますが、密接に繋がっていると言えますよね。


SDGs

SDGsといえば、企業のホームページや工事現場の塀などで、この表をよく見かけますよね。

企業のHPでは、企業としてどの目標をクリアしていくかが書かれていたりします。

SDGsは「Sustainable Development GOALS」の各単語の頭文字とGOALSの最後の「S」からなるワードです。
「Sustainable Development GOALS」を日本語に訳すと、『持続可能な開発目標』となります。

そう、SDGsは「目標」なのです。
2015年9月に国連で採択され、『国際社会の共通目標』として全世界で認識されています。

2030年までの15年間で、世界中の企業や人々の力で先ほどの表にある17個の目標を達成することを目指しています。


SDGsは国連で採択されたものなのです。

そのため日本のグローバル企業のHPには大体SDGsへの取り組みに関するページがあります。
様々な取り組みがなされているようなので、是非気になる企業のSDGsへの取り組みをチェックしてみてくださいね。


思い描く未来はどれも同じ

エシカルやサスティナブルは「考え方・行動の動機付け」で、SDGsは「目標」であることがわかりました。

また、SDGsで掲げられている目標を見てみると、3つの内容にざっくりと分類できます。

・環境を守ること
・人権や健康を守ること
・産業や経済成長を守ること

ここに出てくる3つの分類はエシカルやサスティナブルの説明で出てきた内容と重複している部分も多いです。

それぞれに異なる意味を持つものの、エシカルやサスティナブルを実践することでSDGs(17個の目標)の達成につながっていきます。


さいごに

エシカル、サスティナブル、SDGsの意味を理解していただけたでしょうか?
それぞれに意味はあるものの、目指すところは近しいと言えます。

ここまで説明をしてきましたが、特にエシカルやサスティナブルの言葉の違いに囚われる必要はありません。


大切なのは出来る範囲でエシカル、サスティナブルを実践し、自分なりにSDGsのいずれかを達成しようと行動することです^^


スローファッションジャパンもSDGsの

1・貧困をなくそう
3・すべての人に健康と福祉を
8・働きがいも経済成長も
10・人や国の不平等をなくそう
12・つくる責任つかう責任
14・海の豊さを守ろう
15・陸の豊さも守ろう

これらを達成するために、スローファッション講座をどんどん広めていきます^^

みなさんもSDGsを達成するために取り入れられそうな、エシカルやサスティナブルを是非考えてみてくださいね♪


今回も最後までご覧いただきありがとうございました!


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