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🍛開発レポート『カレーを食べた時のリラックス度を計測する』

こんにちは。ゆっくりおいしいねむたいな の左近です。
ここ1ヶ月半ほど在宅勤務ですが、在宅ながらも自社の“ポジティブになれて癒されるカレー”の商品化は順調に進行中です!

前回のnoteでは、使用するスパイスに関して公開しました。
今回のnoteは、「開発中のゆっくりカレーは本当に癒し効果(リラックス効果)があるのか」を検証した際のレポートです。

※検証は2019年11月に行いました


計測ツール

リラックス度を計測するツールを探した結果、瞑想用の脳波計測機にたどり着き、試しに購入しました。

カチューシャのようなデバイスを額につくように装着し、専用のアプリを使って計測します。


計測方法

<計測するカレー>
開発中のゆっくりカレーは最終的にレトルトカレーに加工したいと考えているため、今回は一般的なレトルトカレーとして某コンビニのレトルトカレー(中辛)を選び、開発中のゆっくりカレーと同条件で計測しました。

某コンビニのレトルトカレー(中辛)の特徴
・一般的な家カレーの香り
・舌がピリリとする程度の辛さ
・小さめの肉、じゃがいも、にんじんが具材として入っている
開発中のゆっくりカレー
・カレーの香りに加えてハーブの香りもする
・レトルトカレーの中辛よりも辛さは控えめ
・一口大の鶏肉、じゃがいもが具材として入っている

どちらも温めた状態で同量のごはんに添えて提供。カレーの量は0.5人分程度で用意しました。

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開発中のゆっくりカレーの写真


<計測内容>
また、できるだけ同条件になるように、計測時の行動はこのようなタイムスケジュールを組みました。

0分00秒 - 0分50秒 > 深呼吸をする(繰り返し)
0分50秒 - 1分40秒 > カレーの匂いを嗅ぐ
1分40秒 - 3分20秒 > カレー試食
3分20秒 - 4分10秒 > 深呼吸をする(繰り返し)
4分10秒 - 5分00秒 > 何もしない

上記の5分間を1セットとし、まず某コンビニのレトルトカレーを食べ、次に同じタイムスケジュールで開発中のゆっくりカレーを食べるようにしました。

<計測人数>
・40代男性 2人
・40代女性 1人
・30代男性 1人
・20代女性 1人
の合計5人で計測しました。

瞑想用ということもあり、計測中に咀嚼の振動で自動的に計測が一時停止になるハプニングはありましたが...なんとか無事に全員計測できました。

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計測中の様子

計測結果

専用のアプリをスマホに入れ計測するのですが、アプリ内ではこのような結果が表示れます。

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下の青い小鳥マークがついたタイミングがリラックスした状態を示しています。
そして、上の<Calm>はリラックス状態になった時間の合計です。この青い小鳥の数と、<Calm>の長さを見て、どれだけリラックスできたかを計測します。

まず、某コンビニのレトルトカレーの結果がこちらです。まず、某コンビニのレトルトカレーの結果がこちらです。

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そして、開発中のゆっくりカレーの結果がこちら。

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【計測結果の平均値】

▼某コンビニのレトルトカレー
リラックスしている時間(Calmの数値):65.4秒
青い鳥の数:7.8羽

▼開発中のゆっくりカレー
リラックスしている時間(Calmの数値):144.4秒
青い鳥の数:19羽

リラックス度の変化には慣れ親しんだ匂いや味、好みも関係してくるので、人によって差はあるものの、平均的にみるとリラックスしている時間がコンビニのレトルトカレーよりもゆっくりカレーの方が約2倍増えました

よかった...!無事に良い結果が出てよかった...!
本当にリラックス度に差がでるのかわからない状況だったので、集計するまでドキドキしていました。

ちなみに、一番変化が大きかった被験者の結果はこちらです。

スクリーンショット 2020-04-15 19.28.15

簡易的な方法で計測したため、精度は低いかもしれませんが、仮にでも良い結果が出て本当にホッとしました。
予算次第ですが、今後より性能の良いセンサーで測定してみたいです。

次回

次回のnoteでは、この計測結果を踏まえて参加したイベントでカレーの試食を複数人の方に提供したレポートをまとめたいと思います。
それでは、また次回!

※参加したイベントは2019年11月に行われたものです

↓今までのカレー開発レポートはこちら↓



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