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yPad10年目_part6 カスタマイズ編③

カスタマイズ編おさらい


カスタマイズ編①ではペンと定規について語り↓

カスタマイズ編②では、ちゅうもえの「週末野心手帳」とのコラボyPadについて語り↓

カスタマイズ編③の今回は「貼る」ことにフォーカスします!

切り貼りするという行為について

カスタマイズ編②でも熱く語った通り、カスタマイズの道の真髄は、人が良いというものでも、

『あなたにとってはそうなんですね〜、ありがとうございます!
私に当てはめてみるとどうかな?』

と、相手の主張は一旦受け留めつつも、それをバラして並べ替えて自分がやりやすいように再構築してみて、「おっし!これだ!」と自分で使うもんは自分本位に使いやすいように変えてしまう、ということが大事です。

なので、私がここで主張することは、私にとってこれがいい!と主張しているだけで、なにも無理強いして誰かを巻き込もうなんてつゆにも思ってませんので、「へえー。そういう考えもあるのねえ」くらいな感じで受け流してほしいくらい、本日もマニアックでかなりナナメ上を行ってますので悪しからずご了承ください。

覚えていますか?切り貼りをするために私が使っている「貼ってはがせるテープのりGLOO」のことを。

↓きみどりの○で囲んでいるところにある一見のりに見えないおしゃれな物体。これが私がおすすめするGLOOです↓

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KOKUYO GLOOプロジェクト(nendo・佐藤オオキ)

みなさんは「GLOO」というKOKUYOの、貼るシリーズをご存知ですか?

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私はこの商品ができ上がる前から佐藤オオキ(nend)が関わったプロジェクトとしてでき上がりをかなり楽しみにしていました。

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佐藤オオキ氏が関わって変身していくプロダクトが大好きで、なんなら彼が関わってリリースされたものは、結構ほとんど買い替えてでも購入しているくらい、その才能に興味を持ってファンです。

ビルのデザインやコンセプトメイキングなどでは、銀座の資生堂ストアのプロジェクトもとても興味深い。

KOKUYO GLOOは、

「“貼る”ってこんなに変われる」をコンセプトに、「貼る」という行為を単なる作業ではなく、新しい価値を生む創造的な行為と位置づけ、使うたびに心地よく、そばに置きたくなるプロダクトを目指した、まったく新しいブランドです。コクヨがこれまでに培ってきた接着・粘着技術に、デザイナー佐藤 オオキ氏が率いるデザインオフィス「nendo(ネンド)」によるデザインを加え、ユーザーが「貼る」という行為に感じているストレスや困りごとをひとつずつ丁寧に解決する高い機能性と、ミニマルでスタイリッシュな美しさを追求しました。
商品ラインアップは、「角までぬりやすいスティックのり」「持ち方えらべるテープのり」「色が消える瞬間接着剤」「片手で軽く切りやすいテープカッター」の4アイテム、31品番です。

とある通り、どれも秀逸だけれども、その中でも「持ち方選べるテープのり」の貼ってはがせるタイプのデザインがとても良い!ことにお気づきでしょうか?

アナログ手帳における貼ってはがしてとは

これが、yPadをカスタマイズする時にとても役にたちます。

例えば、週末野心手帳の中のページをyPadに貼ったあとに、そのときは必要だったけど、今になって要らなくなってしまったとき、

間違って違う場所に貼り付けちゃった場合の移動、剥がして順番変えたい、など普通のノリやテープのりでガッチリ固定しちゃったら、一旦決めたことを「変更できない」っていうのは、思った以上のストレスなんですけど、みなさんはこのストレスに気づいていますか?

「ビジネスには予定変更がつきもの」というのは、あのPILOTのフリクションボールが、ビジネスマンに受け入れられるきっかけとなったCMのコピーだったようですが

yPadにペンで書くと消して書き直せないのと困るのと同じくらいに、ノートスペースになにかを貼り付けた時、物理的にキャパシティオーバーしたら剥がして捨てるか違うノートに移動させれば良いだけだなのです。(簡単!)

貼ってはがせるポストイットになるテープのりを使えばストレスなく簡単にできてしまいます。

普通のメモに使えば簡易ポストイット風の貼り付けるメモができ、それは必要なくなれば剥がして捨てることもできます。跡が残らずきれいなところも、yPadを長続きさせる秘訣になっています。

先に佐藤オオキプロジェクトを引き合いに出したことによって、yPadのカスタマイズから横道にそれたように感じるかもしれませんが、じつはこの佐藤オオキの商品開発にかけるまっとうさが、使い勝手の良さとデザインの追求=シンプルでわかりやすい、となり、自分の仕事であるsimple designやプロセスクリエイトのコンセプトそのものでとても共感できるのです。

yPadカスタマイズプロジェクトの共通点

yPadを使うようになって(10年目)頭の中がすっかりyPad化してしまい、「改善したい」と思ったことや、「新しく始めたい」と思ったらなんでもyPad右側のプロジェクトページ(ジョブ・タスクチャート)の方にプロジェクト名やタスク名を記入してスレッドをたてるようになってしまいました。

たくさんのプロジェクトを同時進行しているnendoの佐藤オオキさんのような方は、きっと頭の中がyPadみたいになっているのではなかろうか?

と勝手に仮定して、KOKUYOプロジェクトの始まりからプロセスクリエイト仕方を、自分のyPadカスタマイズプロジェクトと照らし合わせて、共通点を探してみたいと思います。

nendページより抜粋↓ KOKUYOプロジェクト

これまで「ドットライナー」「レッドテック」「カルカット」といった個別ブランドで展開されてきた、のり・接着剤・テープなどの「貼る」機能を持った商品群を統一ブランド化するプロジェクト。
商品開発には3年近い歳月が費やされ、「使われていないキャップはどこに置かれているのか?」「本当に従来の形が手に持ちやすいのか?持ち運びがしやすいのか?」といった、使う人の微細なストレスをひとつひとつ丁寧に抽出、整理し、それらの解決策としての形状が導き出されていった。

(私のyPadプロジェクト的:訳)
yPadを使う私がどんな時に微細なストレスを感じるかをひとつひとつ丁寧に抽出、整理し、その解決策としてカスタマイズをすすめてきた。


本体の仕上げはいずれもマットホワイトにし、ロゴや記載事項はライトグレーで小さく印字する程度にとどめ、デスクに置かれた際のノイズを最少化。また、ワンポイントで使用されている色は、「グレー=スタンダード」「赤=強粘着」「水色=貼ってはがせる」といった機能分類を示すもので、全商品を横断する統一ルールとした。この「機能色」はパッケージデザインにも適用し、従来の過剰に刺激的な表現を避けながら、ピクトグラムや簡潔な説明文を用いたシンプルで丁寧なコミュニケーションを心がけた。そして、何かを貼ることの煩わしさを無くし、むしろ貼る過程を楽しんで欲しいという思いから、「貼っている最中」の様子を表したアクセントをロゴやパッケージの右上のカドにあしらった。

(私のyPadプロジェクト的:訳)
ビジネスに使うものは統一感が大事なので、デザイン色優先とし、無彩色(白・黒・シルバー)でノイズを最小化。
過剰に刺激的な表現で売り込まなくてよいためにはどのようにブランディングして、コミュニケーションしたらいいか?をyPadのプロジェクトページで計画し、一番シンプルな方法でコミュニケーションできないか?をテーマにスケジュールページに反映。
yPadへの書き込みや作り込みの煩わしさをなくして使えるものはありモノを流用するなど合理化し、切る・貼るを行うことでyPadを作り込む過程を楽しんで、手をかけた分愛着がわくノートになるように工夫。


いかがでしょう?

こんなにコンセプトに共感しているんだから、私がyPadで使うのりは、もうGLOOのものしかあり得ないでしょう!(笑)

いつも、「誰がどんな氣持ちでそれを作ったのか?」を想像しながらできる過程(プロセス)に思いを馳せて納得いくものだけ、応援のつもりで寄付や投資のつもりでその商品を購入したいと思ってます。

なぜ自然とそう思えるのかといえば、自分も実際にyPadに書き込むというプロセスを重視して楽しんで工夫して改善しながら、結果を出していくためにプランニングし続けているからです。

結果の出来栄えを見れば、それが一体どのくらい真剣に、どんな考えで、どんなプロセスを踏んでそこに到達したのか?が、自分も毎回そうしていれば想像できると思います。

たまたま結果が出た時に、プロセスをなにも残していなければ、どうして結果が出せたのか振り返ることもできないけれど、地道にyPadに毎日記入していれば、まぐれで良い結果がたまたま出るなんていうことはほとんどなく、成功させるべく計画して努力をして実行しているからこそ、結果が出ていることを毎日実感できるので、yPadや自分なりの手帳は使った方が自分に自信がつくかもしれない。

記録を始めると、見たくないかもしれないけれど、自業自得で結果が出ないこともよくわかるかもしれない。

自分の人生は自分の行ってきたこと(選択と行動)でできている、ってこともシビアに目の当たりにするかもしれない。

切って貼って、またそれを剥がして、ぴったりな場所を見つけて再構築するのは、本来はPCやデジタルデバイスの方がより得意とすることです。

順番関係なく、思いついたことからバンバン記録したり、溜め込んだものを、あとでコピペして順番変えたり、要らないものは推考して消したり、画像を貼り付けてわかりやすくしたり、検索しやすいキーワードを入れてみたり。

私は日常はそんな風に、とにかくなんでもMacBookやiPhoneにどんどんメモを入れていってます。

例えばEvernoteというアプリにとにかくなんでも細切れのメモを1アイデアに対して1ページのルールで、入力してはひたすら残してます。

これをアナログバージョンにしたものが、ポストイットでの管理です。

ポストイットにメモして、それをひとつのところに貼り付けてため、整理するタイミングがきたら、並べ替えて、要らないものは捨てて最後にはエッセンスになるものだけをyPadのしかるべき期日のスケジュールページやプロジェクトページ(ジョブタスクチャート)に移動させて見える化しておく。

本当はデジタルの方が簡単で得意としていることを、敢えて手を使って頭も使ってyPadでやるからこそ、記憶に残って自分のものになるだと思うな〜。

今回はちょっと真面目な内容になっちゃったけど、思考パターンを止めずに、ストレスにはならずスムーズに事を運びたかったら、使う物をその商品のコンセプトと誰が関わったか?どんなプロジェクトだったか?まで深めて調べて買う物を選ぶことで、

もし、逆にお客様が自分の商品を買うんだったら?という目線で、考えれば、果たしてどんなコンセプトで作られたサービスだったら、求めたくなるのかな?というお客様目線の擬似体験もできると思います。

使えるものはなんでも使う!と心得れば、世の中全ては学ぶことばかりで、周りのみんなは勝手に自分の先生です。

なので私が佐藤オオキ氏をベンチマークしているように、いいなと思えるものだけしか買わないと決めると無駄遣いも無くなっていいですよ♪

次回は、この続きでポストイットの使い方編です。

なぜyPadカスタマイズのために「強粘着ポストイット」にこだわっているのか?などを書きたいと思います。

つづく

ヒカル


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