ここ最近『新聞』を読むようにしている

社会人になりたての頃は、まだスマホが完全には定着していなかったこともあり日経新聞を読むようにして教育されたものだ

しかし、定期購読しても若さゆえか忙しさゆえか全く読まずに山積みになってしまうことがほとんどであった

その後スマホが普及して日々のニュースはスマホのアプリで確認していた
恐らく今の若い方はほとんどスマホを利用して『新聞』を読む人は少ないのではないだろうか

最近になって改めて新聞を読むのを再開してみた
読むのは日経新聞のような小難しいタイプではなく、読売新聞などにしている

政治、犯罪、お金、暮らし、地域などなど万遍なく網羅されている
要約されている記事も多く、興味のある内容はしっかりと読み込むが、あらすじだけ把握したい場合は要約欄のみを読めば大体は理解できる

日々の読書で得られるインプットは自分の興味の対象にどうしても偏ってしまう
なるべく幅を持たせるように偏食はしないようにしているが、新聞は万遍なく網羅してくれているので、気づかなかった分野に気づきを与えてくれる

例えば今日の新聞では『思いやり予算』が来年度も約2000億円になりそうだとの記事があった
普段政治に興味がないので聞き逃しているが、国家予算のうち、アメリカ駐留費である米軍施設の光熱費や労働者の給与などを日本が負担するものに約2000億円が含まれているのだ

トランプ前大統領はこの額が安いとして増額を要求していたが来年度も今年度とほぼ変わらない額になりそうとのことである

日本の安全を2000億円で買っていることが安いのか高いのか全く検討もつかないが、改めて考えさせられてしまう

他には、土地の相続登記が義務化になる記事も気になった
日本の土地のうち約20%が所有者が不明だそうだ
これは九州の面積よりも広い面積にあたる
所有者が登記されない原因としては、相続発生時に未処理のままにされるうちに、さらに相続が発生し登記が難しくなるケースが多いのようだ
所有者が分からない土地で、火事や不法投棄、不法占拠があったりした場合、行政が対処しようにも所有者が不明ではい指示のしようがなくそのまま放置されることになってしまうことが問題視されている

また、地域版を読んでみることで身近な人々の活躍を知ることが出来る
毎日、前日の総理大臣のスケジュールが分刻みで公表されているのもご存知だろうか

テレビやスマホアプリとは違った目線での情報が得られる『新聞』にはまだまだその存在価値があるのだと思う
読書の習慣がある人は、様々なインプットをさらに新聞を読むことで横の繋がりを生むイメージだ

新聞をとらない人が増えている今こそ敢えて新聞を情報源にしてみるのは他者との差別化に繋がるかもしれない