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500メートルも走れなかった35歳、走る~本編~

序章はこちら。

走れない&好きでもないのに、走り始めた理由は2つある。
ひとつは、久々に体重計に乗ったら3kg増えていたから。
それから、汗をかきたかったから。

話はだいぶ飛ぶのだけど、まず聞いてほしい。
最近の夏は暑すぎる。暑いというより、熱い。すべてが。

毎日週間天気予報を開いては、38度、39度という体温を越えた予想最高気温を見て、震えていた。
熱中症警戒アラートが出た日には、もう外には出られないと思った。

一度、こどもたちを連れて水遊びのできる公園に行った時のこと。
動悸と息苦しさとめまいで、ベンチでしばらく休むことになった。多分これはパニック障害の症状でもあるんだけど(体が暑さを感じることに伴う反応はパニック発作の時の挙動に似てる)、純粋に熱中症の前触れでもあったのだと思う。

とはいえ、このくらいの気温でも外で活動している人はいる。私より8つ年上のママ友は、「寒いよりはマシかな!」といいながら、猛暑をものともせず野外アクティビティを楽しんでいた。
違いは何だろうと考えてみると、私は汗をあまりかけないことに気づいた。

汗は対応調節の役目を果たすので、汗をかけないと体に熱がこもるらしい。
そして、かかなければどんどんかけなくなってくるという代物らしい。
これは困る。一年の季節が夏と冬の二極化している今日において、一年の半分を引きこもらなければならないなんてつらすぎる。

汗をかこう。

これが一番のきっかけとなり、私はすすっとランニングを始めた。

それから、長期スパンで見ると子供達の送迎負担が減ったことに加え、年末年始よく食べたこと、在宅ワークのランチが炭水化物系に偏っていたことにより、体重が増えたのも後押しした。軽く流してるけどびっくり。妊婦並みに増えるのだ、ミドサーの体重は(そして減らない)。

さて、スニーカーは10年前(それ以上かも…)に購入したアシックスのランニング用をひっぱりだしてきたものの、さすがにその時に買ったピッチピチのレギンス一枚じゃ恥ずかしい。せっかくなら形から入ろう!と決めて、近くのlululemonで試着を重ね購入したのがこれ。

https://www.lululemon.co.jp/ja-jp/p/surge-%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%AC%E3%83%BC-%E4%B8%88%E7%9F%AD%E3%82%81/prod9610199.html?dwvar_prod9610199_color=26839

レディスにも似たような商品があるんだけど、履いた感じのシルエットと、こちらは腰のところにポケットがあるのが気に入った。これが非常に履き心地がよくて、すっかり私服の一軍化していることと、これ履いてるなら走っちゃおうかな~的な、鶏が先か卵が先か的な事象が良い感じで発生している。

それで、初めは500メートルで「もう無理」と思っていた私が。
三日に一回~二回のペースで1か月続けて、この度3キロメートル走れるようになりました…!!しかも、そんなに無理なく。

いや、ペースは遅いです。1キロメートル9分台後半。へへ。
でも、もう退化していくのみと思っていた自分の身体が、こんな風に変化するなんてかなり嬉しい誤算。

もちろん体力がついたというのもあると思うけど、大きな勝因は走るペースをつかめたことだと思う。無理ないスピードで長距離を目指すのが良い、と、ネットで検索したマラソンのプロみたいな人が言っていた。

この調子で、ひとまずの目標は5キロメートル走れるようになりたい。
そう、暑くなる前に。



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