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聴いたことあるある~ってなる洋楽曲


 昔の洋楽のヒット曲って、CMやドラマの挿入歌をはじめ、バラエティのBGMなど、いろんな場面で使われることもあって、タイトルや歌ってるグループなんかは知らないけど、曲は知ってるってことがあるんですよね。

 たとえば、以前、サンタナの記事で紹介した「哀愁のヨーロッパ」なんて、バンド名や曲名を聞いてピンと来なくても、ひとたびイントロが流れれば、あ~聴いたことあるある~って、なると思うんです。

「哀愁のヨーロッパ」1976

 サンタナ「Euopa」

 私と同じ50代の方々なんかは、最初の5秒で、あ~ってなりますよね。

 今回は、私個人的に、聴けば、あ~ってなる洋楽曲を集めてみました。(当時の邦題で紹介してるのですが、サブスク用に英題等も併記しています。)


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◎ 冒頭の引力が強い曲

 まずは、イントロや歌の出足の引力が強い曲を集めてみました。
 どうでしょう、皆さんは曲名やバンド名を見て、イントロ部分が思い浮かびましたか?


「シュガー・ベイビー・ラヴ」1974

 ルベッツ

 アー、のリレーによるこの始まり方! 
    なかなか印象的な出だしですよね~
 歌ってたのは70年代に活躍したイギリスのバンド、ルベッツ(The Rubettes)です。


「ザッツ・ザ・ウェイ」1975

 KC&ザ・サンシャイン・バンド

 実は、こういうディスコティックな曲は大好物なんですよね。
 歌ってたのはディスコブームに乗って70年代後半に活躍したKC&ザ・サンシャイン・バンドで、他にも「ブギーマン」なんかが有名です。


「愛がすべて」1975

 スタイリスティックス 「Can't Give You Anything (But My Love)」

 歌っていたのは60年代に結成され70年代に活躍したスウィート・ソウルグループ、スタイリスティックスです。
 このグループでいえば、山下達郎さんがカバーしてた「誓い」も名曲です!


「ハッスル」1975

 ヴァン・マッコイ&ザ・ソウル・シティ・シンフォニー 「The Hustle」

 やっぱディスコっぽいのが続いちゃいますね。
 出だしが長いんですが、聴いてるうちに知ってるフレーズが流れてくると思います。
 「ハッスル」ってタイトルなんですが、ダンスの様子は自分がイメージしてたより全然大人しいです。


「マイ・シャローナ」1979

 ザ・ナック「My Sharona」

 出だしを聴けば、お、「マイ・シャローナ」だ。と、タイトルは思い出せるものの、歌ってたバンド名は思い出せなかったりします。
 この曲は、洋楽の一発屋としてよく名前が挙がるザ・ナックというバンドの曲です。
 …私自身、姿を見るのは初めてかもです!


「ファンキータウン」1980

 リップス・インク

 曲は知ってるけど、こんな人たちが歌ってたの!?って感じですね。
 リップス・インクって名前は ”口パク” って意味らしいんですが、たしかに企画モノの香りが強いです。


「堕ちた天使」1981

 J・ガイルズ・バンド「Centerfold」

 この曲はインパクトがありました~
 このビデオクリップの途中、薄着の女性がいっぱい出てくるので、その部分も含めてインパクトがありました…w ( 洋楽なのに昭和の香りが…)
 でも、このバンド、この曲の後は、姿を見せなくなっちゃうんですよね。


「君の瞳に恋してる」1982

 ボーイズ・タウン・ギャング「Can't take my eyes off you」

 最後は(私の中ではオリビア・ニュートン=ジョンの曲だと錯覚してた)「君の瞳に恋してる」なんですが、歌ってるのはボーイズ・タウン・ギャングって方たちなんです。
 最近、マックのCMにも使われてたりしたんですが、このボーイズ・タウン・ギャングって、ネタ系の人たちなんですかね?
 記憶があやふやなのですが、今回、あまりにクセの強い映像に笑ってしまいました。(多分、この人たちはご本人さんで大丈夫だと…)



◎ そうか、これが原曲だったのかと思う曲

 さて、ボーイズ・タウン・ギャングのせいで、ちょっと ”お笑い系” の流れになってしまったので、次は懐かしいコントとかで使われた曲の原曲を紹介していきます。
 ….ちなみに、何のコントで使われていたか思い浮かびます?


「ドント・ノック・マイ・ラブ」1971

 ウィルソン・ピケット

 多分、世代によっては分からないかもしれませんね。
 イントロを聴いて、♫ なま麦、なま米、なまたまご~♩ って、自然に思い浮かんだ人は正解です。
 これはドリフターズの『8時だよ 全員集合!』の  ”早口言葉のコーナー” で使われていた曲です。


「ドゥ・ミー」1979

 テディ・ペンダーグラス

 イントロを聴いたら身体が上下しませんでした?
 この曲もまた、『全員集合!』の ”ヒゲダンス” のコーナーで使われていた曲です。


「ガラスの部屋」1969

 ペピーノ・ガリアルディ「Che vuole questa musica stasera」

 この曲は、”ヒロシです..ヒロシです…” でお馴染み、タレントのヒロシさんのネタのバックで流れてる曲で、同名のイタリア映画の主題歌です。(いい曲ですよね~、実は…)

 他にも、なかやまきんに君が使うボン・ジョヴィの「イッツ・マイ・ライフ」や、ブルゾンちえみさんが使うオースティン・マホーンの「ダーティワーク」なんかも同じ系列なんですが、年代がずれるので挙げていません。



◎ しっとりとした昭和歌謡を感じる曲

 お笑い系で終わりたくないので、最後は、しっとりした曲を紹介したいと思います。
 後に昭和歌謡と呼ばれる当時の日本の歌謡曲自体、洋楽曲のテイストを取り入れながら作られた曲も多かったんですよね。
 そんな昭和歌謡で育ってきた自分としては、逆に、洋楽なんだけど昭和歌謡を感じる曲があるんです。


「愛はかげろうのように」1977

 シャーリーン「I've Never Been to Me」

 サビになったら思わず  ♪ 女なら何よりも愛を選ぶわ~ ♫ って歌詞が思い浮かんだ人も多いんじゃないすかね。
 椎名恵さんによるカバー「LOVE IS ALL 〜愛を聴かせて〜」も知られてる曲ですよね。
 何となく、カーペンターズの曲だと錯覚していた自分なんですが、シャーリーンというR&B歌手さんの代表曲です。


「ヒム」1980

 ルパート・ホルムズ

 昭和歌謡というよりもシティポップ寄りですが、この曲も大好きだったんですよね~
 歌ってるのは、この曲や「エスケイプ」のヒットで知られるルパート・ホルムズで、AORシーンで語られるシンガーの一人です。


「ハート悲しく」1981

 マーティ・バリン「Hearts」

 マーティン・バリンは、ジェファーソン・エアプレインの創設メンバーなんですが、元々ポップス志向の方なんです。
 この「ハート悲しく」はメロウな感じがたまらなく好きなんですが、今回、ビデオクリップでのエロ展開を見て、あらためて昭和の匂いを感じた次第でございます。はい。


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 多分、同世代の方々には懐かし過ぎるぐらいのラインナップになったのではと思ってます!

 一応、紹介した曲でプレイリストも組んでみました。


 昔の記憶は曖昧なんですが、活動期間が長くなかったり、一発屋的な方が多い感じなんでしょうね。
 中には、私のように歌ってる人を誤認してた人もいるかもしれないので(←いないだろ!)、記憶を補完させるものと思ってください。


 この記事の作成にあたって、いろいろ調べてる中で、昔、好きだったのに、タイトルや歌ってる人を忘れてた曲を、40年ぶりに見つけることができました。
    嬉しさのあまり最後の最後に紹介します。

「魔法」1970

 ルー・クリスティ「She Sold Me Magic」