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小学校低学年に多い悩み5つと、6つの解決策|ストレス解消と不安の低減が大事

保育園・幼稚園から小学校に入学すると、子どもはさまざまな問題を抱える場合があります。実際、悩んでいる保護者は、とても多いのです。
この記事では、小学校低学年に多い悩みと、その解決策を解説します。

小学校低学年の保護者で、育児に悩みを持っている方は、ぜひご一読ください。


1. 小学校低学年にある悩み

小学校低学年の保護者は、下記のような悩みを持つことが多いです。

1.宿題をやらない
2.朝起きられない
3.忘れ物が多い
4.友達との関係性
5.不登校


1-1.宿題をやらない

小学校に入学すると宿題が始まります。
小学校や学童保育から帰宅後、宿題をしなければならないのにだらだらしたりゲームをしたりする我が子を見て「なんですぐやらないの」と怒ってしまうこともありますよね。

小学生になると人間関係や能力差など、さまざまな問題が現れることで、ストレスも増えます。
ストレスが増えることで、宿題をする気力が残っていない場合もあるでしょう。

子どもなので、自分のストレスを感じとって対策をとることは困難です。

1-2.朝起きられない

小学生になって寝付くのが遅くなり、朝起きられなくなる子もいます。
先ほど解説したとおり、ストレスが溜まってゲームや遊ぶ時間が必要になったり、宿題を後回しにして終わるのが遅くなったりなどが原因です。

また、ゲームの楽しさを覚えて自制できない子もいます。

1-3.忘れ物が多い

小学生になると、自分で教科書やハンカチ・ティッシュなどを用意する必要があります。
なぜちょっとなのに自分でできないのか、怒ったり悩んだりしてしまう場合もありますよね。

1-4.友達との関係性

小学生になると、友達との関係性も複雑になります。保育園や幼稚園では、みんな仲良くできていたのが、小学生になると人の好き嫌いもはっきり自覚するようになってきます。

特に帰り道など、大人の目が届かない状況が増えるためいじめられる、いじめるなどの問題も増えてしまうのです。
我が子がいじめられることで悩むだけでなく、人をいじめてしまう子の親も悩みます。

1-5.不登校

低学年から不登校になる子が増えています。環境の変化や、勉強や体育などでついていけない、人間関係、家庭での問題など、原因はさまざまです。

そして、不登校になっている原因のストレスを、子どもは上手く自覚できません。
なんとなく心がもやもや、ざわざわするなど、感覚的に行きたくないのです。それを具体的に「〇〇が嫌で行きたくない」と言葉で表現できる子は多くありません。

そのため、保護者も何が原因なのか、具体的に把握できないのです。

2. 小学校低学年にありがちな悩みの解決策

続いて、先ほど紹介した小学校低学年にありがちな悩みの解決策を紹介します。
これから紹介する方法で、すべて解決されるわけではありませんが、できそうなことから始めましょう。

1.宿題をできるだけ一緒にやる
2.持ち物を一緒にチェックする
3.睡眠時間・自由時間を確保する
4.普段から甘えさせてあげる
5.親子のコミュニケーションも丁寧に
6.子どもの悩みは、親子で一緒に考える


2-1.宿題をできるだけ一緒にやる

子どもの自制心で、自発的に宿題を行うのは難しいものです。特に小学校や学童保育でストレスを感じている場合は、どうしても休んだり遊んだりしたくなります。
そこで、宿題をやらないことを怒ったり責めたりすると、ますますストレスが溜まってしまいます。

「何時から何時まで宿題をやる」と子どもと話し合ってルールを決めましょう。

そして決まった時間になったら、ぜひ一緒に宿題をやってください。わからないことでも簡単に答えを教えずに、ヒントを出しながら行いましょう。
子どもも親に見られている状況なら、やる気になりやすいです。

また、一緒に宿題をして早めに宿題を終わらせることで、自由時間を増やせます。
ストレスを溜めないためにも、宿題を協力して早く終わらせ、自由時間を増やすことを意識してください。

2-2.持ち物を一緒にチェックする

小学校低学年の子どもが、最初から自分ですべて準備するのは困難です。
持ち物リストを作ってあげて、一緒に確認しながら説明してあげましょう。そもそも、どうやって確認すればいいかわかっていないことも多いのです。

大人にとっては当たり前のことでも、丁寧に説明してあげてください。
確認する方法を覚えれば、自分でできるようになっていきます。

2-3.睡眠時間・自由時間を確保する

子どもの睡眠時間、自由時間を必ず確保しましょう。
ストレスを発散させてあげるには、この2つの時間が必要です。

睡眠時間は9〜11時間を確保しましょう。十分な睡眠はストレス発散に必須です。
睡眠が不十分だと、やる気も自制心も低下します。睡眠不足により、ますます学校の授業についていけずストレスを溜める、といったことになりかねません。

また、子どもが自由にできる時間も必要です。
子どもが自由に好きなことをして、ストレス発散できる時間を作りましょう。

しかし、寝る前にテレビを見たりゲームをしたりすると、脳が興奮して寝つきが悪くなります。
寝る前は、絵本を読んであげる、画面を見ない遊びをする、など工夫しましょう。


2-4.普段から甘えさせてあげる

子どもがスキンシップをとってくる場合、甘えさせてあげましょう。
子どもによりますが、小学校低学年はまだまだ親とのスキンシップが必要です。
ここで、もう小学生になったのだからと拒否すると、ストレスを溜めてしまいます。

特にストレスを溜めているときにスキンシップが増えるため、甘えさせることで発散させてあげてください。

2-5.親子のコミュニケーションも丁寧に

子どもの言葉遣いは、親とのコミュニケーションに大きく影響を受けます。親子の会話で言葉遣いが雑だと、そのまま他の子にも強い言葉遣いで傷つけてしまう場合があります。

他の子を傷つけることで、自分自身に厳しい言葉が返ってきやすくなったり、嫌われたりなど、ストレスを溜めやすくなるでしょう。
親子の会話の言葉遣いを丁寧にすることで、子どもの言葉遣いも丁寧になり、学校の人間関係も円滑になります。

また、丁寧に接することで我が子がいじめられたときも、子どもが打ち明けやすい関係性を築けます。
子どもの異変に気づきやすい関係性を築くことも重要です。

そして、できたこと、がんばったことは些細なことでも認めてあげて、自信をつけてあげましょう。
「できたね」「がんばったね」など、シンプルな声がけで大丈夫です。

2-6.子どもの悩みは、親子で一緒に考える

子どもが悩みを打ち明けたとき、ついつい口を挟んでしまいがちです。
子どもの考えですから大人からすると未熟なため、あれこれ教えてあげたくなります。
しかし、まずは子どもの話を止めずに、しっかり最後まで聞きましょう。

口を挟んでいると、子どもが話をしたくなくなり、悩みを打ち明けてくれなくなります。
どんな内容でも、否定せずに最後まで聞きましょう。

そして、大人の答えを押し付けずに、子どもに質問をしながら一緒にどうすればいいか考えましょう。
子どもが納得できる答えが見つかれば、不安は小さくなります。

また、子どもが「学校に行きたくない」といったとき、怒ったり無理に連れて行ったりしないでください。
これまで紹介してきた方法で、まずはストレスを解消して不安を小さくすることが重要です。

数日休んでストレスを発散できれば、また学校へ通う気になる場合もあります。ストレスを解消すること、不安を小さくすることが何より重要です。


3. スマホとの付き合い方

早い子では、小学校低学年からスマホを使い始めます。
しかし、小学校低学年では、正しく使いこなせません。小学生に不適切なサイトや動画などのコンテンツを長時間見てしまう可能性があります。不適切なコンテンツは子どもの成長に悪影響です。

不適切なコンテンツの視聴を防ぐには、スマホフィルタリングアプリを導入しましょう。スマホフィルタリングアプリのスマモリは、下記の機能で子どもを守ります。

•使用時間の制限
•サイトアクセスとアプリの制限
•使用状況レポート
•位置情報確認
•歩きスマホブロック
•タイマー機能(動画視聴制限)

子どもの成長を守るため、小学生にスマホを持たせる場合はスマモリの導入を検討してみてください。


4. 子どもに優しく、丁寧に接してストレスを解消してあげよう

小学校低学年の保護者は、下記のような悩みを抱くことがあります。

1.宿題をやらない
2.朝起きられない
3.忘れ物が多い
4.友達との関係性
5.不登校

これらの悩みを解決するには、日頃から子どもに優しく丁寧に接して、甘えさせてあげることが大事です。親が気づかないうちに子どもはストレスを溜めているもの。子どものストレスを解消して、不安を小さくすることで、徐々にこれらの問題は改善されていくでしょう。


〈参考〉
【小学生の不登校】低学年ならではの原因「不安」と向き合う方法とは ー スダチhttps://sudachi.support/blog/futoukou/elementaryschool/how_to_attendance_rewrite/

時間の問題と睡眠障害の鑑別点とは ー 阪野クリニックhttps://banno-clinic.biz/sleep-disorders-sleeptime/