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定山渓の奥でカレーを食らう(北海道旅編6)

温泉地に来てカレーを食べました(以上粗筋)

札幌冬割と補助価格の鉄道きっぷ販売があったので、はるばる飛行機で北海道へ。基本的にフリーきっぷを活用して遊ぶ計画を立てていたのですが、到着の翌日はフリーきっぷはまだ使う予定ではありませんでした。JRを使わない観光地……ということで定山渓温泉行くことにしました。温泉好きなので。
定山渓温泉っていうのは札幌の市街地の南側、マップを見ると森が見える山間に位置する温泉地ですね。札幌市街地からはかなり離れてますが、ここも札幌市らしい。割と有名な方です。

さてさて今回札幌の宿泊には札幌市の宿泊キャンペーンを利用しました。札幌冬割は札幌市内に泊まると観光クーポンが1日あたり2000円ぶんも付いてくる太っ腹なキャンペーン。このクーポン利用対象にじょうてつバスの日帰り温泉パック券があったので早速これに使ってしまうことにしました。2200円、オーバーした200円は実費です。「そもそも定山渓温泉に泊まれば良かっただろ」って……?言うな

これが私を温泉という名の天国に連れて行ってくれるバスのようです。高速バス型で運行する事前予約制の「かっぱライナー」号も予約するか空きがあれば飛び乗れたのですが、時間の都合もあり一般路線バス。並んでましたが無事着席。結構な人数を乗せたバスは定山渓温泉街へ向けて一路札幌市内を南へ。バスが好調に飛ばしていくときの揺れは旅情があってこれはなかnak

ガタガタ……ガタン、ガタンッ!!!!! ガタン ガタン ガタゴト

…………あの、さっきから振動がヤバいんですけど。

大雪の降った札幌市内は雪の塊のせいで凸凹しており、その道をそこそこに飛ばすから揺れる揺れる。アトラクションか何か?

路線バスとしての意味もあるので、途中で客を下ろして半分くらいの乗客で定山渓温泉に行くのかなと予想してましたが、途中停留所でおじさんがひとり、おばさんがひとり……あの?札幌駅前発車時より客乗ってません?

満員なさがらのバスで山の奥へ一路、2度脇道に逸れた先のバス停を通過した後に温泉街らしい道へ。どうやらここの付近が定山渓温泉街らしく多くの客が下車。ちなみにこのバス、温泉街に寄るために「す」の文字の二画目のようにぐるんと寄り道する路線となっています。

で、温泉街を抜けた先のバス停で下車。バスは先ほど通った道へ復帰し、終点を目指します。

このバス停近くの足湯です。後でちゃんとした温泉には入りますが、とりあえず足湯。

冷めないようにという配慮なのか、温度は高め。辺り一帯は寒いから、温か~い湯がぽかぽか、ぽかぽかと足を温め……

いや熱いわ!!!!!Σ(゚Д゚)

この湯何℃???????冬に複数人で入っても温まれるようにって配慮なのかもしれませんがちょっと私一人だと熱すぎます。ずっと浸かってた足が真っ赤になるレベルで、足を浸けたり上げたりというのの繰り返しでした。そこまでしなきゃ浸かれない激熱足湯には初めて出会ったんですけど

温泉はそこそこに町の探索に出ます。雪凄くて草

神社。せっかくだから参拝してくか~~~って思ったんですが、フカフカの新雪がこんもりと積もっており今の私の雪非対応装備で突撃したら痛い目を見るので断念します。踏み固められてる道しか歩けん

温泉街に到着。バスがぐるっと一週するルートは早足30分もあれば歩ける距離感です。うちの一角が温泉街なので、実際の温泉街はあまり広くはないです。

雪景色すこなんだ

いいねいいね

小さな公園みたいなのが一角にあり、ところどころに温泉が出てます。温泉卵が作れる温度の温泉の池もあり「うわ~作りてぇ~」ってなったけど時間の関係もあり断念。コンビニで生卵と包むための布だの紐だのを買えば作れるんでしょうか?

温泉街

ふたたびバスに乗り、定山渓温泉の一角の「豊平峡温泉」へ。先に乗ったバスはそこまで行かず途中の車庫止まりのバスでして……

僅か数分、坂を上がった先の豊平峡温泉にて終点。バス停の目と鼻の先に温泉施設があります。

さて、豊平峡温泉に着いたところで時刻はお昼をまわりましたのでお昼……飲食店があるかわからなかった(というかあってもやってない可能性がなきにしもあらずだった)のでお昼に駅弁を持ってきたのですが……

「うち持ち込みして食べるのはダメなんですよねぇ」

ガーーーΣ( ̄ロ ̄lll)ーーーン!!!

ということで残念ながら持ってきたお弁当は食べられない……とのことで。ですが運良く奥の食堂は営業していたので、食事難民は避けられそうです。

ここの食堂はカレーを扱ってるみたいなので、チキンカレー900円をいただくことにします。温泉の受付と同じレジで会計する先払いのシステム。

まあカレーはカレーでもカレーライスじゃなくてインドカレーなんですけどね!!!

この豊平峡温泉の食堂は 何 故 か インドカレーを扱ってます。というかインドカレー屋が温泉食堂の代わりをやっているというんでしょうか、メニューはほとんどインドカレーです(

座席とお座敷があって座席はほんとにただの食堂、お座敷の方はこんな雰囲気でなんというかこんな雰囲気でインドカレーしか扱ってないというのかミスマッチというかギャップというか。

そしてこんなギャップを感じる食堂ですがGoogleの評価を見るとそれはもう高い高い。というか温泉じゃなくてインドカレーを目当てに来る客までいる始末(!)。温泉&日本の食堂+インドカレーの組み合わせは唯一無二だと思いまする。

ということで改めまして「チキンカレー」900円、ナン付き。カレーは具材などが異なった複数の種類あり辛さも選べます。ナンは単品で足すことも可能ですが、スプーンの大きさと比較すれば分かるようにかなりの大きさです。ナンが付いてないと勘違いしてナンを単品で頼みドでかいナン2枚を前に途方に暮れる人がいるとかいないとか。

豊平峡温泉 ONSEN食堂
チキンカレー(中辛)税込900円ナン付き

カレーは甘さと辛さがうまくマッチした味わい深い味で美味、ごろごろ入ったチキンが食べ応え結構あり。もっちりナンとカレーがよく合ってる味で、焦げ目のところは香ばしくこれまた美味。辛さを調整出来るので辛いの苦手な人も安心?

(当時のツイートより)

日本人向けにアレンジされてるのかは知りませんが、「これを白米にかけても美味しいだろうな~~~」というのは思いました。ボリュームはあり、ナン1枚でお腹いっぱいになります。小食の人なら1枚食べきるのも難しいかも……
中辛を頼みましたが私には若干辛かったので、辛いの苦手な人は甘口を頼むことをおすすめします。

定番の温泉とはいえその温泉街の外れにある温泉施設のなかにあるジャパニーズ大衆食堂の雰囲気なインドカレー屋、唯一無二で面白いのでオススメです(笑)

※日本で独自の進化を遂げた「カレーライス」と区別する目的で発祥インド原型に近いカレーのことを便宜上「インドカレー」と表現しています。

こんな温泉地の奥まで来た理由ですが、どうせなら奥まで行ってみたいという乗り物オタク旅行オタク的な思考と、後は「100%泉源掛け流し」というのに惹かれたからというのがあります。ということで温泉じゃい

「脱衣所より先撮影禁止、カメラスマホ等も持ち込み禁止」ということで脱衣所に続く通路の前にあるロッカーに預けることになります。ロッカーを2ヵ所利用することになるのでまあ手間ではありますが100円返却式のコインロッカーそれも大型のものがしっかり用意されていてセキュリティはばっちりです。(家族と来た人は電子機器用のロッカーはグループ共同で使うとよさそうですね)

温泉は掛け流しでぬるめ、なのでゆーっくり長く入っていられます。湧出口は比較的熱めですが、1分でのぼせてきそうな熱い湯を求める人は別のところがいいかもしれませんね。ゆっくり入りたい人にはここはオススメ。ちゃんと露天風呂もあるので雪見風呂も出来ます。露天風呂に入るまでの床には湯(たぶん温泉)が流されていて足が冷えないように配慮されていました。

カレーと温泉をゆっくり堪能するうちに高速バス型の「かっぱライナー」号最終便は行ってしまったので路線バスで帰ります。
そこそこ早く出たのですが、帰りはすすきの近辺の渋滞に巻き込まれたので2時間かかりました。というかやっぱり札幌市内の路面状況が悪すぎて草生える


おまけ

定山渓温泉街のあったまさかの機械式立体駐車場
平地の少ない場所だから合理的なんでしょうけどそれにしても異様すぎる

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