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医学部受験生に必要なこと①

今回から「医学部受験生に必要なこと」というシリーズを始めます。医学部受験生と向き合って感じたことを書いていきます。

近年、医学部志望する受験生はかなり増えています。模試の偏差値が50前後なのに、「志望は国公立大学医学部です」とか平気で口にする高校生もいます。荒唐無稽なことを言っているというより、成績はともかく、自分の将来を思い描くと、医者になることしかいいことがないような気がする感じがあるのだろうと思います。

それは、見通しが明るくない今の世相を反映しているのでしょう。

昨今の医学部ブームは、医学部が射程圏に入っている受験生にとって、せっかくここまで成績がでるまで勉強したのだから、リスクの少ない人生の選択をしたいという心理的なプレッシャーもあるのかもしれません。

大人が若者がチャレンジしたいと思える社会をつくる責任を実感します。

そんな背景のある医学部受験ですが、志望表明から現実にぶつかり、数字的なふるいにかけられ、一定数が本気で医学部受験をする層が形成されます。

保護者の経済的な支援がある場合は、多浪もいとわないという受験生が登場し、その受け皿が医学予備校という構図で少ない定員を4倍以上の倍率で争うステージが形成されています。

ある程度のハイレベル層が少ない定員枠を争う医学部受験は、極少数の合格者と大多数の不合格者で受験層が分布します。私の経験でも、合格者は少なく、不合格が多数というのは現実とマッチしていると思っています。

ただ、少ないながらも医学部合格が勝ち取れる受験生には共通事項があるように思いますし、こういう考えの受験生は成績が良くても厳しいというのもあります。

これからそんなことを書いていければと思います。

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